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翌朝、目が覚めるともう8時半で、朝ごはんでしっかり力を蓄えてからhのクルマで出発。今年は近い駐車場があたったので楽だ。コンクリートと土の地面との境界くらいのところにとめられた。そしてhが2枚ゲット作戦を見事成功させた。


■らぞく(ヘブン)  今日は3人でヘブンに直行。途中で私がトイレで軽量化を行っている最中にhとkが撮ったというフンドシ裸族の写真を見せてもらった。私はステージが始まるまでそれが「らぞく」その人達なのかと思っていた。しかしステージに登場した「らぞく」は服を着た普通の若者であった。ジャム系の演奏はさわやかでいい感じだった。そしてここでらぞくが梅雨明けを宣言。一同盛り上がる。

■Double Famous(オレンジ)  梅雨明けは本当だった。オレンジに移動して日差しがかなり強くなってきて、あわてて日焼け止めを塗り直す。腕には自転車用のアームカバーをした。直射日光を受けるよりこのほうが暑くない。オレンジではタイムテーブルの変更があってオープニングのDouble Famousのスタートが1時間ほど後にずれ込んだが、ビールを飲んだり話をしてたらどうでも良くなってきて、近くで腹筋やカポエラをやっているオレンジ色のズボンの人を観察したりして、そのままうだうだ待っていた。

 Double Famousでは、そのオレンジ君に私は期待していたのだが、そこにライバルが現れた。チームはだかんぼうだ。チームはだかんぼうは2人組という利点を活かし、音楽に合わせて相撲の仕切りをしてみたり社交ダンスのような動きをしてみたりすることで頭角を現し、周囲を笑いに包んだ。このとき、はだかんぼうとオレンジ君との距離およそ5メートル。私はオレンジ君に注目した。しかし孤高のオレンジ君は自分のペースで踊るばかり。一方のチームはだかんぼうは、周りを巻き込んで輪になって踊っている。見かねたオレンジ君の仲間が、オレンジ君をはだかんぼうの近くに誘い出す。しかし信念のオレンジ君は横目でちらちら見るだけで自分のペースを貫く。何度か繰り返されたそんな展開だったが、我々は辛抱強く待った。「その時」を待った。そして!ついに「その時」は訪れた。Double Famousの最後の曲、オレンジ君は穏やかな表情ではだかんぼうの輪に加わった。踊るオレンジとはだかんぼう。見守る我々の滂沱たる涙。(※一部フィクションが含まれています)

■小野リサ(オレンジ)  最初の曲ジャンバラヤでいきなり魅了された。静けさを聴かせるかのような、さわやかなそよ風のような。

■フィッシュマンズ(ホワイト)  小野リサのあと、kはホワイトへ。チームMEが来ているというのでhと私は目印の長靴を探すが、人が多くて見つからず。あきらめてヘブンに移動したものの、なんだこの人の多さは。立錐の余地も無いとはこのことだ。すでに始まっていた演奏はすごくいい感じだったので聴いていたかったが、人の多さにくじけてhはアヴァロンへ移動、自分はオレンジにリターン。このときチームMEはボードウォークでこれを聴いていたという。それ正解。

■THE REFUGEE ALL STARS OF SIERRA LEONE(オレンジ)  セット中、ステージにマイクが4本並べられたのを見てピンと来た。アフリカのバンドじゃ無かろうか。去年も見た気がする。すげー楽しかった記憶がある。始まった。やっぱり楽しい。前の方に行って踊る。みんなわらわらと集まってくる。いつの間にか人がたくさん。でも十分動けるスペースがある。オレンジならではのこんな楽しさ。

■TOBY FOYEH AND ORCHESTRA AFRICA(オレンジ)  名前にアフリカと付いていたので注目していた。ナイジェリアのバンドで今回が日本での初演奏だというアナウンスがあった。ちょっと機材トラブルがあったりして本領を発揮できなかったような気がするけど、トーキングドラムの人なんか音が出ないと見るやニッコニコの顔で前のほうに出てきて観客を盛り上げるし、前のバンドもそうだけどみんなニコニコしてるし、アフリカ、いいなあアフリカ。こういうところが。ポレポレだよ。

■ビーフのケバブ(アヴァロン)  アヴァロンの坂で一休み。ケバブというかピタパンというか、こういう系はまず外れたことが無い。

■スーパーファリーアニマルズ(ホワイト)  モグワイ待ちでホワイトの端っこに座ってみてると、なんかいい感じ。風貌もなんかひげ面でグレイトフルデッドの人みたいだし。最後に流した、海外ドラマの登場人物紹介風のメンバーとスタッフ紹介、そして会場内を撮影して回ったとビデオの高速再生などのビデオ映像も秀逸だった。ファインヤングカニバルズとは大違いだ。間違えてたのは誰だ。俺だ。いやそれはさすがに嘘。

■モグワイ(ホワイト)  昨年のシガーロス、一昨年のベルセバ、3日間の締めのホワイトステージに限る。3年前のホワイトの締めもモグワイだったけど、この年はグリーンでマッシブアタックだったので聴けなかったが、今年はモグワイを聴く。モグワイ、全員グリーンのアディダスジャージで登場。心臓が止まるかと思うほどの凄い轟音。前に行きすぎた、もちっと後ろにしとけばよかったと思った。


グリーンではもうハピマンは終わっていて、ジョンレノンがかかっていた。hとkがいるかなと苗場食堂に行ってみたけど、ちょうどキセルが始まるところで人が多くて見つかりそうもない。とりあえずクルマに向かって歩く。誰が早いかを見極める勘も冴え、脚もなんかここに来て調子が出てきて数百人をごぼう抜きにし、クルマに戻るとhがすでに着いていた。hがkにWillcomで連絡を取る。こういうときケータイは便利だなと思ったが、自分のツーカーではどっちみち回線がつながらない。しばらくして苗場食堂にいたkが戻ってきた。うめ吉のときにkが外人の人に写真を頼まれた話からkとhがすぐ隣にいたのに気づかなかったことが判明し、大笑い。

人が昨日よりずっとスムーズにクルマは動き、宿に戻るとお楽しみの一晩寝かせたタイカレーだ。お櫃のご飯を全部お皿に盛って調子に乗ってると、あとからエイミーがカップラーメンを作って持ってきた。これはしまったことをしてしまった、エイミーのご飯まで食べてしまったじゃないか。しかし彼女はカップラーメンが食べたかったからいいんだと言い、カップラーメンにしょう油を入れて食べていた。ちょっと真似してみたくなった。しばらく4人で雑談、そのあとサワムラ母にkがキュウリのトゲの秘密と夕顔の料理法についてレクチャー。

部屋に帰って、眠くてくらくらになりながら交代でシャワーに行ったり、濡れたタオルやなんかを干したり荷物を整理したり。kの持ってきた洗濯ロープが大活躍。自分の「洗濯ばさみがいっぱい付いた洗濯物を干すやつ」も形無しだ。というか両方あわせて使うのが最強に便利。

翌朝。月曜日。何ヶ月ぶりかと思うような深いぐっすりとした眠りから覚め、気合を入れ、カウンターでかかってる曲がなんかいいなあと思いつつ食堂に行くと、我々のテーブルにりっぱな空のどんぶり。一瞬で状況を理解した我々は大笑いで、そのどんぶりにご飯を山盛りによそった。それにもかかわらずその後一回お替りしたのは内緒だ。食いしん坊万歳。

帰り際は沢村さん、エイミー、桃ちゃんがクルマのところまで見送りに来てくれた。恒例の写真撮影。沢村さんの取材班ぶりが楽しかった。

苗場を後にして途中でhと別れ、実家に着いたのが正午前。野菜を少しもらって実家を後にし、帰路についた。途中、小布施のサービスエリアでお土産を買っていたとき、ツーカーにメッセージの着信音。

「トイレが混んでいるので終わったらレッドへ行きます。このメールを見たら空メールでいいので返信ください」

hからだった。日付は7/29、クーラシェイカー前だと思われる。 そろそろ本気で携帯電話を買い換えようかと思った。


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