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2005年9月11日 全日本エンデューロ選手権 第4戦 ELNIDO本栖
「エンデューロの全日本選手権シリーズを実現させたい」
その構想を風の便りに聞いたのはかれこれ10年ほど前だった。
雑誌が牽引力となっていた当時のオフロードレースシーンに斜陽が射し始めた時期ではあったが、
私自身「ISDEにナショナルチームを送るためには全日本格式のシリーズ戦があるべきだ」と密かに考えていたこともあり、
難しいだろうけれど実現するといいなあ等という人頼みな姿勢で眺めていたのだったが、この時には実現しなかった。
その後、オフロードバイクの人気低迷やら環境に対して二輪車自体が抱える問題やらから、
開催地の減少、参加者の減少、オーガナイザーの減少とますます逆風が強くなってきた昨今、だが、
しかし、「全日本格式」を提唱するシリーズは現実のものとして開催されている。
オーガナイズは「10年ほど前」の提案者 星野正美氏率いるAA実行委員会である。
2005年の第4戦の開催地は伝説の生まれる地 本栖ハイランド。
全日本の名にふさわしい3H COMP-GP AAクラスの顔ぶれは石井正美選手を筆頭に
鈴木健二選手、佐藤正和選手、藤原広喜選手、柿田真選手、池田智康選手、
この本栖で育った内山祐太郎選手や渡辺健介選手の姿も見られた。
今回のレース、序盤は一見快調にトップを走っているように見えたディフェンディングチャンピオン内山選手だったが、
前回のレースでの負傷の影響か、次第に後続との差が詰まり、中盤には石井選手と鈴木健二選手のトップ争いとなった。
ゴールまであと3周ほど残した時点で鈴木選手がトップを奪取しそのまま逃げ切った。
このレースに関して特筆したいのはコンペ性だけを追求するのではなく
チェッカーを受け得たエントラントの「完走」を讃えようという姿勢だ。
コンクヘッズのゴールを思わせる 完走者を出迎えるための「フィニッシャーズロード」、
完走記念ノベルティのシリーズ名入りのTシャツ。
コンペテイティブな格式をコマーシャルしつつも、裾野は広く保ちたいというオーガナイザーの意識の現われなのだろう。
シリーズで開催されるレースが激減している今、もっとも熱いシリーズ戦である。
個人的にはFUN-GPの走行中に鈴木昭弘選手とかわした「いつの間にか面子が変わっちゃって、気が付いたら年寄りになっちゃってた(笑)」
「ゆうたはまだいる、ってよく考えたらゆうたはまだ若かったりするし(大笑)」「そうそう」
なんて会話が今回このレースを見に行った私の感想を言い尽くしていたかもしれません。
年寄りの昔話みたいなコメントはやめとこうかとも思いつつ、結局書いてしまいました^^;。
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