80kmロングランが開催された翌週になって、やっと休みがとれたので、
ひとりLRしてきた時のはなしです。みんなと滑れなかったのは残念ですが、
気分でどこへでも行ける、どこまでも行けるってのは一人ならでは。
朝はばっちり5時に目が覚めた。ひさしぶりの休日が始まる。
毎朝の通勤と同じ経路で電車に乗る。しかし今日の私は会社員ではない。
南武線谷保駅で途中下車した。ほんとは一つ先の矢川駅の方が多摩川に近いが
ウキウキしていて間違えた。
駅からは2km程滑って7時半、多摩川沿いサイクリングロードに立つ。
いつも利用している中河原駅より数キロ上流である。矢川からならサイク
リングロード始点から滑れるのだが過ぎたことはしょうがない。
ゆったりしたストロークで滑り出す。日の出から間がないので太陽の位置が
低く、まぶしい。サングラスを持ってくればよかった。このあたりは路面の
状態が良く、気持ち良いスケーティングが調布市まで楽しめる。調布市と
狛江市の市境でいったんコースが途切れ荒い舗装路を滑ることになる。
ここで大誤算が発覚。いつも通行止めの看板と鎖が張ってあって、鎖をくぐれ
ば車を気にせず行けた道を、車がバンバン通っているのだ。時間帯によって
は開放されているようだ。
ちょっと滑っては止まって車が通るのをやりすごし、またちょこちょこと滑る
のを繰り返し、どうやら難所をクリアした。
橋を渡って川崎側のコースを滑る。ところどころ路面は荒れているが先ほどの
車道にくらべたらなんということはない。ホイールも路面と相性が良いようだ。
悪路ではグリップがきき過ぎてつんのめりがちになってしまう。程度の良い
路面なら蹴る時のグリップも、グライド中の伸びも、ホイールの性能が発揮
される。気持ち良くすすみ、ガス橋に到着した。
ここで、信号待ちをすることになった。交番の目の前だ。橋の渡りかたによって
は回避できる。自分にイライラしながら、右岸に渡り、サイクリングコースに
復帰した。
六郷あたりから、よく海からの向かい風に遭遇して難儀するが、その日は
問題無く進んだ。なぜかテレビの撮影を2回ほど見かけた。背中くらい
映ってるといいな。しかし番組名をおしえてくれなかった。
羽田大鳥居に到着したとき時計を見たら午前11時少し前だった。午後に
実家に帰る約束をしていたから、まだ時間がある。噂には聞いていた羽田
空港ランを実行しようと思った。
まずは空港の方へ続く歩道を進んだ。狭いがストロークの幅はある。しばらく
行くと、右手に海、左手の空港からは飛行機が飛び立っているという景色が
楽しめた。気持ち良く滑る。その先はトンネルになっていた。車道を中心に
考えられており、歩道はたいへんにせまい。前半の下り坂はそろそろと降りて
いった。しかし、後半は狭い幅のまま上り坂になっている。ヒィヒィ。坂は
トンネルを出ても続き、上り切ったところで歩道は左に大きく切れて車道と
別れていた。
道なりに進むと金網ごしに大きく飛行機が見えるようになってきた。でもまだ
足りない。ここまできたら、ターミナルまで行きたい。このへんを歩いているの
はスーツを着たサラリーマンだらけで道を聞きにくい。
しばらくうろうろして、また車道沿いに復帰する道を見つけた。
金網に突き当たったところで、右に曲がって飛行機と隔てる金網に沿って進む。
立体交差する車道を越えたらすぐ右折して右折して階段を降りて右折して、
今越えた車道沿いの歩道に降りる。少し遠回りすれば階段も回避できる。
ずんずん進んで、「国際線ターミナル」という表示のあるがらんとしたビルの前
を通った。このへんに来るとかなり飛行機が大きい。ポケモンジェットも発見。
随分足が疲れてきたが車道を挟んだ向かい側に大きなビルが見えたので、
とりあえず渡ってみる。車道を越える橋があり、おおきな半円形のオブジェを
くぐるようになっている。しかし、向かい側に渡っても立体駐車場のようにしか
みえなかった。ので、引き返す(←おおばか者。)
もと進んでいた道をさらに滑る。空港警察の前を通ったときは、あらぬ方を眺め
警備の人と目を合わせないようにした。また前方におおきな建物が見えたので
今度こそターミナルかと思って車道を渡る。段差があって転びそうになる。
足がへばってる証拠だ。こんなに苦労したのに、その建物は、管制塔だった。
どうりでなんだか地味だと思った。
来た道をひきかえし、警察の前に来た。ドキドキしながらおまわりさんに、
ターミナルの場所を聞く。親切に教えてくれた上「気を付けて行きなさいね」
と、修学旅行を見送る校長先生のようにやさしい言葉をかけてくれた。
結局、国内線ターミナルはさっき素通りした駐車場の奥にあった。もっと大きく
看板ださにゃ、わからんよ。入り口でホイールをはずし、ツーリングを終了した。
ターミナルのなかで、ソファにありつけた。今は何よりのごちそうだ。
サンダルに履き替えて、ずっと滑って暑かったのでパーカも脱ぐ。
裸足にサンダル、Tシャツの私を、コートを着込んだビジネスマンがちらと
横目で見て通り過ぎて行った。
せっかく空港に来たので、甥っ子向けに飛行機のオモチャを買い、ぶらぶら
して、物価の高さに昼食はあきらめて、家路にむかった。
羽田発の電車に乗ったのは12時半。ながい午前中だった。
大鳥居からターミナルまでの道のりは、特に多摩川で滑った後は辛い。
でも、また行っちゃうんだろうな。
ルートについて。
この時は、道路の進行方向向かって左側の歩道を使った。その後再訪した時は
右側の歩道を通り、トンネルを出てから陸橋で左側の歩道に渡った。
景色はこっちのほうがよいかも。もっと良いルートを発見したら教えてください。