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2)ミュージカル

 まだまだ日が高い市場を後にして、正午過ぎ。お次はカレッタ汐留に向かいます。この中に劇場があるのですよ。
 その前にホテルが近いので、荷物を置かせて頂いて。ホテル、めちゃめちゃゴージャスで気後れしました(T^T) どこのセレブだ、わしらは?
 でも取っちゃったモンは仕方がありません。舞台度胸はある私。すいと背筋を伸ばしつつもフレンドリーに話をして、荷物を預けて参りました(←荷物を預けるだけに、そこまで気負う辺りが田舎モノ)。

 相変わらずの「ここはどこだ〜!」を繰り返しつつ、レンズさんに「こっちだよ」と引っぱってってもらいつつ、目的地へと向かいます。
 さすが汐留、6年前はまだ建設地状態だっただけあって何もかもが新しく、むちゃ綺麗でした。ビルの造りがどうなってんのか分かんないぐらいに。平城京は偉かった。
 今回はカレッタしか行きませんでしたが、周辺のビルや展示物等にも色々と面白いものがあったようです、汐留。改めて一日ゆっくり練り歩いてみたい街だなと思いました。金のある時にね。

 コーヒー飲んで一息ついて、行列にくっついて入場したら、いよいよミュージカル本番です!
『オペラ座の怪人』を観るのは、実は今回、2回目。一回目はイギリスで鑑賞いたしましたんざぁますわよ、をほほほ〜♪ って、英語だったんで何言ってんだか全然分かんなかった次第ですよ。泣くよ。母は隣で寝てたよ、ロンドンで。
 んでも母も私も、好きは好き。
 私に至っては映画は3回、DVDも買っちゃったもんね〜という阿呆っぷりです。今回、観られることになって観る前から(違う意味で)泣きそうでした(←えーっと、阿呆だから)。
 梢さんも何と「ミュージカル3回目なの〜♪」ってことで、うんわー、梢さん、通だったのね!(←本当の通はこんなモンじゃないようだけど(笑)) 始まる前からテンション高かったです。はい。

          ◇

 もう始まった瞬間からスタンディングオベーションしたかった私は、馬鹿ですか? って自分で思う。
 わーい! シャンデリアがボロ布に隠れてるー! ばさぁって出てきて天井に上がっていくシャンデリアと共にジャーンって音楽が始まって、昔にストーリーが戻って、華やかなりしあの頃が再現されるワケですよ! ああもう想像だけでゾクゾクできます(←変○)。
 すると母が小声で言いました。

「天井にシャンデリア、付いてへんやん?」

 母、ボケ役に決定。

 誰かこの人を宜しく(←こらこら)。


 ミュージカルを見る場合は映画と違って、あらかじめストーリーを知っている方が楽しめるかも知れない……と思いました。聞こえないセリフなどが多いから。
 歌詞もみんな聴き取れるワケじゃないし、ストーリー展開に矛盾もあります(矛盾っつーか、無茶っつーか……あそこであの心変わりは急すぎるだろ! みたいな強引さが鼻につく方には薦めない(笑))。

『オペラ座の怪人』というストーリーを一番味わうなら、小説の『ファントム』かな、と思います。まだ読んでないんですけど(←おい)。私はJETさんが描いた漫画から入りました。あれも良かったです。
 ミュージカルは歌を味わうもの、そして空間を楽しむもの、じゃないかなと思います。役者さんが交代するから「この方のファントムはどんな感じになるんだろう?」という楽しみ方もありますしね(笑)。
 そういう面白さにハマってしまうと、ホント何度でも観たくなってしまいます。っていうか、もう一度観たいです(泣)。

 小さな頃から見知らぬ先生……「音楽の天使」に歌を教わってきた、孤児のクリスティーヌ。オペラ座に住んでダンサーをしていた彼女に転機が訪れて歌姫となった、その日から歯車は動きはじめた。
 現れた幼馴染みと、姿を現した「音楽の天使」。しかし天使は、怪人だった。現された姿におののきつつも、歌声に魅了されて虜になるクリスティーヌは、呪縛から逃れようと幼馴染みのラウルに想いを寄せて一つになろうとします。んでも彼女の身体には「歌」が染みついていて……。
 という、そんなクリスティーヌの優柔不断っぷりが楽しいっちゃー楽しい一作(笑)。
 それだけ怪人の歌声が魅力的であることとか、怪人が一途であること……でも、とてもじゃないけど近くに寄ることすら恐ろしい顔であるんだっつーことなどが強調されてるんだと解釈しています、私。ラウルもまた、怪人が作りあげた「クリスティーヌ」という歌姫に酔って惚れて一途になった一人なんだよ〜、ってな見方ができますし。映画の解釈はそうなっていたように思います。
 結局クリスティーヌがどっちを選ぶのか。オペラ座は、どうなるのか。
 ドラマティックな歌は、これを書いている今でもずっと回っています。
 映画でミュージカルを観ること・・・・・・・・・・・・・・に抵抗ない方なら、映画はオススメです。ジェラルド・バトラー、格好良すぎですが(笑)。

 終わった後は3回も4回もカーテンコールしてくれて、しまいには幕から顔を覗かせてお礼をしてくれるサービスっぷり。くっそう、スタンディングオベーションを〜〜! なぜ皆、立たないんだ日本人! ロンドンは立ったぜ!(←どうどうどう)
 立てば良かった;

 そこまでベタベタに誉めながらも、そのかたわら「ファントムは、あれはちょっとなぁ」とか「クリスティーヌの歌い方がオバさんぽかったぞ」とか言いたい放題(^^;
 自分の中に最高峰「これが観たいんじゃー!」というビジョンができてしまうと、駄目ですね。その理想と違う部分に対して、不満を抱いてしまうから。
 違うことを楽しいと思える見方に切りかえていけなきゃなぁと密かに反省してました。

          ◇

3)夕食は優雅(?)に

 見終わって16時。待ち合わせ場所へと向かいます。
 夕方から参加させて下さい〜と連絡を下さいました日明たちもりめぐみさんの処女作は『それでも、警官は微笑う』。袋小路はまるさんから知り合いになりました(って前も書いてたけど)。どこにどんな出会いがあるか分かんないモンです。皆さん買いましょう(←おい)。
 カレッタの最上階46・47Fを堪能した後、夕食へと向かいます。展望コーナーに居座って喋りまくるは、創作談議にドラマネタ。しかも海外。みたいな。
 どういう団体なんだね、この人たちは? と思われていたかしらと思いつつも、気にせず地下へ帰りましょう。さすがに最上階で食うのは、そこの窓から飛びおりろと言われているも同然です。いや、私は「食」に金かける人なんで、アリかな? とも思ったんですけどね(^^;
 でも、いきなりコースで8000円は、ちょっと、ねぇ……。
 みんな「いいよ」と言ってくれてたけど、人としてどうか、って感じよね。
 オペラ座割引も効く店に落ちついてみたら、そこは居酒屋でした。
 ん〜ん、エセルブ(笑)。

 ちなみに梢さんって、本屋さんで働いてみえる方です。日明さんの作家の裏側に、梢さんの本屋の裏側と、ネタ満載な夜でした(笑)。タダでこんなに聞かせてもらっていいんだろうか、って感じです。
 覚えてない自分の脳味噌が悲しい(←覚えてろよ!)。
 中ジョッキ2杯だけだったんですが、どうやら酔った模様でした。弾けまくってたようだったのだけは、かすかに記憶が(←おいおいおい)。

 20時ぐらいで一旦お開きとし、お疲れ様な方々とお別れした後、梢さんと3人でホテルへ。 安く、自室に通しちゃいました(^^; そこでまた延々と「お前ら、いつまで喋ったら気が済むねん?」というぐらいに喋って喋って22時。母の目が限界に達していたのに気が付いて「んじゃあ、そろそろ」という感じでお開きとなりました。
 母には風呂入って休んでもらっておいて、頑張ってラウンジに行くべきだったか。しかしラウンジは気後れします。チェックインも頑張りました、田舎モノ。でもモーニングついてたかどうか確認してなかったんで、夜中にフロントへ電話しちゃいました。
 そしたら、ついていませんでした。

 翌朝。割と時間があったので、ゆっくりと準備できました。チェックアウトの時に夜中に電話したことを謝り「モーニングついてなかったんですよね、あははははh」と馬鹿なことを喋っちゃったところ、フロントねーちゃんが「お召し上がりになりますか?」と訊いてくれるではありませんか。

「え? タダでですか?」

 そんなワケねぇ。

 微塵も動揺なさらず、フロント嬢は言いました。
2500円で、お召し上がり頂けますが」

 うんわー。
 昨日の飲み屋と同じぐらいの金額。ビュッフェとはいえ、どんな料理が出るってんですか。トーストに金粉でも乗せて食うのか?(←おいおい)

 私はさも残念そうに言いました。
「あー、しまった。朝食を摂らないつもりのタイムスケジュールにしちゃったので、ちょっと食べていられないですわー」
 フロント嬢は「では、ぜひまたいらして下さいね♪」と、見送ってくれました。
 多分、二度と来ない(っていうか来れない恥ずかしくて)。


 そして銀座からスタート。


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