AGFA OPTIMA SENSOR (Germany 1981)
AGFAと言えば、写真の世界では印画紙やフィルムなどの感光材メーカーとして名を馳せているが、カメラも手がけている。その中でもとりわけ注目すべきものが、このOPTIMA SENSORシリーズである。その個性、機動性、シンプルさを秀逸なデザインにまとめたAGFAのコンセプトの産物は、世のカメラ好きを魅了した。また見かけだけではなく、Solitarというレンズの優秀さは、それまで古いレンジファインダーに固執していた一部のライカファンたちまでを寝返らせたという。
AGFA
OPTIMAシリーズは、1959年に登場した初代から一種独特のデザインで数機種が続いたが、SENSORの特徴的なオレンジ色の大きなレリーズボタンは、1968年のOPTIMA
200 SENSOR
から始まった。これを踏襲しながら、古い金属カメラの趣きを一新した今回紹介するシリーズが世に出たのはその9年後の1977年、画像のものと同じデザインの
OPTIMA 535 SENSOR 発売の時である。
535に始まる黒いOPTIMA
SENSORシリーズは、よく似たデザインで数機種のバリエーションがある。1981年に発売となった画像のOPTIMAは、ご先祖535のバージョンアップ版であるが、シリーズ中、番号を付していない唯一の機種である。このデザインの最終型となったこの機種の名前を単にOPTIMA
SENSORとしたところにAGFAの何らかの思惑があったのだろうか。 |
 |
535との違いは、シャッタースピードの最高速が1/500から1/1000になったこと、生産をドイツからポルトガルに移したことくらいか。デザインはボディ左上のロゴが「OPTIMA 535」と「AGFA
OPTIMA」の違いがあるだけで、一部の部品を除いて全く同じである。
OPTIMA535、同時期の1035(セルフタイマー付きでマルチレンズコーティング)、後発の535の廉価版335(f値が3.5、シャッター1/300)、そしてこのOPTIMAもゾーンフォーカスであるが、1035にレンジファインダーをつけた1535という兄弟もいる。ピント合わせの精度は向上するが、OPTIMAシリーズの特長である大きく明るいファインダー、気軽なゾーンフォーカスを犠牲にしているところはマイナス点か。
|
|
 |

|
|
|
特徴的なオレンジ色の大きなレリーズボタン。
巻戻しノブは無く、横のスイッチをRの位置に
して巻上げレバーで巻き戻すのも特徴。 |
大きな素通しのファインダーは
驚くほど明るく見やすい。 |
|
|
|

|
 |
|
|
三脚穴は横にあり、オリジナルストラップが装着できる。 |
フィルムの先を差し込むだけの
ローディング方式も簡単でよい。 |
|
OPTIMA SENSOR の塗装剥がし
同じデザインの535の塗装がボロボロだったので、蔵王のCafe de BUBUさんから教わった塗装剥がしを敢行した。
OPTIMA SENSORの弱点として、塗装が弱いことがあげられる。私が試した素人の焼き付け塗装より弱い。
しかしそれを逆手にとると、面白く美しい銀色カメラが誕生するのだ。
プラ製の定規と細かいところ用のヘラでバリバリ剥がして行けば、1時間もかからない作業である。
ただし、もしやる気になっても、あくまでも塗装の痛んだOPTIMAに限っていただきたい。オリジナルの塗装の方が良いのは間違いない。
|

|
 |
|
生まれ変わった輝く535SENSOR
ボロボロ塗装よりは美しい |
裏やレリーズ周り、底蓋はプラ製なのでツートンになる |
|
|
 |
|
|
オリジナル塗装のSENSORとツーショット |
 |
Agfa
24x36mm on 35mm film
Solitar f2.8 40mm
-1/1000 |
カメラに戻る
|