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ノイロメーターと電気針で80%の治療可能 1997年12月8日-日刊スポーツより
症例1 28歳の自動車整備士。2年前、風邪で寝込んで以来、嗅覚が低下した。「飲むときは居酒屋で焼酎(しょうちゅう)は鹿児島のさつま白波、ウイスキーならバーボンと決めていた。あの一種独特なにおいが好きで……」。ところが、近ごろは白波だのバーボンだのとうるさく言わなくなった。「風邪で2、3日寝込んで以来、においが分からない。ガソリンとオイルの区別もつかなかった。嗅覚がよみがえったのは良導絡。においが分かるって、こんなに感激したことはない。一度失った人でないと分からないでしょう」。 症例2 36歳の女性事務員。今年6月ごろ、突然、においが分からなくなった。耳鼻咽喉(いんこう)科で診てもらっても鼻炎、副鼻腔(びくう)炎など耳鼻科的な疾患はない。「三つ葉、サンショウ、レモンなど、ちょっとあるだけでいいにおいが全く感じられない」と女性は成川院長に訴えた。院長は問診で頭痛、のぼせ、めまい、息切れなどの不定愁訴があることを見抜き、原因は自律神経失調症とみて治療した。その結果、わずか3回の治療で嗅覚は完全に回復した。 ノイロメーターはコンピューターに直結され、治療前・治療後の病状と進行状況を数字でテレビ画面に映し出し、円グラフになってプリントされる。患者も治療経過と効果を客観的に知ることができる。「この点が患者の自覚症状だけで治療効果を判定した従来の針灸療法と違うところです」と成川院長。針灸の世界もコンピューターの時代だ。 医事ジャーナリスト 甲斐良一
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