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ちょっと前、失恋をしました。
しばらくは、息をするのも辛いほどでした。 恋なんてするつもりはなかったんです。 いつだって慎重に身をかわしてきた。それなのにある夜、メールの着信音が鳴って。携帯を開いたら、いきなりそこでつかまった。 熱に浮かされたように相手を思う日が続きました。やたらにハイになっちゃって、仕事の上ではスマッシュヒットも放ったけれど、その十倍くらい、ポカをやった。納期を忘れ、電話を忘れ、約束を忘れ、友達とも疎遠になって。 溢れる思いを言葉へと、途切れることなく紡ぎ続けるほか、気持ちのやりようを知りませんでした。距離を越え、会えずにいた時を越えようと、相手の心にまで延びていくことを祈りながら、ただひたすらに紡いでいきました。 「恋というのは病気に似ている。ただし、それは世界で一番美しい病気である」(中島らも) 本当に、その通りだった。 恋をしても、育て方を知らなかった私は、終わりにすることしかできませんでした。そのくせ思い切れなくて。ずいぶん見苦しい真似もしました。 結果だけ見たら、なんにもならなかった思いでした。コストパフォーマンスからいえば、これほど割の合わない話もありません。 それでも、いくつかの輝くような瞬間を手に入れた。それだけで、一生、もうなにも良いことが起こらなくても生きていけると思えるほどの。 退屈で刺激のない、義務と責任ばかりの日々が戻ってきました。 電話を受けたり、受講評価表を作成したり、反古紙でかさばるゴミ袋をいくつも抱えてエレベーターを下りたりしながら、不意に、胸を噛む、息が止まるほど鋭い痛みに襲われて、いくら元の生活に戻ったとしても、決して前と同じではないのだ、とわかります。 この世界に、あの人がいる。 会えなくても、声を聞くことができなくても。 私はそれを知っている。 それ以上、何を望むことがある? いまはまだ開くのは辛いけれど、もう少ししたら、心の中のアルバムにしまわれた、輝くような瞬間の写真も、取り出して眺めることができるようになるのだと思います。 とりあえず、私は元気です。 心に宝石を持ったあの人が、幸せでいてくれたら、と思います。 ☆☆ 今日のOne Point
Lesson: TVはwatchで受けますが、映画はseeです。ここらの使い分けは意味というより慣習みたい。 What movie do you have in mind? I don’t care what we see, but please…no
horror movies. How did you feel the scene at the end? I liked that part best. ”Paper Mask” reminded me of him. ”Sleepless in Seattle” is one of my
favorite movies. どうでもいいけど映画の邦題って、もうちょっとなんとかしてほしいですよね。 |