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2000/05/31 wed ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.31,2000;"Giro d'Italia news"より)
Stage comments(ステージコメント)
102kmのジロ最短ステージ,第16ステージはFrancaise des JeuxのFabrizio Guidiが勝利を手にした.彼は,スタート前には疲労感があると語っていた.しかしながら,2時間半という時間はプロ選手にとって長いレースとは言えず,伝えられるところによると自分の家族に会おうとレースに駆けつけた何組かの小旅行組の姿も見られたそうだ.Guidiはインテリジロ(ブルージャージー)ポイントで現在トップであり,ここのところの数日間は前半のスプリントに確実に前の位置にいられるように少々力を使わなければならなかったのだ.
「残り20km地点の丘で先頭に立とうと考え,最後の1kmでレースの行方を握っていたサエコにくっついた.私はBiagio Conteの後へ飛び出し,彼は私が入り込む余地を作った.幸運にも,残り数メートルはハードだったから.」と28才のGuidi.
明日の第17ステージは,ほぼ2時間半長い,MedaからGenoaまでの236kmのコース.ゴールにさしかかる(残り44km)ところでは,比較的小さな616mの登り坂,Creto di Montoggioがある.本当の山岳が再び始まるのは,18,19,20ステージ.
No women's cycling for Casagrande
現在,マリアローザを着るフランシスコ・カサグランデは,彼の娘のCamillaが大きくなったら自転車競技を勧めるかという質問も受けた.彼の答えは短かった.「完全にノーだ.これは女性のためのスポーツではない.あまりにもハード過ぎる.」
2000/05/30 tue ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.30,2000;"Giro d'Italia news"より)
Stage comments(ステージコメント)
今日の第15ステージ,BormioからBresciaまでのステージは,ほとんどAngel Viciosoのジロのステージ初優勝かというところだったが,このケルメのスペイン人選手が"反則のスプリント"をしたとして,レース審議会から降格処分を受けた.彼は残り150メートル地点でポルティのSilvio Martinelloを押したとして降格され,結局優勝はサエコのBiagio Conteに渡った.後者のチームに関しては,スタートの時,コロンビア選手Ruben Marin(Selle Italia)にMario Scirea選手が掴まれるという出来事もあったが,この件に関してはそれ以上何も無かった.
Viciosoはその後,彼のキャリアで最大の成果を逃がしてしまったことで,消沈していた.「私は何も悪くない!」彼は語った.彼のチーム・ディレクター,Vincente Beldeは彼をかばってこう語った.「あの裁定はフェアじゃない.私はテレビの画面で見た,もし拡大鏡で見たとしても過ちなんて見つからない.自転車競技におけるこの30年間で,レース後1時間もたってから選手が降格されたなんて前代未聞だ.ステージ表彰やドーピングコントロールなどが終わった後にだ.我々はUCIに訴える.この訴えが実るかどうかはわからないが,何らかの法的手段も検討したい.」
サエコのBiagio Conteは異なった見解.いわく,「たとえ私が一番でゴールラインを通過しなかったとしても,私はそれでも満足だ.ホテルに帰って,テレビでスプリントの模様を見た.彼ら(審議員)は正しかった.彼(Vicioso)に過失があった.彼らは最初の週にマリオ・チッポリーニをも降格にしてるし.」とこの32才は語った.
Casagrande concerned(カサグランデ心配)
このステージのもう一つの出来事,それは選手が通らなければならないひどく照明の悪いいくつかのトンネルに関すること.フランシスコ・カサグランデが先頭集団に言った.「ここらのトンネルはとても危険だ.その多くは照明がひどい.暗いトンネルではモーターバイクで道を照らしてもらいたいと頼んだが,やってくれなかった.126km地点になんて全く照明の無いトンネルがあるんだよ.なんだか無責任だよ.だから我々は"だらだらと”走ることに決めたんだ.さもなくば,大落車になりかねないから.」
彼はまた,Bresciaの最終コースにも疑問を呈した.そこには何ヶ所かの曲がりくねった部分がある.「これも危険過ぎる.もし雨が降ったらどうなるかなんて考えたくもないよ,選手に対してもっと保護が必要だよ.こういったコースをこなしていくのは私たちみんなにとってハード過ぎる.」
Pantani down but not out(パンターニダウンするも,棄権せず)
ドロミテアルプスはパンターニに優しくなかったが,彼はまだがんばっており,あたかも彼が山を登りながら引きずっているかのようなグランドピアノをすぐにでも断崖の下に切り離したいと願っている.ここ数日間で,総合順位表によると彼は40分以上を失っているが,彼は自分のカムバックレースを続けることを決意している.
「精神的にも良くないし,」彼は言う「観客の間をかいくぐって走るのは,私にとって楽しくもない.なぜなら私は大きく遅れているから.たとえ精神面がOKだとしても,やっぱり余り楽しいものじゃない.今や,これは私にとってトレーニングでしかない.グランツールは"即席"では駄目だということを証明しているようなものだ.それはスタート前からわかっていたけど,今やそれは確信だ.」
「みんなもミラクルは不可能だということは知っている.そして,私にとってここにいること自体が大切なんだということも,彼らはわかっている.この経験が未来に生かせることを願っている.」と彼は付け加えた.「この後の何ヶ月かは,出来るだけレースを走りたいと思っている.でも何も約束は出来ないが.私がただ願うのは,今より凄い,別のパンターニが出来るだけ早く戻ってくることだけだ.」
2000/05/22 mon ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.22,2000;"Giro d'Italia news"より)
The great escape(大逃げ)
1人で合計164kmもの距離を逃げ切り,一時は12分05秒もの差を付け,オーストラリア人選手デビッド・マッケンジーが第7ステージですごい勝利を勝ち取った.一般的にはスプリンターとして知られるマッケンジーが飛び出したら,軽く見ては行けないことを,彼は土曜日のTeramoへのステージで明確に証明した.Eddy Mazzoleni が試みたが,このリンダマッカートニーチームのライダーを捕まえることは出来ず,彼はイタリアでのチームの人気向上に大いに貢献する事となった.
マッケンジーは表彰台で涙を見せ,「私にとっての夢が現実になった.8才か9才の子供の時からずっとメルボルンでツアー・オブ・イタリアやツール・ド・フランスといったレースをテレビで見てきたんだ.自分がレースに出てこんな成績を残すなんて望んでさえいなかったのに,私はこうしてステージ優勝できた.まだ実感が湧かない」と話した.
彼は残り37kmの最後の登りで非常に苦しんだが,アシスタント・チーム・ディレクターの Keith Lambertの励ましで立ち直った.そしてもちろん多少は食料によっても.リンダマッカートニーチームの作戦の"ベジタリアン"という側面は,アスリートにとって肉を食べることが勝つための唯一の方法と考える多くの伝統主義者の興味を引いた.マッケンジーは評論家に対してきっぱりとこう答えた「自分で試してみない限り,あなたはどんな考えも捨てることは出来ない」.
鉄分とタンパク質の摂取に十分な注意を払えば,それは可能だ.そしてもしあなたに優秀な2人のコックがついていればより手助けになる.そして今日も再び,それは起こった.第8ステージでおよそ8時間ものレースの末,Max Sciandri が2位に入ったのだ.彼らは快調だ.
Douma nearly...
マッケンジーの逃げが決まった後,2位に入ったVladimir Douma(Ceramica Panaria-Gaerne)は一瞬勝ったと思ったが,その後1分もたたないうちにあきらめる結果に終わった.彼は集団スプリントでKonyshev, Martinello,そして Trentiを退けたが,残念なことに彼の前には髪の毛の赤いオーストラリア人が確実にいたのである.
Armstrong update(アームストロング最新情報)
ピレネー山脈での2週間前のクラッシュを経て,アームストロングはツール・ド・フランスに向けた練習計画を変更せざるを得なかった.彼はMidi Libreのレースをスケジュールに入れていたが,怪我のため取りやめとなり,もう少しの間を回復期間に当てることになった.本誌の読者の要望に応え,lancdarmstrong.comのChris Brewer との共同で,cyclingnewsは以下に書くアームストロングのコンディションに関する最新情報を得ることが出来た.
[Q]約束〜前回〜健康状態はどうですか?事故の後,そして生活全般でどんな感じですか?そして,現在レースに向けての準備は何パーセントといった所ですか?
[LA]健康状態はグレートだ.実際.痛めた首の回りからも何ら重大な影響も無いし...自分を推理するに,今現在でおよそ90%だと思う.もちろん正確に当てるには難しい数字だし,実際にレースでテストして見るまではそんなに意味がある数字じゃないけど,トレーニングとテストによると,私はだいたい90%といったところ.
[Q]この"ちょっとした遅れ"を経過して,あなたのツール・ド・フランスへの準備に対してどう評価しますか?
[LA]実際いいことだったと思う.このことでもしかしたら私のフィットネスは5月中旬まで多少向上したかもしれない.時として,人は,Fed ChairmanやAlan Greenspanのようになる必要があるんだ,ものごとをいくらかスローダウンする必要が!だから私は事故で0.5%向上したのと同じだと言える.
[Q]あなたはDauphine Libereを調整用のレースとして見ていますか?,あるいはレースに向けて見落としていることはないかチェックする機会として見ていますか?
[LA]両方ともだが,私がDLでどのくらいの力を出すかは,とても慎重に選択されるだろう.勝つのが目的で行くのではない,基本的に.
[Q]今でもウルリッヒをTdFにおける一番のライバルだと考えていますか?彼に関するレポートによれば,彼はまだレースが出来る状態では無いようですが?あるいは,現時点でもっと目立った選手がいますか?
[LA]あぁ,なんて言えばいいんだい?彼は凄い能力のある選手だけど,冬の間にその能力を少々失っている.7月に目撃することになるだろう...私は彼が準備を整えてくると思う.でも,優勝候補のリストは長いよ.ウルリッヒ,パンターニ,オラーノ,ジャラベール,ボーガード,エスカルティン,ツェーレ,ビランク,デュフォー,そのほかいろいろ....
Is six weeks enough for Ullrich?(ウルリッヒは6週間で足りるのか?)
この前の項で触れられた件だが,彼は約束を果たした.テレコムチームのヤン・ウルリッヒはMidi Libreの最終ステージで,同僚のGeorg Totschnigの総合優勝の手助けを試みた後,レースを棄権した.しかしながら,ウルリッヒはこれをやれる状況ではなかった.最初の2,3の登り区間で大幅に遅れ,ついにはレースを棄権した.
前日,いくつかの山を含む"クイーン・ステージ"において,彼は約32分のタイムをロスした.彼がツールで立ち向かうことになる程の高さの山はなかったのにも関わらず.2度にわたり,彼は急勾配の狭い登りで足をついた.
タイムトライアルでの66位という成績も精彩を欠くもので,まるで彼が,いまジロでそこそこの調子を見せているパンターニのレベルに達するまでにもまだ道のりがあるように見えた.ウルリッヒはしかし,この最初の復帰レースに関し「満足」「タイムトライアルを除いては」と語った.
「調子はまあまあ.彼はスイスで良くトレーニングした.」とチームドクターのLothar Heinrichは語った.「彼のウェイトが凄く邪魔しているが,彼は無茶な減量はしないだろう.さもないとパワーまで失い過ぎることになるから」.
ツールのスタートまで40日を残した今の時点で,彼の体重は"おおよそ"74kg.ウルリッヒ自身,あと数ポンド減らす必要があると考えている.今週,彼はトレーニングのためスイスに戻り,そのあと5月26日(金)のツアー・オブ・ジャーメニーのスタートに立つ.このレースでの彼の目標は5月31日のタイムトライアル.彼にとって最初の真のテストとして.
2000/05/21 sun ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.21,2000;"Giro d'Italia news"より)
First Australian stage in 10 years(この十年間で最初のオーストラリア人ステージ優勝)
今日のジロ第7ステージで印象的な単独の逃げを決め,オーストラリア人選手デビッド・マッケンジーはかの"広大な茶色の大地"から来た数少ないステージ優勝者となった.この前はというと,フィル・アンダーソンが1989年と1990年に,そしてアラン・パイパーが1990年にステージ優勝している.1982年には,マイケル・ウィルソンという選手もステージ優勝をしている.
マッケンジーは,リンダマッカートニーチームで走っているにも関わらず,彼は最初のオーストラリア人ベジタリアン優勝者ではない.アラン・パイパーは彼のキャリアを通して,厳格なベジタリアンであった.そして今でもそうである.Belgian Kermesse circuitでホットドッグを売って生計を立てているけれども.
これは確かにリンダマッカートニーチームがプロにあがって1年とちょっとの期間に生んだ一番大きな勝利であるし,また今年のジロの目玉を"隠れた悪夢"から"前例のない成功"へと転換させつつある.Forza Macca! Max Sciandriは,このチームが昨日飛躍的な勝利を遂げた後,このチームの食習慣について,彼が表彰台に姿を表すと直ぐ,こんな冗談を言った.彼は尋ねた「君はトスカナ出身だから,当然肉を食べるでしょう?ジロの期間中隠れて食べたりしないの?」.Maxは「そうさ,俺は携帯コンロを肌身離さず持ち歩いているんだ!」と言って,1人芝居をした.
Konyshev's fourth (コニショフ4度目の勝利)
ツール・ド・フランスで4度ステージ優勝しているDimitry Konyshevは,昨日のVastoへの第6ステージに勝ち,もう一つのグランツールでの勝利数を増やした.これで彼のジロでのステージ優勝は,1993年の2回と1997年の1回に合わせて4となった.
彼は(前から予告していた)この勝利へのコメントで,「Pettachiが私をゴールまで引っ張ってくれたんだ.500メートル地点で我々はチッポリー二を抜いた.彼の姿が後方に下がっていくのを見るのは奇妙なものだったよ.Blijlevensの進む方向が対角線に見えたので,私は助かったんだ」とGiancarlo Ferrettiのスター選手は語る.
Petacchiは彼に200mまで一緒に行こうと話し,Blijlevensをやっつけ,このオランダ人をがっかりさせた.34才のKonyshev,これは彼の12年のキャリアにおけるまた一つ嬉しい勝利であると同時に,Giancarlo Ferrettiチームの監督のアグレッシブな戦術の成果でもある.これは決して昨年のワールドチャンピオンシップでの彼の失敗(Freire監督の勝とうとする余りのフライング)の穴埋めにはならないが,Konychev自身は今,もうちょっとうれしいはずだ.
Calcaterra and Gonzalez make up(Calcaterraとゴンザレス仲直り)
第5ステージの終盤,コロンビア人選手のFreddy Gonzalezにパンチを食らわせたGiuseppe Calcaterra(サエコ)は,その後このコロンビア人選手に正式に謝罪した.GonzalezのAguardiente Nectar-Selle Italiaチームの監督,Gianni Savioはこの問題についてレース審議会にすごい剣幕で食ってかかったが,Calcaterraはテレビで公に謝罪し,この問題は収束に向かった.
Pantani likely for the Tour(パンターニ,ツールは確実)
マルコ・パンターニが今年のジロに出場したことはちょっとした驚きだったが,彼の心の中でこの2000年という年にはツール・ド・フランスという大きなゴールがあるということを早くも明らかにした.彼はこの件について,今日ジロ・プレスに対して認め,こう言った.「私は今,100%の体調では無いし,このジロでの優勝候補だとは思わない.最近では,私はファンをがっかりさせているが,しかしほん1,2ヶ月後に迫ったツール・ド・フランスでは,私は彼らを満足させられるだろう.」と"海賊"は今夜,宣言した.
「私は文句無しの優勝候補というでは無いが,他の選手たちが私を引き離すにはかなり強い選手である必要があるだろう.」と彼は他のツール有力選手に変則的な挑戦状をたたきつける形で話を締めくくった.通常,パンターニは(他の人に対し)注意をそらすことで,高い山に入り地球の重力と集団からの逃げを決める時が来るまでは,いつもプレッシャーをかわす選手だった.この発言は,きっと彼がかなりの自信をもっていることの表れであり,他のツール有力選手達に嫌なプレッシャーを与えることになるだろう.
パンターニは1998年のツールで,ヤン・ウルリッヒを打ちのめして勝ち,これは最近のツールの歴史の中でももっとも興奮するレースであった.ウルリッヒが凍るような寒さのガリビエ峠の坂の前半で,軽快に加速するパンターニに置いて行かれたのは本当に記憶に残る場面だ(そうでしょう?本当の話..ガリビエにたった一つの喫茶店の回りにテレビをセットし,狂ったように騒いでいるイタリア人の群衆に囲まれ,彼はトップに立ったのだ!)
2000/05/20 sat ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.20,2000;"Giro d'Italia news"より)
Di Luca hungry(ディルーカ、ハングリー))
昨日、Peschiciへのステージを優勝したのに、カンティナ・トッロチームのダニロ・ティルーカ
はもっと多くを望んでいる。彼の目はマリアローザに向けられており、日曜日に予定される過酷なPrato への山岳ステージまでにすくなくとも一度はマリアローザを着たいという考えだ。昨日の彼はTossattoが苦しそうだと見るや、アタックをかけたが、誰もついてこなかった。今日の時点で彼はTossattoから31秒遅れであり、日曜日の難所までにはもう一度だけこのピンクのジャージを着るチャンスがある。
Tossattoはピンクの総合成績リーダージャージと、インテジロのブルージャージと、ポイント争いトップのパープルジャージを獲得中で、とてもハッピーだ。彼はステージ優勝と同様にこれらのうちどれか一つをミラノのゴールまで保持するのが目標だと語った。
Pantani annoyed (パンターニ苦しむ)
昨日の落車に巻き込まれたマルコ・パンターニは怪我を負いながらも何とか集団に追いつきタイムロスを免れようとしたが、かつてのチームメイトであるロベルト・コンティ(Vini Caldirola)が"海賊"が倒れている間に集団の先頭でペースを挙げたために、苦しんだ。いわゆる高度な戦術における常套手段である。コンティとしては、彼はパンターニが落車していたことは知らなかったし、ただチームリーダーのフランシスコ・カサグランデの為に仕事をしただけだと主張した。
Gotti: still not 100% (ゴッティ:まだ100%では無い)
昨年の覇者、イヴァン・ゴッティ(ポルティ)は、今年のジロでは、良くはなってきているのだがまだリズムがつかめていないことを明らかにした。La Gazzetta dello Sportのインタビューに対し、ゴッティが語ったことには、「70%の体調。毎日良くはなっているが、1997年の方が良かったな。心の状態が良かった−もっとやる気にあふれていたんだ。ジロに勝つということは天にも昇る様なもの。今の自分はやる気が足りない」。
「私の一番のライバルはトンコフと、カサグランデと、サボルデッリ、それにパンターニだ」と彼は付け加えた。しかしながら、レースに一つ二つの驚きは付き物。ゴッティはプロローグの前の金曜日に目撃した観客やローマ法王から、非常に影響を受けた。そのことについて「一番素晴らしい瞬間だった。忘れられない体験」と語っている。
彼の家族全員、父親のGiovanni や母親のAlma も含めて信仰心が強く、イヴァン自身は勝てると信じ始めている。
Linda McCartney on Tour(ツールへのリンダ・マッカートニー)
イギリスを基盤とするリンダ・マッカートニー・サイクリングチームは、控えめに言っても、ジロ・デ・イタリアを"かき回した"。プロローグ後に二人の選手が撤退(BrooksとRichard)、マット・ステファンのクラッシュ、そしてさらに二人(Vestol とPower)の選手がベジタリアンフード会社がスポンサーのこのチームにこき使われたことによる胃痛に悩まされている。それでも二人はともにステージでトップ10に何とか入り、そして最後はMax Sciandri が今日のステージを制した。
もちろん、Gabriella Ekstrom が第1ステージのレポートで指摘したように、太陽の下、すべての冗談は男達の食べものについての放しなのだ(どうかほっといてあげて)。以下に紹介するのは、一般的なプロ選手の食事とそれほど違わない。
<朝食>
シリアル:ミルクか豆乳又はプロティンパウダーを混ぜて。
オムレツ
リンダ・マッカートニー製の「ベーコン」
リンダ・マッカートニー製の「ソーセージ」
クロワッサンやパンにジャムやチーズを塗って。
ナチュラルヨーグルト
フルーツジュースとナチュラルウォーター
紅茶かコーヒー
<レース中>
ボトル4本に及ぶ補助ドリンク、レモンかオレンジ味
ボトル8本に及ぶ水
バゲット:塩と低脂肪チーズとトマトと固ゆで卵をはさんで
エネルギーバー
ケーキや甘い物
コーラ類
凝縮固形栄養食:ピーチ味
<レース後>
バゲット
補助栄養食
紅茶
コーラ
<夕食>
以下のメニューから選ぶ:
ゆで野菜、又は固ゆで卵と生野菜
チーズ入りオムレツ、マッシュルーム、ポテト
リンダ・マッカートニー製のミンチで作った辛くないカルネ
アルデンデのパスタ:ナポリタンかアラビアータソースで
リコッタ入りリゾット
新鮮な野菜の盛り合わせ:ほうれん草、にんじん、豆類、カリフラワー、ブロッコリ、等
コーヒー
2000/05/19 fri ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.19,2000;"Giro d'Italia news"より)
Cippo's 30th(チッポリーニ、30回目)
昨日のジロ通算30回目のステージ優勝で、マリオ・チッポリーニは Alfredo Binda(41勝)、Learco Guerra (31勝)に次ぎ(Costante Girardengoと並ぶ)歴代3位タイとなった。しかし、このことについて異議が無いわけではない。というのは、彼が残り8kmの登りで明らかにチームメイトの Marco Scirea のレースパンツに捕まっていたからだ。別のチームメイト、Guisseppi Calcaterra は、続いての下りで、コロンピア人選手のFreddy Gonzalez (Nectar-Selle Italia)と殴り合いをした。この二つのことに関係があるのかどうかは分かっていない。
「私の過去12年間と同じだけ勝ったプロレーサーはいないと私は思う。そして時がたつほど、私への批判が間違っていることが明らかになり私は満足するだろう。」と冷静な"ライオンキング”は後に語った。チッポリーニは、とても強固なチームを従えて年間多くのレースをこなす選手の一人だ。
彼は以下のように彼の"牽引"疑惑に反論した。「私はすっかりおなかが減ってしまったので、ハムサンドイッチを求めただけだ」と都合のいい時間に。「私のチームメイトは持ってないと言って、代わりにエネルギーゼリーとビスケットを背中のポケットから出してくれた。あの場所は、もう坂の苦しい場面は過ぎていた。ちょっと早かったが、あの場面では私は彼らを追わなければならなかった。」と彼は語った。
Martinello criticises (Martinello批判する)
昨日の第4ステージで3位に入ったあと、ポルティの Silvio Martinello は彼の以前のチームメート、マリオ・チッポリーニについて少々批判した。「チッポリーニの勝利のためにどれだけのことがされてきたか、私には信じられない。ひどいことだ。」と彼は言った。「彼は前の第3ステージの犠牲者だと言っているが、彼がチームメイトから受けたアシストは、テレビを見れば明らかだ。もし私がコニシェフ(Fassa Bortolo)の代わりに2位に入っていたら、私は抗議していただろう。私はどうして Ferretti(Fassa Bortolo DS) が抗議しなかったのか理解できない」
「私はチッポリーニがゴールスプリントで勝つ為に"助け"が必要だとは思わない。しかしもし我々がそれを坂の頂上まで運んでやったなら、もしかすると違った結果に終わったかも知れない。テレビを観た人たちがこのステージを判断する。ここでやるべきだ。チッポリーニを押すのをテレビで見たと言う人たくさんの人達からのの電話を私は受けているんだ」と少々困惑気味の Martinello が記者会見で語った。
2000/05/18 thu ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.18,2000;"Giro d'Italia news"より)
Comment after yesterday(昨日を終わってのコメント)
マリオ・チッポリーニが第3ステージで Jan Svorada の進路を横切ったことで、彼はレース審判によって降格処分を受けた(一緒にゴール集団の103番目に降格)。審判長のフランス人Christian Charpigny は、マルコの行為がそれほど危険で無かったにも関わらず(それにSvoradaに対しすぐに謝罪したにも関わらず)この裁決をした責任者である。
「私はゴールスプリントの模様を見直したが、処分を受けるには値しないと思う」と"ライオンキング"は La Gazzetta紙に語った。「私が進路を変えたのは、車輪が触れたからだ。ことによるとチッポリーニを降格処分にすることは、決定権のあるフランス人ジャッジのパブリシティ行為と言えるのでは」
彼の話題を続ける。第三者の発言。
彼のその点に対し、Svoradaは「こんな勝ち方はうれしくない。私はいつも真っ先にゴールラインを通過することを狙っている。今回の件は、もし障害物が無ければ私はまさに一番でゴールラインを通過していたはずと自分に言い聞かせている。しかし、私が思うに、マリオも私と同様待たされすぎた。私はゴールのジャッジは出来ないけど、こんな風に勝利が転がり込んで来たことに驚いている」と語った。
「マリオが気の毒だ。でも彼はきっと立ち直ると思う。」
Pantani watch (パンターニ、ウォッチ)
<イヴァン・ゴッティ>
パンターニに対して払われる注目は並大抵では無い。昨年の優勝者イヴァン・ゴッティは昨日のテレビでの記者会見の席で「私はマルコに対して最大限の尊敬を払っているが、しかし私がこの席にいるのはイヴァン・ゴッティについて話すためです」と言った。
「自転車競技イコール、マルコ・パンターニでは無い。彼がとても人気があって、みんなが彼の復帰を諸手をあげて歓迎しているのは分かるよ。でもすべての選手はジロに向けて自分なりの"Tifosi"を持っているんだ」と普段は無口なゴッティが語った。「レース集団はいつもパンターニを受け入れているよ。彼は黙り込んでいるわけじゃない。彼はみんなと話すし、私には何の問題も無いように見える」。
「我々は彼に攻撃を仕掛けるだろう。たぶんもうじきに。でもそれは戦略的な理由であって、別に彼への反感からの攻撃ではない。」とゴッティは語った。彼も第2ステージMaddaloniへの濡れた路面のせいで窮地に立っているのだ。「あのレースコンディションは信じられなかった。"迅速な"決定というのが難しいことは理解しているつもりだけど。私は、次にこのような場面があったら、選手の安全と健康に対してより以上の配慮をする事を希望する。選手みんなが重要に思っている一つのことがある。それは"落車しないように"ということ」。
<パウロ・サヴォルデッリ>
パウロ・サヴォルデッリはもっと直接的に、「もしパンターニに対して行き過ぎた注目があるとするなら、それはあなた方報道関係者がに責任がある。あなた達は丸1年間もパンターニを泥沼に追いやった張本人だ。今、あなた達にはするべきことがある。それは彼の口からは言いにくいこと。すなわち、彼に対する前みたいにばかげた記事は書かない方がいいということだ」。
<パヴェル・トンコフ>
「パンターニは調子がいいみたいだ。マリア・ローザを勝ち取るのは簡単には行かない様だ。彼はいつもみんなの注目を浴びているけど、それは今に始まったことじゃないだろ」とトンコフは語る。彼は付け加えて、「彼は前を見て、レースにおける次の挑戦について考えているに違いない」。
<そしてパンターニ本人は?>
最初沈黙を守っていた"海賊"は、報道陣が静まるのを待っていたが、観念した。彼はジロの最初の声明にこだわっていた。それは彼がここで走るのは「毎日毎日、ロードの決断を待つ為」であるということ。何日か続いた彼の沈黙の誓いについて明らかにするまでのこと。
彼の昨日の短いコメント:「ちょっとナーバスな一日だった。最後の周回コースがかなりトリッキーだったから。私はいつもいい感じだし、日に日に良くなってきている」
この記者会見が終わるとき、彼は集まった記者に伝えた。彼は「レース中仲間と話をしている。彼らは仲良くする必要がある人たちだ。」と。
Richard wants to wear rings (Richard はオリンピックジャージを着たい)
オリンピックチャンピオン、Pascal Richard はリンダ・マッカートニーの選手だが、彼は第1ステージを前に食中毒の為(オーストラリア選手のBen Brooksとともに)レースをリタイアした。イタリアの新聞にはちょっと違った理由が載った。それは彼がレースを辞めたのは、国際オリンピック委員会との紛争の結果だと言うのだ。
ロイター伝によると、リンダ・マッカートニーの広報担当 John Deering はこの件を「ばかげている」と否定しているが、Pascal は今なおIOCに対し、五輪のデザインのジャージを着ることの許可を求め、説得しているという。たとえば、過去に世界チャンピオンは、ジャージの袖口と襟に虹のストライプを着けることが許されてきた。同じことがオリンピックチャンピオンにも適用されるべきなのでは?
Richard はそう考えているらしく、過去3年間、五輪に飾られたジャージを着用してきた。しかしIOCは五輪は彼らの物であるとし、もし彼が今後もこのジャージを着続ける場合、彼にSFR350,000(200,000 USドル)を要求してきた。このスイス人選手は動じず、IOCが強制的に排除しない限りレースを続けていただろう。
2000/05/17 wed ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.17,2000;"Giro d'Italia news"より)
Cipo blames bars(チッポリーニ、ハンドルバーを責める)
今日のステージのスプリントでJan Svoradaの前を横切る走りをしたマリオ・チッポリーニは、危険走行で失格となり、一緒にゴールした集団の最下位に降格となった。しかし彼は直ちにこのチェコ人選手に謝罪し、今回の斜行は彼の新調したハンドルバーが滑りやすかった為だと説明した。
他の選手も、もし彼がhook Svoradaのことを言っているんだとしたら、確かに彼はちゃんと出来ていたかもしれない、と彼をかばった。
2000/05/16 tue ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.16,2000;"Giro d'Italia news"より)
Gaul backs Pantani
ルクセンブルグの伝説的なクライマー、Charly Gaul氏は、パンターニはジロが完走し、その後ツールで勝利すると思う、と、レースをオーガナイズする新聞La Gazzetta dello Sportのインタビューに答えた。Gaul氏は1956年と1959年のジロ優勝者で、パンターニの"海賊"というニックネームに対し山岳の"エンジェル"として知られた選手。
彼は現在67才。あごひげをたくわえ、まるまると太っていて、とてもかつてクライマーであったとは思えない体格。彼はパンターニ擁護派で、とりわけ彼は、坂が急勾配になったときにはいつもアタックをかけるという点で、彼と同じタイプの選手だった。彼は第一ステージの前、"海賊"を抱きしめ、激励の言葉をかけ、予言した。彼はジロを完走し、ツールに勝つと。「その点を私は確信する」とGaul氏はLa Gazzetta紙に語った。
パンターニはそれほど自信有りげでは無いが、今日の第2ステージもトップグループでゴールした。The Tifosi(路上の落書き?)は"海賊"への応援の言葉で埋められた。それは1998年のリシャール・ビランクへの応援のときと同様であった。そしてそれはパンターニの心中にある、レースの最初の1週間を終え、様子を見、それからどうすべきか?という疑念を和らげることになるだろう。
Cipo for dad
マリオ・チッポリーニはこのレース2番目のマリアローザを着た選手となったが、彼はこのレースの道のりを彼の父親Vivaldoに捧げる。彼は昨年発病したシリアスな病気からまだ回復していない。
Meanwhile in Franse...(一方、フランスでは...)
もちろん、この地球上の別の場所でもレースは行われている。そして、今日スタートした「最大のテスト」は、フランスのGP du Midi Libreだ。このレースはツールに似通った2.1カテゴリーのレースで、ヤン・ウルリッヒがテレコムチームとして走る予定。ウルリッヒは5月はじめにTirreno-Adriaticoの第一ステージをリタイヤして以来レースを走っておらず、そのためこのレースはまだ4〜5kgウエイトをオーバーしている彼にとってとても大切なテスト。このレースの後、彼は6月のスイス1周レースで先頭集団を走ることになるだろう。
レースをしない選手の一人は、USポスタルのキャプテン、ランス・アームストロング。アメリカ人の彼は、一週間前のピレネーでの練習中に落車し、まだ完全にレースが出来る状態ではない。ツールまであとわずか6週間、アームストロングは急ピッチでレースへの準備を進めなければならないが、彼は事故の前の調子からいい感触を得ている。
2000/05/15 mon ジロ・デ・イタリアニュース
(cyclingnews.com May.15,2000;"Giro d'Italia news"より)
Cipo fined
法王とローマカトリック教会の2000年祝賀に敬意を表して,昨日は彼は紫と白の衣装を着て登場したスプリンターで現在のマリアローザ,マリオ・チッポリーニ(サエコ)は,チームカラーのジャージを着なかったことの罰則で,125,000リラの罰金を払った.彼の所属するサエコチームは,同様の理由で310,000リラとチッポリーニがチームナンバーをつけなかった理由で125,000リラを払った.今回の件でチッポとチーム合わせて50万リラ(USドルで261.90.).
Pirate delayed
マルコ・パンターニは先日のプロローグで結局174位だったが,彼の気持ちはローマの評判の悪い交通事情に気を取られて,完全燃焼はほとんど出来なかった.彼の所属するメルカトーネ・ウノのチームマネージャー,Manuela Ronchiが"海賊"と何人かのチームメイトをバチカンのスタート地点につれて行こうとしたが,彼女は道に迷った.3人の選手は,タクシーで行った方がいいと判断した一方,パンターニは前の広報担当の Alexander Samekに救出されていた.彼は Ronchiからの電話を受けての出動だった.彼に連れられパンターニがスタート地点に到着したのが16:35分,彼のスタート時刻まで1時間余りだった.
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