反射と筋出力


<対称性緊張性頸反射>
(STNR:Symmetrical Tensional Neck Reflection)

     ・アゴを上げると・・・上肢は伸びやすく、下肢は屈曲しやすくなる
     ・アゴを下げると・・・上肢は屈曲しやすく、下肢は伸展しやすくなる

応用
「陸上のスタートダッシュ」→アゴを引くことでスターティングブロックを蹴りやすくなる
「逆立ち」→アゴを上げることで腕を伸ばしやすくなる
「走り高跳びの背面跳び」→フィニッシュの時アゴを引くことで、自然にかかとが上がる
「自転車」→引き脚が弱い選手はアゴを上げ前を見るように心がけるといいかもしれない


<非対称性緊張性頸反射>
(ATNR:Asymmetrical Tensional Neck Reflection)

     ・顔の向いた側の上下肢・・・伸筋が優位に働く
     ・顔の向きの反対側の上下肢・・・屈筋が優位に働く

応用
「弓」→弓を引く動作は自然と弓を持った手の方を向き、弦を引く手は顔の後ろになる
「腕相撲」→腕を引きつける力(屈筋)を使うので、手からは顔をそむける方が良い


<コンタクトの手法>

主動筋に"手を触れる"などのコンタクトをすることで、その筋肉の出力が高まることがある。(場合によっては抑制に働くこともある。)


「スコットカール」→台に腕を置いて行うカールでは、意外と重量が上がらない。それは腕を巻き上げる上腕2頭筋に対して拮抗筋となる上腕3頭筋が台との接触で刺激を受けてしまうからである。


<ルード法>

ルード氏が見いだした手法。人体の各部位への様々な刺激による特異な反応を利用する。


「大腿4頭筋」→かかとを叩打することで一時的に筋出力が向上する
「大臀筋」→強くたたく
「前腕筋」→筋肉に沿って軽くなでる