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文房具・教材3

 

赤白帽(体育帽)

この体育用の帽子がいつ頃の時代に導入されたのか定かではないが、少なくとも我々が子供のときから現在に至るまで学校で使用されているということが、その機能性、合理性を証明しているといえる。
運動会で赤組と白組に分かれて戦う際に子供たちの色分けをして、組織への帰属意識を植え付けるのが主目的であるが、体制に反抗する者たちは右の画像のように縦にして被り、自分が中立で争いを好まないことを主張した...わけもなく、ウルトラマンを演じた。これは赤と白という色彩的印象と縦についた鍔の形状的印象から彼を連想するわけで、実際の彼のデザインとは異なるが、もちろん子供たちにはこれで十分だったのだ。しかし更に彼らはこの鍔を両手で挟み持って友達に向けて投じ、 色彩的形状的印象上明らかに異なるウルトラセブンを演じることさえあった。
一般的に常用中の赤白帽のゴム紐は子供の汗を吸収しているので、舐めると塩辛い。これは運動時の塩分補給にも一役かっていたのである。

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虫かご

これは少しハイカラな虫かごだろうか。檻ではなく、透明なプラスチックで中が見えるようになっている。しかしラベルの絵は何とも時代を物語る味わい深いものだ。
虫は子供にとって友達でありおもちゃだった。もちろん虫にとって子供はこれ以上ない恐ろしい天敵だった。あるときは毒だか色水だかを注射され、ピンに刺される。あるときは籠に閉じ込められ、過剰なエサに溺れ死ぬ。そうして子供は情緒豊かに育っていく。これは是か非か。

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ハーモニカ

吹くのと吸うのがうまい具合に配置されているので、自然と和音になる。しかもメロディを吹けるので、伴奏付きの演奏がひとりでできるという優れもの。だが、この楽器を極める子供はいなかった。本当に簡単に曲を奏でることができるし、コンパクトで持ち歩けるし、こんないいものないのに、なぜかこれをそこかしこで吹いているなんて光景にはお目にかからなかった。
私はよだれ恐怖症なので、リコーダーやハーモニカはあまり好きではなかった。一回使ったら、水でじゃぶじゃぶ洗いたくなる。洗わなかったけど。それにしてもブルースハープとは呼びにくい音楽授業用のハーモニカは懐かしい一品である。

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彫刻刀

ボンナイフや肥後の守と違って刃物を持ったという感動はなかったが、最も怪我をしやすい道具だったかもしれない。
左から丸刀、印刀、三角、平刀という名称がある。砥石とバレンがセットになっているものが多かった。砥石は丸刀が研ぎやすいように中央に溝が掘ってある。バレンの語源は、アヤメ科のバレンソウらしいが、原材料は竹の皮だし、姿も似ていない。何故語源となったのか。

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やじろべえ

画像のものは、小学2ねん りかきょうざい「大和科学教材研究所 やじろべえ」である。こういう教材で学んだか、記憶にないが、自作した憶えはある。竹ひごと粘土があればできてしまう。
あの弥次喜多の弥次郎兵衛が天秤棒に荷物をぶら下げた様子が名の由来らしい。
細い糸やつまようじの先でバランスをとるやじろべえは、単純でありながら子供には驚きだった。

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理科実験教材ベル

モーターやベルはエナメル線をぐるぐる巻く作業が伴うため、理科の授業にはもってこいだった。時間がかかるし、作業の正確さで結果に開きが出てくるからだ。こういう授業は出来ばえを競うこともあり、楽しかった。
画像のものは「全国理科実験教育協会すいせん 小学5年用 理科実験教材ベルB型」である。東洋ベル製作所製。価格50円。

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磁石

定番のこの形。私が持っていたのは、右の箱絵のような棒がついていた。永久磁石は電気も人力も要らないのにエネルギーを感じる...ちょっと不思議な感じがした。砂場で砂鉄を集めたものだ。
この製品についての詳細は判らないが、○に力のマークを用いる大阪のメーカー製。「力のエリキ」と書かれているが、エレキのことか。

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リトマス試験紙

理科の実験で酸性とアルカリ性を理解させてくれた大恩ある教材である。
日常生活で使うことはまずないが、小学校のときの鮮明な記憶に基づき、赤い紙を石鹸に、青い紙を酢につけたら、やはり色が変わった。当たり前の感動。酸っぱい梅は青い実から赤い梅干になると、使い道を暗記したものだ。
今回私が買ったのは、赤青それぞれ100枚入り90円...一生かかっても使い切れない。

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つけペン

万年筆が高価だったころ、世の中にはペン軸とペン先を使っている人もたくさんいた。ペン先をインク壷につけては書くという動作は、そんなに面倒なことではない。慣れればタイミングも飲みこめる。毛筆と同じような感覚で、ゆっくりと、一字一字に気持ちを込めて書くことができる。
漫画家に憧れた時期があった。プロの道具は本当にいろんなものがあるが、ペン先だけをとっても「かぶらペン」や「Gペン」「丸ペン」などを用途によって使い分ける。
つけペンの経験のある人も無い人も、ときに使ってみると良い。不便の中に何かこみ上げるものがあるのは、道具に共通の感覚か。

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算数セット

小学校にあがると買わされる。そして使うのは1年間。母親は学校の指示で、この小さな部品ひとつひとつに名前を書かなくてはならない。
しかし幼稚園からレベルアップして、この算数セットを手にした私は有頂天だった。なんて楽しい所だろう、小学校って。授業中にセットの紙箱を笛のように鳴らして怒られた。
画像の梅型おはじきを始め、時計盤や数え棒、数字のカード、サイコロ積み木などが入っており、こどもの目にはゴージャスな内容だった。
私(昭和33年生まれ)はプラ製の部品が多かったが、同年代で木製のものが多かった人もいる。地域性を調査すると面白いかもしれない。

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