○月×日

最近車屋さんから講師のジョンに、よく電話がかかる。

買い換えを予定しているらしい。

休みの日には試乗を繰り返している様子で、電話でも楽しそうに、accelerator(アクセル)の踏み込みがどうとか、suspensionがどうだこうだ(すいません、私には全然わかりません)と話している(ディーラーさんの英語力にも感心)。

休み時間にはカタログのまわりにみんなが集まる。こういうときは本当にアメリカ人っていうのは車が好きなんだな、と思う。それだけならいいんだけど・・・。

どうかすると、こっちまで仲間に入れてくれようとする。ショーン“セイコはミニバンとセダンとどっちが好き?”私“wheel(タイヤ)が四つついてて、シートにクッションが貼ってあって、運転手が付いてる車ならどちらでも”“What do you mean?(それ、どういうこと)

“運転免許持ってないんだ”

“そんな人がいるの?(いるんです)信じられないなぁ。(信じてくれなくてもいい)ボクは高校のとき取ったよ。授業があったんだ。(それはアメリカでしょ)なんで取らなかったの?(ほらきた)”

“(溜息)あのねぇ、教習所に通う友達に付いて行ったことがあるの。日本の教習所って、知ってる?すごく小さいところに、線やコーンや坂や横断歩道がいっぱいあるのね、そこをくるくる回るの。箱庭を走るようなものよ”“それはすごく理にかなってるね。日本の道路がその通りだもの”

“そんな迷路の道順をわたしが覚えられると思う?”

だまったまま私を見つめるショーンの脳裏をなにがよぎっているか、千里眼でなくても読みとれる。

三ヶ月ほど前、スーザンの家へショーンを初めて連れて行ったときのこと。曲がるところを間違えて、駅から5分のところを40分ほど無駄に歩かせたのだ(ちなみに私は彼女の家に少なくとも百回は行ってます。でもね、そのときは雨の夜で、道がわかりにくかったの)。

一言“それは賢明な判断だったかも知れないね”


☆☆ 今日のOne Point Lesson:
“What do you mean?”
それはどういうことですか。

相手の言葉の文字通りの意味はわかる。でも、その裏にある事情とか、相手の意図とかがよくわからない時に聞き返す時の聞き方です。

よくやっちゃうんですが、(×)What does it mean?これだとちょっと変なんです。こう聞くと、その言葉の意味を求めてしまうから。最初から何を言っているのかわからないときは、I beg your pardon?のほうがいい。たぶんわかりやすく言い直してくれます。

mean(意味する)という動詞は、「自分の意図をあきらかにする」というときに、よく使われます。

He is so aggressive, I mean, assertive.

 あの人って攻撃的、っていうか、断定的なんだよね。

I mean it.

 マジ(そのつもりで言ってるんだよ)。

I had mean to call you.

 電話するつもりだったんだ(実際にはしてない)。

I didn’t mean you to do it.

 あなたにそんなことやらせるつもりはなかったんだけど(でもやらせちゃった)。

こんな感じで私も毎日二十回は言ってるな(笑)。