土居裕子カノンコンサート
2000年7月14〜16日 銀座博品館劇場
楯 直己(音楽監督、出演より)
今年のコンセプトは、「ディーバ遊ぶ ディーバのパラダイスへようこそ」深い森の奥にある泉のほとりにみなさんをご招待してしまおうというようなものでした。セットも森をイメージしたもので、照明も音響も大変すばらしかったときいています(自分たちのステージをいちど生でみてみたいものです)土居さんの素敵さもさらに磨きが掛かって、しかも、より楽しんで歌ってくれていました。はじまる前はコンディションを心配していましたが、始まってしまえばなんのなんの、パーッとみんなに感動をあたえてしまう土居裕子のすごさには脱帽しました。ほんとこの人といっしょにステージができるのは光栄です。
前半の曲について:今回は、新曲「人魚〜The Planet of Miracles」で幕を開けました。かなりのりのいいアースサウンドの曲です。いままでの土居さんのコンサートより、もっと元気で、スケール感の大きなもので始めたかったので、われながらピッタリの曲が出来たと思います。作詞は土居さん本人。とてもキュートな歌詞です。
さて、カノンコンサートの名前の通り、アルバム「カノン」の曲を中心に選曲しました。おなじみの「欠ける月の下で」をはじめ、ライブ初登場の「ミチウタ」(ぼくはこれがとても気に入っている)などなど。ほかにも「花」「蘇州夜曲」ミュージカル・マドモアゼル・モーツァルトより「旅」「アマポーラ」などで、ぐーっと聴かせてしまいました。「ミチウタ」では、ひそかに「足踏みアンクルン」という新楽器が登場してたんだけど、みなさんお気づきだったでしょうか。舞台監督の山田さんにたのみこんでつくってもらったもので、水のような不思議な音がしてスゴクきもちがいいでした。ありがとー!
笑った:
さてさて、まんなかには、バンドのみんなも前へでて、なつかしの「PPM」の「500miles」「パフ」そしておなじみ「赤とんぼ」をアンプラグドで。これはもう、すっかりリラックスしてしまい、ぼくは壺にはまって笑いが止まらなくなってしまって、たいへんでした。いやあ楽しかったな。「パフ」ではぼくもピアノの塩入さんも、パーカッションのマロくんも、岩井さんのギター一本で歌い、挙げ句の果てにはどいさんをコーラスにしてしまいオンステージ。(じつはどいさんがそれをやりたがったのです)GINZA FIVEのアンプラグドコーナーの最後には、塩入さんのジェゴグ(バリ島の竹のマリンバ)をフューチャーしたインストルメンタルをおおくりしたのでした。
後半の曲について
後半には、土居さん自信が故郷の人々への想いをつづった「春夏秋冬」や「再見」、プログラムの最後には、ぼくのニューアルバム「アクアスフィア」から「アクア〜この惑星に〜」を、どいさんのこの世の物とは思えないほど美しいスキャットでお送りいたしました。
そしてアンコールには、土居さんと塩入さんのすばらしい「さとうきび畑」「ウルワツの丘」、さいごにもう一度「人魚〜The Planet
of Miracles」で盛り上がって幕を閉じました。
もちろん反省点は山ほどあるけど、それ以上にうまくいったコンサートだと自分では思っています。土居さんとメンバー間のコミュニケーションもとてもうまくいっていて、ほんとバンドの様相を呈していました。一人一人が普段ではやらないようなことまでやって(ぼくにやらされた?)のびのびしているように思えました。
あらためて、音楽して人々を楽しませることが出来るっていうのは、すばらしいなって思います。これ以上のコンサートできないよっていう感じを明日の糧にして、また前へ進んでいきたいものです。こんな思いをさせてくれた土居さん、メンバーのみなさん、スタッフのみなさん、そしてなによりも、みにきていただいたみなさんに感謝します。ありがとう。そして、まだ体験していない方も、ぜひ、次のチャンスに会場でお会いしましょうね。楽しみにしています。・・・ああ早くやりたい!
あ、そうそう、準備しているときに土居さんが「見終わった後おいしいビールが飲めるコンサートにしたい」といっていましたが、どうでしたかね。もちろん僕らはたらふく飲みましたけど・・・。
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