クロス・不規則抗体検査のポイント

(参考)日本臨床衛生検査技師会ライブラリーXII輸血検査の実際

●検体は、採血後72時間以内のものを使う。

●頻回輸血の患者は、輸血のたびに採血した検体を使う。

●被検血球は、生食で1〜2回洗浄してから、3〜5%生食浮遊血球とする。

●血清と血球は、分離してから冷蔵保存する。

●ブロメリン法は、加温時間15分を厳守。(長過ぎると酵素活性が失活)

*赤十字血液センター供給の血液は、副試験が省略できる。(患者の血液型および不規則抗体の確認は必要)

クロスの限界
●Rho(D)型誤判定および不適合はわからない。

●検出レベル以下の免疫抗体を有している場合、適合血に対応抗原があれば、二次応答で遅延型溶血性副作用(抗Jka,Jkb抗体など)を起こす事がある。

●白血球、血小板、血漿蛋白などに対する抗体は検出できない。


非特異反応の原因いろいろ
連銭形成  
寒冷凝集 室温放置の時間が長いほど、凝集も強くなる
生食法も37度で温めたり、洗浄に使用する生食も37度に加温するなど必要である
ブロメリンによる非特異凝集 寒冷凝集素も強く反応する