Brian Wilson2002/02/22 fri at 東京国際フォーラムhall-A
あの「ペット・サウンズ」をステージで再現するという奇跡の公演。実は例の911テロ事件(a.k.a.ラディンの大金星)のため、延期となっていたもの。実現して本当にうれしい。
前半は、ビーチボーイズ作品とソロ作品ちりばめて、という構成で、CaliforniaGirlsのコーラスとYourImaginationのあまりの美しさで、鳥肌と涙腺、刺激されっぱなしパナシ(イヤ、実際の話)。本当に凄い。前回はなんとなく「ブライアンウィルソンを見守る会」的な雰囲気が漂っていたけど、今回はもはやそんなんじゃなく「なんだかんだ言ってこれをに並ぶ作品ってあれとあれくらいしか無いし、というか今のロックって何の革新性もないしつまんないよ、でもオレは知っているぞ、ブライアンウィルソンこそは本物だったと!さぁ、聴かせてくれよ、そのメロディ!」って雰囲気が漂っていた。
客層としては、サラリーマン風のスーツ姿。それから自分の前の席には50代とおぼしき夫婦、右隣には40代の母親とその娘、左隣には30代後半と見られる夫婦。年齢層が自分より上だと言うことは明らかで、まぁそれは当然と言えば当然だが、なんかその雰囲気が先日行ったストロークスのライブなんかと比べて、なんだか居心地が良かった...と言ったら、ヤバイのだろうか?>自分。
15分の休憩をはさんで、後半はいよいよPetSoundsのパート。
もうなんつーか、あのアルバム通り。信じられない。バックメンバーが大体凄いだろ、あれは。
そして何よりも、BrianWilson がこの作品に対して持っている「誇り」というものが痛いほど感じられて、"my favorite"のGodOnlyKnows とか"Beautiful Song"のCaroline No とか、もうたまんなかった。
アンコールはSurfin' USA, GoodVibration, SurferGirl, FunFunFun といったビーチボーイズのヒットパレード。正しいと思った。来年もこないかな、ブライアンウィルソン。


Bjork2001/12/02 sun at人見記念講堂
友人にあてたメールから。
昨日は完全にやられたって感じ。ビョーク良すぎ。今年観た中で一番だし,今ま での中でもベスト3かも。人見記念講堂なんて変なとこでやるなと思ったけど, 行ってみてわかった。オペラとかが似合いそうな会場で,今回のセットにぴった り。それで,ステージの下の低いところに東京フィルハーモニーオーケストラが いて,オレ等の席はそこから7列目!!なんかこっちが緊張した。「ライブ」じ ゃなくて「コンサート」の感じ。席もなんかやけに座り心地がよくて,立ち上が って見るのに慣れてるやつらがお行儀よく座って拍手してるのが笑えたけど,終 わりのほうで「ハイパーバラッド」っていうもう定番の曲のイントロが始まった 瞬間,これがいままでおとなしく観ていたのと同じ観客かってくらい,異常な盛 り上がり。隣の席の彼女に連れられてシブシブ来た風な兄ちゃんも,思わず夢中 でビョークに両手を振ってたくらい。アンコールのときなんかも,手拍子じゃな くてもう強烈なスタンディングオベーション。拍手の嵐。はじめっから終わりま で背筋がジーンとしてたことなんて,ほんとにいままでR.E.Mとコステロと,フ ジロックではじめて見たベックくらいだもんな。
(2001/12/18 追記)というか、あの脚気ってあるじゃないすか。あのひざの下を叩いて、下肢がビョーンって反応するかどうかってやつ。あれ考えた人ってすごいよね。あれでビタミンの欠乏がわかるなんて普通の人は気づかないよ。ただもんじゃないね。って話がそれましたが、「Hyper Ballad」とひざの下を叩くのって一緒だなと。やっぱ健康な人なら思わず身体が動くだろうと、今HMVからとどいたアルバム「POST」の2曲目、すなわち[Hyper Ballad を聴きながら、そう思った、候、なり。でもね、本当言うと、アルバムバージョンの何十倍もいいんだよね、ライブバージョンは。あの"エン’アイ ゴー スルー オール ディス ビフォー ユー ウェイクアップ〜"って部分でドラムの音が"ドン・ドン・ドン・ドン"ってくると、もう泣きたくなるね、オレは。チベタンのアルバムに入ってるバージョンは結構いいと思います。


RADIOHEAD2001/10/02 tue @日本武道館


ソウル・フラワー・ユニオン2001/09/27-28@新宿リキッドルーム
二日とも行きました。フジロックの勢いそのままチケット買った記憶が・・・。でも行った甲斐あり。当たり前。ソウルフラワーだし。それに、会社終わってキンコンダッシュすれば、リキッド7時開演にぴったり間に合うことも判ったし。そういえばリキッドルーム、、例の歌舞伎町ビル火災の現場を通っていくんだけど、まだブルーシーとかぶってて警官も二人居たんだよな。以下はオレの恋人クリエさん(SONY)のメモ帳に書かれていたメモより。
「仙台や福岡でもやれるようになりました。すごい盛り上がりやって ん、・・・・東京だから言うんやけど、ちょっとおとなしいで」 「意見、苦情などありましたら、紙に書いて土に埋めてください。一切受けん わ」 「アメリカもいろいろ大変やけど、一部の人たちが勇気を振り絞って『アメリカ もやってきたことやん』って言い始めてるし。ブッシュ、支持率90%なんて、ア ホばっかやん。ということは、残りの10%がクリントン、デッドケネディズ、パ ールジャム・・・。冗談やで」 「(客:やっぱり昔の曲はええなー)そやろ。どうせ最近の曲はだめやわ。ええ かげんにせや。しばくで。そりゃ言い過ぎや。(ヨーコさん:たいへんやなー最 近は自分で言っといて自分で収めなあかん)」 「昨日、回転寿司に言ったら閉店寿司やったわ(奥野氏)」 「リキッド、床が心配やな。火事が起こったら半分は死ぬやろな」 「しかし、うれしいなー近鉄ファンとしては。(ヨーコさん:いつから近鉄ファ ンになったん)」


寿町フリーコンサート2001/08/12
フジロックのMCで中川が「モノノケサミットって何やって思うやろうけど、今度、関東でもやるから、寿町、・・・」って言われた日にゃ、行くしかねーだろって、フジロックの興奮覚めやらぬまま行ってみた寿。横浜出身の知人に「寿町ってどうなの?」って聞いたところ、「子供の頃行っちゃだめだって言われた。え?行くの?」って言われてちょっとビビり入ってたけど、行ってみて良かった。以下は、帰宅時の電車で書いたと見られる、CLIEのメモ帳から。 ・3時頃現地到着。「寿」の演奏がすでに始まっていた。これがすごい。沖縄音楽がベースみたいだが、彼女の歌。聴衆をのせるのせる。明るい、そしてすべてをさらけ出すかのようなアクト。やっぱりこういう場ではカッコつけていたら相手にされない。裸になる。そうすると客も裸になる。(もちろんマインドのことだけど)。その結果があのすさまじくビビッドなレスポンスということなのだろう。 ・友部正人。最初地味な感じでもろフォークって感じで心配したが後半盛り上げた。さらけ出してた。 ・SFMS。客のがらがわるくさめてしまった感もあり。ひばりの曲の時、斜め前あたりでおじいちゃんが思わず前にでようとして、周りの若者が手を貸していたのが印象的だった。中川のMC「おっちゃん前これへんかったらこの前の辺あけるから言ってな」ヒデ坊「ワシら、寿のオッチャンと遊ぼうと思って来とるんやからな。寿のオッチャンのために演るんやから、よそもんは迷惑にならんようにな」


Rock In Japan Fes.2001/08/03 fri at ひたちなか海浜公演


Fuji Rock Festival '012001/07/27-29 sat @苗場
 27〈金):
  ・ビール500
  ・タイカレー500
  ・タイラーメン500
  ・ステビア200
  ・インドエビカレー500
  ・シシカバブ500
  ・ビール500
  ・かに汁500
持っていったCLIEに残されていた記録はこれだけ。我ながらちょっとどうかと思う。

苗場開催は、今年が最後といううわさもあって、じゃあ、せっかくだからってんで
今回は苗場プリンスホテルをとってみたのだが、これがめちゃくちゃ快適。
重い荷物を背負って坂を登り、領土問題など考えつつテント設営、雨風はなんとか
しのぎつつも、傾斜20°の寝床。重力に抵抗しながらの睡眠・・・という去年までの
難民生活とは、いわゆる「天国と地獄」あるいは「フランスベッドとべガーズ・
バンケット」もしくは「in your primeとlike a rolling stone」くらいの開きが
あって、'97以来のフジロッカーたるもの、当然"rolling stone"を選ばずして
なんのためのフジロックか!って思いつつも、これ、もとに戻るのはかなり至難の
わざというか、来年も苗場らしいから、たぶんプリンスとってしまうんだろうなと
思った。
27日:Kemuri(green),くるり(heaven),ミラクルヤング(heaven),Travis(green),
Manics(green),Oasis(green) 28日:NumberGirl(green カンパイ三唱!),eastern youth(white),DoubleFamous
  (heaven),ソウルフラワーモノノケサミット(heaven「人気あるみたいやな」)
Robo(heaven),Mogwai(white),渋さ知らず(heaven),AlanisMorisette(green)
  NeilYoung(green さすがあんただ!!) 29日:Brahman(green),Dry&Heavy(green),XZIBIT(green),TomMcRea(red),
  RonSexsmith(red 感動),Tool(green 何もんだ・・・),Eminem(green)


Bob Dylan2001/03/14 @日本武道館


RAGE AGAINST THE MACHINE2000/06/24 sat @幕張メッセ
 ・演奏時間:1時間30分
 ・消費カロリー:2000Kcal(推定)
 ・体重の減少:3.5kg
  ・・・
といったところか.
曲順?ほとんど覚えていない,はは.

今日の千葉は小雨.
まず会場が素晴らしかった.
幕張メッセ大きな8番ホールを半分に区切り,その半分が休憩所&アムネスティのテント&グッズ売場&飲食物売場&ロッカーとなっていて,残りの半分が会場.会場は前・左後・右後の三つにブロック分けされ,それぞれがAブロック・Bブロック・Cブロック.我々は運良くAブロック.当然,椅子無しのオールスタンディングなので,余裕で前の方に行ける.

オープニングアクトがブラッド・サースティ・ブッチャーズ.ザックのたっての希望で起用されたということで,期待したのだが,会場の理解がなかった.心ないヤジが飛んでいて会場も全然盛り上がらなかった.私としてはかなり良いと思ったのだが,レイジ目当ての客にはちょっと合わないかなというのも確かにあった.自分も含めて,洋楽聴きの中にはちょっと偏狭/排他なところが合って,全くばかばかしいことだが洋楽を聴くと言うことが一種のステイタスだと思っているような勘違い野郎がけっこう多いのだ.そういう人たちは変に斜に構えて特に日本のロックには聴く前から拒絶してしまうようなところがある.そんな心の狭さが露呈されたような,ちょっとイヤーな気分だった.(そういった意味でも,フジ・ロックでの開かれた感覚というのは,奇跡的だったんだなと思う)

気を取り直して,レイジを待つ.
ところが,いよいよとばかりに前に押し寄せる客に対して,主催者側が恐れをなしたか「フェンスのチェックをするので全員一歩づつ下がって下さい」.これで10分は待たされたか.今日の仕切はホットスタッフ.ちょっと段取りが悪すぎ.「いいですかみなさん,絶対に前には押さないで下さい.上に跳んで下さいね.上に跳んで楽しんで下さい」.思わず会場失笑.スマッシュの日高さんもステージのそででニヤニヤ笑いながら,客と何か話をしていた.

そんな感じで,ちょっと機先を制された感も無きにしもあらずといった開演前だったが,...

客電が落ち,ついにレイジ登場.みんな前方に殺到.幕には"BATTLE OF TOKYO"の文字が. いきなり知らない曲で始まり(後で知ったところによると,MC5のカバーだったらしい),その後は,もうわけわからず.
前から4〜10列付近を流し流されって感じで,
"PEOPLE OF THE SUN"で垂直飛び100回,
"KILLING IN THE NAME"で「アイ・ウォント・ドゥ・ワッチャ・テル・ミー!」と叫び,
背中に乗ってくる人を5,6人は頭上に担ぎ上げ泳がせてやり,
倒れた人に手を貸し助け,
"KNOW YOUR ENERMY"で「オール・オブ・ウィッチ・アー・アメリカンドリーム」と怒鳴り,
ジャンプした前の女の子の頭突きの直撃をアゴに受け,
肘を当ててしまった隣のでかい外国人にジェスチャーで"スマン"と詫び,
"SLEEP NOW IN THE FIRE"のイントロで「ぃぃぃいえ゛ぇぇぁあぁぁー」と絶叫,
その時点で最大心拍数195(推定)に達し,
さすがだレイジ!明日の選挙は必ず投票に行っからな!と思った.(2000/06/25)


BECK2000/05/29 mon @日本武道館
 ベックはやっぱり変だった。変で、凄く楽しくて、クネクネしてて、へなちょこで、プロフェッショナルで、誠実で、聡明で、はじけてて、地に足がついていて、そして、凄まじくカッコ良くて、あと形容詞が32個くらい必要なんだけど、ボキャブラリが足りなくて、そして一番大切なことは、他の誰よりも私に幸せな気分をもたらしてくれるアーチストだってことだ。
 はっきり言って、ものすごく期待して今回のライブに臨んだ。ベックのステージは'98のフジロックで一度観たことがあって、そのときはそれこそ自意識過剰なこの私が我を忘れるほどの至福を感じたくらいで、今回も期待して当然だし、逆にどれだけ期待してもきっと期待以上のパフォーマンスを見せてくれるだろうという変な信頼感さえあった。だから安心して期待できたというか。
 会社を早退して武道館に向かった。ちょっと早く着きすぎたけど、席について友人の来るのを待つ。席はBブロックの前から4列目。かなり角度が浅いけど、通路側だし、OK。そのうち友人も到着し、雑談しながら開演を待つ。
 19:20分、客電が落ち、ベック登場! 意表をつき、アコースティックな曲で始まる。そしてその1曲目の中盤からバックバンドが演奏に加わり、ミラーボールが廻り、大爆発!
 そしてその後前半は新作「ミッドナイト・ヴァルチャー」からの曲に"ニュー・ポリューション"などのヒット曲を交えファンクなノリで進めたのだが、はっきり言ってベックちょっと苦戦。客がちょっとおとなしいのだ。でも、そんな逆境も必殺"ルーザー"で断ち切る。大合唱。"アイム・ア・ルーザー・ベイベー・ソー・ワイ・ドンチュー・キル・ミー" 怒鳴りすぎてちょっとむせた。
 そして私的には今回の白眉だった、中盤のアコースティック3曲。"コールド・ブレイン"、"シング・イット・アゲイン"(これは本当に泣きそうになった)、そしてハープ1本の"ワン・フット・イン・ザ・グレイブ"。
 そして後半はもうぶっちぎりのへなちょこダンス&ヒット曲大盛り上がり大会。それに仮装大会?も加わり、点滴の台車を引きずってくる奴、工事現場の格好をして来る奴、そしてあの変なブレイクダンスで、大笑い。アンコール最後は"デヴィルズ・ヘアカット"。"ガタ・デヴィルズ・ヘアカット・インマーイ・マインド!" 暴れずにはいられない! そしてそのままステージは無法状態。点滴男は点滴の中身をぶちまけ、工事員は床にのたうち回り、最後は工事員のベックが「立入禁止」のガムテープをステージの右から左まで張っておしまい。客電がつく。アンコールの隙すら与えない完璧なエンディング。終わった後、周りを見回して見えたみんなの笑顔。これがすべて。
 最後の混沌こそがベックの表現者としてのなんたらかんたらとかって、もうそんなことどうでもいいやって思いました。完璧なんだもの。(2000/05/30)