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Argus C3  (U.S.A. 1939) 

 

徹底した武骨さが美しさとなっている。厚みがあって角張っていて重くて、正にアメリカ人が煉瓦と呼んでいた形容にぴったりと当てはまる。日本では弁当箱と呼ばれていた。
しかし当時、このカメラの人気はすごかった。アメリカ家庭に広く普及し、マイナーチェンジをしながらも、この基本的フォルムを守るC3は1939年から1966年の長きにわたって生産された。
画像のものは、アクセサリーシューのないタイプだが、比較的新しいものだと思われる。不思議なのはシリアルナンバーが1938年から2年間製造された初期C型の最後期番号であることだが、シャッタースピードや絞り値、レンズコーティングなどから推して、C3のはずなのである。(???)
レンズと距離計を連動させるのは中間の大きなギヤ、という大胆なギミック。レンズ交換ができ るものがあり、レンズは135mmまであるとのこと。
見にくいが、ボディ向かって左の黒いレバーがシャッターチャージ。通常は外側を向いていて下に押し下げるのだが、本機は内側に向いていて上に押し上げる。おそらく一度分解されてネジの調整でこのようになったのだろうが、外側に向いているとレリーズ時に手に当たり、手ブレがしやすいので、かえってこの方が使いやすい。フィルムの巻上げは、カウンター横のボタンをスライドさせた後、つまみを回す。更にレンジファインダーでピント合わせをした後、フレーミングファインダーで構図を決める。もちろん、シャッタースピードと絞りも決めなくてはならない。シャッターを押すまでに、様々な手続きが要るのである。これぞカメラの基本。

 

たくさんのビスでとめられた蝶番式裏蓋

煉瓦にレンズがついたような..

 

上下像合致式のレンジファインダーの上の像は、距離目盛の中心の窓から採り入れられる。

シャッタースピードダイヤル   

右の穴でピントを合わせ、左の穴で構図を決める。

 

直径2cmちょっとの可愛いオレンジフィルターをはずすと
レンズが現れた。

 

 

Argus
24x36mm on 35mm film
Cintar f3.5 50mm
B, 1/10−1/300

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