|
番外編:医学英語のお勉強 arteriosclerosisってなんでしょう。 答えは動脈硬化症です。 1.構造医学英語には約束事があります。 それはかならず語幹(例:arteri-「動脈」に相当する語を構成)+結合語(o)+接尾語(例:-scleorosis「硬化症」に相当する語を形成)という構造をとっていることです。語幹の前に接頭語がつくこともあります。 2.語幹語の基礎となるものです。これを見ると何を言っているのかがわかります。 @身体の器官・部位に関連するもの A色を表すもの B大きさを表すもの Cその他 3.結合語語幹のあとに接着剤としてoが入ります。ただし、接尾語が母音で始まる場合は省略されます。 4.接尾語 @基本的な症状・状態を表すもの 代表例として-ia:器官に結合して状態を表すdextrocardia「右胸心」-sis:動作や状態を表す emesis「嘔吐」neurosis「神経症」 A症状を具体的に表すものこれはものすごくあります。 ほんの一部を。-cyte:細胞 hepatocyte「肝細胞」-emia:血液の状態 anemia「貧血」-itis:炎症 arthritis「関節炎」-lepsy:発作 narcolepsy「ナルコレプシー」-oma:腫瘍 hepatoma「肝癌」-spasm:痙攣 gastrospasm「胃痙攣」-stenosis:狭窄 esophagostenosis「食道狭窄」 B治療・検査を表すものどのように対応したかがこれでわかります。-ectomy:切除 appendectomy「虫垂切除」-stasis:静止 hemostasis「止血」-gram:記録図(像)electrocardiogram「心電図」-therapy:治療 radiotherapy「放射線治療」 5.接頭語語幹の前に結合して意味を付与します。 @状態を表すもの A位置関係や時間を表すもの だいたい構造はわかっていただけましたか。では応用編です。 1.arteriolonecrosis 2.pericardium 3.duodenographyを分解して意味を考えてみましょう。 1.はarteriol+o+necrosisであることがわかりますね。Arteri-が動脈であるのに対してarteriolは「細動脈」-necrosisは「壊死」を表す接尾語です。つまり「細動脈壊死」 2.はperi+cardi+umすぐにcardi-がわかりますね。心臓に関する用語だ。peri-は周辺を意味する接頭語。-umは構造を表す接尾語です。どこかの部分、といっているわけ。心臓周辺の部分?そうです。「心膜」です。 3.duoden+o+graphyduoden-は十二指腸、-graphyは造影で「十二指腸造影」です。 ポイントは器官をあらわす語幹を覚えること。これだけで何の話をしているか、わかります。このとき一緒に形容詞形も覚えておくと、一気にボキャブラリーが増えます。たとえばaort-は大動脈、形容詞形はaorticと覚えておくと、aortic stenosisが大動脈弁狭窄だってすぐわかるでしょ。 さあこれであなたも英語の論文が読める!かどうかはわかりませんが、膨大な見知らぬ単語を前にして、足がすくんで動けない、ってこともなくなるかとは思います。うん。もちろんむずかしいけどね。がんば!です。 |