nekocame

Bessa‐L (Japan 1999), Bessa‐T  (Japan 2001) 

 

カメラとは何で価値が決まるのだろうか。こういうカメラを手にすると、考えさせられてしまう。
失礼だが、カメラメーカーとしてはもちろん、レンズメーカーとしてもあまり注目されなかったコシナという会社が、1999年にドイツの名門フォクトレンダーの死んだ商標を買い取り、右の画像のBessa Lを発表すると同時にフォクトレンダーのレンズをライカマウントで復刻した。ライカ、ライカと息巻く輩の中には、鼻で笑って相手にしないものもいた。「え?フォクトレンダー?やけに安いね。なんだ、コシナか。」である。
しかし考えてみると、こんなに趣味のよいカメラを、こんなに廉価に提供してくれるメーカーがあるだろうか。ライカの良さとは何か。ライカのレンズが使えることが第一、そして機械の素晴らしさ、実用と離れれば「憧れ」とブランドの見栄ではないか。ライカファンには異論があるだろうし、ライカに拘る理由はもっと深いだろう。実はその気持ちはわかる。だがM型の新製品の数分の1の価格で入手できるこれらのカメラが、少なくとも第一の条件を備えていて、撮影結果はライカと同じなのだ。しかもそう安っぽいわけではなく、デザインも使用感も手触りも素晴らしい。
カメラとは何か...

このシリーズ三兄弟の長男であるLは、広角専用のノーファインダー機というコンセプトもあって距離計はなく、外付のファインダーをはずすと右のようなシンプルな外観となる。軽くて気軽で散歩カメラによい。
次男坊のRはちょっと高価なのと、見た目が好みでないので所有していないが、これは完璧なレンジファインダーカメラである。
左は三男坊、Tである。Tは、ボディのファインダーでピントを合わせ、外付ファインダーで構図を決める。この手順は昔のカメラにはよくあったが、焦点距離に合わせてファインダーを 着け換えることができるので、意外に便利なのである。135mmより少し望遠の感じがするレンジファインダーは、とてもピント合わせがしやすい。ライカMマウントなので、アダプターを介せばLマウントのレンズも使うことができる。

いろいろと話題にのぼったカメラではあるが、私の結論は「いいカメラ」である。とりあえずライカマウントのカメラを試したいというなら、お薦めする。
コシナというメーカーのコンセプトは、私は大好きであるし、技術も素晴らしい。

 

 
TTL測光の結果を3つのLEDが正確に示してくれる。
ファインダーには視度補正がついている。(Tのみ)
Lで不評だった巻上レバー押し込みによる
レリーズロックはTでは解消されている。

 

 

LはライカLマウント、TはMマウント。

背面のグリップにも個性がある。

 

 
ズミクロンもよく似合う。 現代的なデザインのカラースコパー

 

 

 

きっちりとした写りを見せてくれたカラースコパー28mm

作例

 

 

Cosina
24x36mm on 35mm film
ex. Color-Skopar f3.5 28mm
B, 1−1/2000

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