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 宮藤官九郎の小部屋 07/05/15 集英社 1200円
kobeya.jpg ノートPCに向かう宮藤母と、その後ろからPCを覗きこんでいる宮藤さんのイラスト。背後の窓には動物たちもいて、イメージ的には宮城の森なのか?

大人計画HPで2002年から始った、宮藤さんのお悩みお答えコーナー。
大人計画ファンでありながら、なんかめんどくさいからという理由で、一回もここを見たことがなかった自分が単行本になって初めて読みました。
面白いじゃねぇか!
人生相談の本は、けっこう面白いので真面目なものからふざけたものまで、目についてものは読破しているのだけど、宮藤さんのお悩み相談は実に飄々としていて、空気がぬるい。そして、ゆるい。
時々出てくる、宮藤母を「これは宮藤さんだよなあ」と思いつつも、ひょっとしたら、本当に本当は本当の宮藤母かもと思わせるところも、いい!

巻末オマケとして、大人計画劇団員スタッフからのお悩みに、本当に本物の宮藤母と宮藤さんが答えているのが、最高に笑える。
お悩み相談というのは、実はけっこう普段は見えない生活を暴露しているものなのだなあと。
大人計画の知られざる一面を知りたい人は、迷わずゲトだ。
松尾さんのお悩みが、溜まった金の使い道がないというのが、なんとも松尾さんらしくて、好き。


 やぁ宮藤くん、宮藤くんじゃないか! 06/01/30 主婦と生活社 1000円
kich.jpg クドカンとカヲルさんの写真の半分だけのカバーの下は、カヲルさんのイラスト。下ネタがとっても素敵なカヲルさんの素敵なシンプルイラスト、二色刷り。

宮藤さんと港カヲルさんのラジオ「キック・ザ・カンクロー」をそのまんま、文章化。
未公開部分もあるそうなので、ラジオリスナーにも楽しめ、もちろん番組聞いたことない人間にも楽しめる、お買い得本。
ゲストとのトークも全面的に収録。ほとんど宮藤さん絡みの人たちばかりなので、クドカンファンならまたしてもお買い得。
大人計画からは、荒川さん、吐夢さん、池津さん、長坂社長、伊勢さん、顔田さん、松尾さん、阿部ちゃんが登場で、大人ファンにもまたお買い得。
これほどお買い得な本はない。しかも面白いし。


 春子ブックセンター 05/10/30 白水社 1500円
haruko.jpg 舞台パンフのまんま……。
いや、シンプルで良いと思うが、ちょっと驚いた。時間なかったのかしら……?

まえがき
登場人物
春子ブックセンター
上演記録
巻末付録「春子ブックセンター」を6+1倍楽しむ方法
あとがき

ついに宮藤さんも、白水社から戯曲を……(感涙
だが、岸田戯曲賞を獲ったことだとうちからも……という流れだったらしいのですが、なんせ、受賞後第一作が「七人の恋人」ですから。
遡って、この作品になった模様。
しかし、表紙だけではなく、「まえがき」もパンフのままなんだけど。思わずしっかり確認したから、本当です。「あとがき」は書き下ろしだけど、時間なかったのか……?
大人計画ファンとしては、巻末付録の座談会が、なにより本当に心から嬉しい。
大人計画女優陣全員+宮崎吐夢さんによる、「春子ブックセンターと宮藤さんを語る」
今こそ話そうなエピソードが満載で、すごーく面白い。
写真も満載なので、舞台に行けなかった人でも充分楽しめると思う。写真で見ても、この作品の村杉さんは一歩図抜けてるよなあ(笑)


 鈍獣 05/06/02 パルコ出版 1400円
donju.jpg 背中に「鈍獣」の文字を焼き付けた男の写真。たぶん、モデルは宮藤さん……でいいのかな。

まえがき
舞台写真
登場人物紹介
「第一幕」
「第二幕」
公演記録
座談会「今だから言える『鈍獣』の真実」 宮藤官九郎×生瀬勝久・池田成志・古田新太
特別アンケート「いつ、だれ、何が辛かったの?」 西田尚美・乙葉・野波麻帆
「鈍獣に寄せて、そして文字数を越えて」

岸田戯曲賞受賞作品。
ついに演劇界からも賞をもらってしまった宮藤さん、初の外部書き下ろし作品にして、初の戯曲集(演劇ぶっくは除く)。
初ものづくしのせいか、出演者との対談はあるわ、舞台写真はあるわ、なぜか後書きが演出やった河原さんだわ、お得と言えばお得な不思議な感覚の本である。
外部作品のせいか、宮藤さんのお芝居にしては非常にわかりやすい作品。そして、ホラー。芸達者な役者さんのせいで、どんよりとしたとても怖いお芝居に仕上がっていて、戯曲を読むだけでもその一端が味わえる。が、やはり芝居は舞台で上演されるのを見るのが一番だと、再認識もさせてくれた。観そこねた人は、せめて雰囲気だけでも味わって。


 クド監日記 05/04/02 角川書店 1600円
kudokan.jpg モニターの前で苦悩するクド監の写真。映画監督とは悩める者と見つけたり、とは思っていないだろう。

ごあいさつ
クド監日記 準備編
クド監日記 撮影編
クド監日記 仕上げ編
シナリオ 真夜中の弥次さん喜多さん
挿入歌歌詞

初監督作品「真夜中の弥次さん喜多さん」の撮影日記。前書きによれば、「クド監観察日記」だとか。とにかく、「日記」。毎日の行動を追っているので、映画がどのような順番で撮影されたのかもわかってしまう。感想と言えば、大変、ですな。
宮藤さんはもとより、出演者の写真も満載なので、映画ファン、役者ファンの皆様も楽しめると思う。
シナリオもあわせて収録のお得版。