○月×日

 講師たちのコーヒーブレイク。会話が弾んでいる。

 聞くともなしに聞いていると、どうやら今日はオフの講師ゲイリーとガールフレンド、マンディの話。

“で、二人がダイエーに行ったんだ。そしたら魚コーナーでさ、マンディが魚を見つけた。

丸のままの魚が、パックされてる!よく見れば、しっぽがまだぴくぴく動いてる!

(声色を使って)‘おぉ、かわいそうなおさかなさん!’マンディは両手の指をラップに突き立てた!

(宙に突きだした両手の人差し指をぐるぐる回す)‘空気の穴をあけたわ。これで息ができるわね’

急いで魚を買って、二人は海を捜した!南港?あんな汚い海ではおさかなさんが死んでしまう。そうだ、須磨だ。二人は高速に乗って須磨の海を目指した。やっと海に着いた。良かった、魚はまだ生きている。

‘おさかなさん、海に帰りなさい、がんばるのよ、バイバーイ’”(一同大爆笑)

 その場にいない人間の悪口で盛り上がるのは、日本人も外国人も一緒らしい・・・。


☆☆ 今日のOne Point Lesson:
“Take care”「がんばってね」

 よく聞かれるのが「『がんばってください』って、英語で何て言うんですか」という質問です。私はいつもアメリカ人(イギリス人)はがんばらないのでそういう言葉はありません、と答えることにしています。

もちろんなくはない。

“Hanging in there!”
あきらめるな、まだ希望はあるぞ(高い木の枝にぶらさがっている人にはこう言ってあげましょう)

“Hold out!”
救助隊が来るまで、体重があと3?減るまで、とがんばる期限があるとき。

“Fight!”
これを言ったら殴れても文句はいえません。文字通り、「闘え!」「殴りつけろ」の意味だからです。ちなみに夫婦げんかぐらいにはfightやbattleは使わないで、argueを使いましょう。たとえ一発や二発、パンチが飛び交っていたとしてもそのほうが無難です。話がそれました。とにかくばくぜんとがんばってください、と言うにはどれも意味が具体的すぎます。

その逆が
“Take care”(体に気をつけて、お大事に)です。
英米人は実に気軽にこの言葉を使います。まるで私が行く病院の看護婦さんみたいです。そう言われたからといって、「あ、この人はわたしのことを心配してくれてるんだ」と喜ぶ必要はありません。なんとなく言っているにすぎません。

(管理人からの質問です。)
“Take care”(体に気をつけて、お大事に)は、われわれが病院で英語を話す患者さんに使ってもいい言葉でしょうか?教えて下さ〜い。

(帽子屋さんのお答え)
O.K.です。そもそもそういう場で言うべきセリフです。言うときは、ティクは低く、ケを高く、ア〜とまた下げる、少し歌うみたいに言うと、感じがでます。

ほかの言葉はわからなくても、病院関係者はこれだけは言えるといいですね。たぶん、外国で病気になって聞く母国語はうれしいでしょうから。