プロローグ

 少年は剣士を目指した。
 少女は魔法使いにあこがれた。

 やがて少年は青年となり、狩人になった。
 少女もまた娘に育ち、今では魔道士を夢見ている。
 彼らの住む村は王都から少し離れた北にあり、小さくつつましい、平和な村だった。

 そんな村にある日。

 ──神が、落ちた。



一章『紫髪の娘』
index