先日、たまった代休と残業代を消化すべく、パリ他に旅行してきた。 パリのお目当てはもちろんナイトスケートだ。 FEUROのパリ会議室の方から詳細な情報をいただき、参加・完走することができた。

かなりハードと聞いていたのだが、不精者でいきあたりばったりなせちは、 カーボコントロールなど考えず、当日の晩ごはんはシャンゼリゼ通りの レストランでムール貝とビールを堪能した。 ホテルに戻る途中で何人かスケーターに遭遇しワクワクが高まってくる。

急いで準備して、ホテルを出て、通りを滑っていると 「集合地点を探しているのか?」と声をかけてくれた人がいた。 しばらく一緒に滑った後、彼は「ここをまっすぐ行けばいい。 僕は急ぐよ。」と言ってぐんぐん滑っていっちゃった。あーあ。

スタートは13区のイタリー広場。広場についたら、もう、警察のバイクに 先導された先頭は出発するところだった。行列になんとかまぎれこみ、 事前情報に従ってなるべく前の方で滑る。しかし、みんな速い!

広場をでてすぐの下り坂をびゅんびゅん飛ばして行く。腰がひけて ブレーキしながら滑る私のよこを、ぐんぐん加速しながら追い越して行く。 しかし中には、街灯に衝突したらしく、鼻を押さえて座り込むスケーター がいた。

広い通りを、スケーターが独占して滑っていく。大通りと交差している ところではスタッフTシャツのスケーターが、両手を広げて車を止めていた。 こちらに向かって「シルブプレェ」とか叫んでる。 通り沿いのホテルのベランダから、オープンカフェの席から、何人もこちらを見物している。 カメラを構えている見物人もいた。

横からスケーターが声をかけてきた。見ると、先ほど案内してくれた 男性だ。しばらく話しながら滑る。 日本からインターネットやテレビでこのイベントの存在をしり、休暇を取って やってきたというと目を丸くしていた。

そのうち小休止に入った。誰かが「うぉうぉうぉうぉ〜」と叫び出し、それは 私たちのまわりにひろがっていく。横から先ほどのスケーターが 「今こそオレ達の時間だと言っているんだ。」と解説してくれた。

また滑り出した。どうやら彼はかなり早い。というか、私が遅い。 彼はあっというまに前方に消えていった。

参加者は実にバラエティに富んでいる。 子供の手をひいて滑っている人もいる。私の横にいたカップルは、休止がはいると いきなりブチュー(^ε^)とはじめた。さすがおフランスざます。

ファッションもさまざまだ。 いかにもパリジャンな男性に目をひかれた。黒のタートルに細身のジーパン、 髪を短く刈ってホソブチのめがねをかけている。シンプルだけど実にかっこいい。 女性のほうは、ぴったりしたスパッツに大き目の前開きシャツをはおって、 首にマフラーをまいているパリジェンヌを見かけた。 私もこの冬はあんな格好をしてみたい。 アムステルダムのときと違って車からの可視性に無頓着な人が多い。 これだけ人数が多いのだから、神経質になる必要もないのだろう。

おそろいの蛍光素材のベストを着ている団体も目に付いた。 ドイツやアメリカから参加しているグループがあるようだ。 ナイトスケートに参加するツアーも組まれていると聞く。 彼らは、たいていヘルメットをかぶりプロテクターは全部つけ、スパッツにレースジャージといった 気合の入った装備で参加している。 周囲のいかにも普段着のスケーターと歴然とした違いがある。

さんざん滑って、ライトアップされたエッフェル塔のよく見える広場で休憩。 端で人だかりがしているのは、スポンサーから水が提供されているようだ。 私も列にならんでボトルを2本もらった。 ホテルから持っていった500mlの水は、とうに飲み尽くしていた。



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