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FRF05(1日目)
夏休みは終わった。苗場から帰ったるといつもそんな気分だ。
もう遊んでられない。仕事しなければ。
と思い,いざ自分の席につくと,あれなんか息が苦しい,おかしいなあ。
と言った調子で仕事は全然はかどらず,ソウルフラワー中川が言うまでもなく,
世の中の役に立たない立派な人間と化してしまっている模様。
仕事をあがって荷物をまとめて,船橋の家を出たのが10時頃。ジャクソンブラウンを聴きながら90km/hのゆっくりペースで長野の実家に向かった。これ以上スピードを出すとどういうわけだか眠くなる。騒音や振動の関係だと思うが,このくらいだと自分はあまり眠くならない。藤岡の手前で巨大な流れ星。右手には半月。

ガードレールの下に会場が見えてきた
フジロックには1回目の嵐の天神山以来いつも3人で行っていたのだが,今年はそのうちのhyhが残念ながら不参加で,wildとnbb(私)の2人での参加となった。長野の実家からwildのジープで5:30出発。
2003年以来お世話になっている宿,ヒュッテSに到着したのが7:30過ぎで,荷物を置かせてもらい,更に朝食を頂く。キュウリの浅漬けが美味。お孫さんが採ったというワラビ(ゼンマイ?)もグッド。宿泊は今日の夜からだというのに今朝食を頂いていいのか,どう考えても料金には含まれていないはずなのだが,毎年沢村さんの好意に甘えている。この辺がこの宿の魅力であり,3日間を乗り切るための力の源でもある。そして現場へ。

ハイネケンを調達
今年はリストバンドは家に送られてきたのでリストバンド引き換えの列に並ばずに済み,入場はだいぶスムーズに行った。まずはグリーンステージでゆっくり座り,ハイネケンを一杯。キヨシローの田舎へ行こう♪が聴こえてきて,ああ今年も来たなぁー苗場,という感慨にひたる。
1日目の自分の予定は,エディリーダー,ソウルセット,キングトーンズ,ポーグス。あとはフラフラしながら勘に任せて行こうと。グリーンで日高社長の挨拶を聞いてから,一番奥地のオレンジコートに移動。途中,ところ天国のところに水車が。
オレンジコートではまず昼寝。まだ演奏が始まっていないのと,2人とも昨夜はほとんど眠っていないから,ここで眠っておこうという寸法だ...でも暑くてあまり眠れず。この時点では結構日差しも強かった。

このオレンジとオレンジの間あたり
にエディがいた
- SKA CUBANO(オレンジ)
- 12時過ぎに演奏始まる。wildとはここでヘブン方面に向かった。
人はまだそれほどいない。ステージに向かって右の後ろの方で,何となくフラフラしながら聴いていた。「コンバンワ!コンバンワ!コンバンワ!コンバンワ!(必ず4回言う)」と言うのがおかしくて,笑いのツボにはまった。私の3メートルほど前方にギターを背負ってリズムを取っている白人の女性がいて,カッコいいなあと思った。ギャズメイオールも普通に歩いていた。演奏が半ばを過ぎたあたり,ギター女が誰かに呼ばれた風に,ステージの柵の中に入っていった。おや?と思いよく見ると,おお。エディリーダーだったではないか。曲の終わりに「ジャン,ジャン,ジャン,ジャン,ジャーン」ってのをアクション付きで永遠と繰り返すのもおかしくてしょうがなかった。

セットアップ中のエディリーダー
- エディ・リーダー(オレンジ)
- 音響のセットアップの時から本人出てきて,自らチェック。ステージの時間が来たことをスタッフが告げると,
「OK。私はこれから演奏するけど,一旦バックステージに戻らなければいけない。なぜならお茶を飲んだりタバコを吸ったりしなければならないから」
と冗談を言って一旦引っ込む。この時点ですっかりファンになってしまった。もちろんもともと好きではあったが,こんな気取らない気さくな人だとは知らなかったからだ。
演奏もとても良かった。「何かリクエストは無い?」と聴いてパーフェクトも演ってくれたし,個人的いい歌集を作れば必ず入れちゃう名曲Patience Of Angelもやってくれたし,その前には「うーさぎうさぎ なに見て跳ねる♪」と口ずさんで(その続きは観客が歌って)この歌が大好きだって言ってたな。明日もグリーンとアヴァロンでステージがあるようなので,楽しみ。
雨が降ってきてポンチョを着てヘブンへ。
- Tokyo No.1 Soulset(ヘブン)
- CDは昔よく聴いたが,ライブがこんなにいいとは知らなかった。ビッケの文学的なボーカルが思いのほか力強かったし,演奏も思わず引き込まれるような上手いつくりになっていて。
でも,雨が激しくなってきたので,長靴に履き替えたくなってきて途中で退散。

観客との一体感が凄かった
- ハイロウズ(グリーン)
- クルマに向かって歩いていたところ,グリーンでハイロウズがやっていた。つい引き込まれて進路をステージ方面に向けてしまったのはきっとhyhの超能力の力にちがいない。でもこれはやっぱりすごいわ。自分の言葉で話して自分の言葉で歌ってるところがすごいと思った。彼らの歌を聞いていたらなぜか中学を思い出した。自分も若かりし頃にちゃんと聴いていればどこまでもはまっていたに違いない。マーシーがニコニコしながら嬉しそうにギターを弾いていたのが印象的だった。
「どうでもいいじゃないか,そんなことどうでも」とヒロトが歌っていたので,なんか長靴なんてどうでも良いような気がしてきた自分は,そのままグリーンでミュージックを待つことにその時点で決定。スチャダラパーの「ああ,あいつも来てればなあって」って曲を脳内オンエアしていたが。しばらくすると腰が痛くなってきて座りたくなってきたのだけれどもすでに地面は座れる状態ではなく,現実に敗北した自分はクルマに向けて再び歩き出した。
- ミュージック(グリーン)
- クルマで長靴とカッパのズボンに履き替え戻ってくると,ミュージックがやっていた。キングトーンズも気になったがやっぱりミュージックに引かれてしまって,後ろのほうで踊った。

コールドプレイ
- コールドプレイ(グリーン)
- 最初だけ聴いてからポーグスに行っても間に合うだろうと2,3曲聴いた。サイエンティストが聴きたかったけど,聴けなかった。
早めに行ったほうが良いかなとホワイトに向かって歩き出したとき,誰かに肩を叩かれた。ここで偶然にもwildと合流。ホワイトには余裕を持って到着でき,トイレを済ませておく。ポーグスを待つみんなの雰囲気が明らかに違い,期待感の高さがひしひしと伝わる。

Pogues
- ポーグス(ホワイト)
- 最高。ラジオとか雑誌とかで知っているレベルだったが,シェインがどうして特別な存在なのかが一発でわかった。理屈とか小賢しいことを言っている若造なんか一発で飛んでしまうような圧倒的なパワーと説得力,シェインの声とバンドの演奏,そしてオッチャンたちのたたずまいだ。洗練ではなく円熟。円熟には限度がない。酔っ払いながら演奏するバンドと観客の一体感も見事で楽しかった。見れて良かった。今年一番のステージ

「はぁい」
- Foo Fighters(グリーン)
- グリーンについたときには,もう演奏が始まっていた。デイブグロールのアニキキャラが炸裂,人柄選手権では確実に優勝候補だ。CDは購入する一歩手前って感じなんだけど,デイブグロールはほんといい。
「はぁい,はぁい」という日本語の相槌が秀逸。笑った。「今日は雨でみんな気の毒だな。よーしみんな、じゃあ質問させてくれ。97年に来た人は手を挙げてみてくれ。はぁい。じゃあ2000年。はぁい。」自分たちが来る年は雨が降るというのと絡めて話してたような。「じゃあおまえら、この夜をいい夜にしてくれ。(思わせぶりないやらしい笑顔で)素敵でスイートな夜にな」お客さんざわざわ「(うなづきながら)はぁいはぁい」。
最後まで見たかったが,実は朝飯を食べて以降,夜10時を過ぎたこの時まで何も食べていなかった。口にしたものといえばビール1+ミネラルウォーター1のみ。もうフラフラだったので,「オアシスで飯を食って先にクルマに行ってる」とwildに言い残し,オアシスへ。オアシスで焼肉ライスを食べ終えると,不思議と腰の痛みが無くなった。駐車場へ歩き出すと,グリーンステージから「モンキーレンチ」が聞えてきた。
シャトルバスバス乗り場の手前に差し掛かったとき,道沿いの電灯が停電で消えた。
駐車場に着き,ポンチョの水をぬぐったり着替えたりストレッチしたりしているとwildフーファイターズを見終えたwildが到着。wildによれば,デイブグロールが下に下りてきてPAブースのやぐらに登って観客に拍手の指導などしたらしい。いい人だ。雨は上がっていた。
宿に戻り,汚れの酷い靴下などを流しで手洗い,持参したキュウリとワインで軽く一杯やったあと,風呂は順番待ちだったので濡れタオルで身体を拭いて就寝。
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