5/1 樽前ガロー

  翌朝。きっと晴れるだろうから、朝食は外のテーブルで……と話していたのですが、あいにく曇り空。再び喫茶室にて朝食を摂りました。
 ここで私「朝食は3,000円からって、おっしゃいましたよー!」と言ったかどうか記憶にないのですが……朝ご飯600円と言われ、素直に食べることに(笑)。やっぱり冗談だったんだろうなぁ。
 自分が食べるつもりで買った笹かまぼこを提供したら、山ワサビと醤油つきで再登場してくれました。おいしー♪
 北海道の米も最近は旨くなったんだよということで、本当においしかったです。ブランド名、忘れちゃった; ユキヒカリだったかなぁ。内陸の米だっつってました(←調べろよ)。
 ご飯に味噌汁、卵、笹かまぼこ、他にもいっぱい(←おい)。忘れちゃうモンですね。写真、撮れば良かった。ここでも色々しゃべりながら暖かく過ごしました。

 食後の歓談をしつつ、ふと思いついた私、部屋からスケッチブックを持ってきました。暇ができたら描こうと思って持ち歩いていたものだったんですけど、ずぅっと描いてる場合じゃなかった(笑)。
 とっても素敵な宿泊をさせてくれた今関さんちに、絵を描きたくなったのです。

 実は私、似顔絵という必殺技を持っています。滅多に発動させないし、させても似てないんですけど(←駄目じゃん)☆
 でも自分の顔を描いてもらえるのって、意外に嬉しいことのようでして。森さんにも、そう励ましてもらって(笑)描き上げることができました。



 喜んで下さった今関さん、ご自分の席の真後ろ(=真正面)に、そっと置いてくれました。本格な絵画の真下って、すげぇ恥ずかしいんですけど☆
 固定液かけてないしペン入れっつってもボールペンだし鉛筆の線わざと残してあるし、スケッチブックだし……というヘタレな代物なので、いつまで保つか分からないんですけど(*^_^*; でも形あるものは、いつか壊れるもの。また遊びに行って、また絵を押し付けて来るのでもいいかなぁ、なんて思ったり(笑)。
 生絵を観たいと思って下さった素敵な方は、ぜひお早めに喜茂別へGO♪

          ◇

 校舎内の見学もしたかったのですが、この日が帰宅日なことを考えると、のんびりもしていられません。
それじゃ、またね!」ぐらいの感じで、さくっと喜茂別を後にしました(笑)。
 今日もイベント入れてます。タダじゃ帰らんよ!
 森さんが姫さんのブログを読んで、ぜひ行きたい! と、のたもうた場所です。さすが北海道、広すぎます。まだまだ知らん名所がいっぱい。

 と、その前に、お買い物。
 最終は空港でも土産を物色する気満々なのですが、せっかく街中を巡っているのですから、街のものをゲットしない手はありません。海外旅行でも面白いのは免税店でなく、町のスーパーです。商品自体も包装も面白いのです。
 ここで、またも森さん情報。
めんみ」なるものが、うまい。とのこと。北海道にしか売ってないと言われれば、勢いこんで探します(ちなみに、これを観る限りじゃ300mlか1.8Lなら本土でも買えるようですね……小さいかデカいか、か(笑))。
 他にも北海道産らしき菓子とか色々買いこんでみたり。小さく色々買って、アソートして配るのが好き。

 あと私は昼ごはん用に、お寿司を買いました。ここまで来てスーパーの寿司かよと、お思いでしょう! 私も思います
 いや何となく、このまま寿司屋なんて入らないような気がして……だって今回のコンセプト貧乏旅行ですし(私の中で)。回らない寿司なんて、もっての他だし、かと言ってパンを持ってる森さんは、お昼にパン食べるだろうから、そうなったら夕食に空港で寿司なんて、まるでパリでラーメン食べるようなモンじゃありませんか(←例えが分からない)。
 課題。『北海道の海産物は、スーパーであっても美味いのか』検証。
 無理矢理な感じを受けたとしたら、その感受性は正解です。

 さて物欲を満たしたところで、いよいよ樽前ガローへ向かいます。こんなページも発見。
 ガローとは、東北弁で「がけの間を川が流れる場所」を意味するそうです。こちらに書いてありました。
 苔むす幻想の風景など、なかなか観られるモンじゃありません。とにかく美しい。わくわく♪

 この際の道のりが、実は全然覚えてなかったりします……スーパーもどこの町だったか。歳って、いやぁね。
 ガローの場所や道のりなぞは、出発前から頭に叩き込んでありました。しかし当日はカーナビ任せで、その後に地図の確認もしてないものですから、要するに半年たって忘れたんだと思われます。私の記憶力、かむばーっく。
 迷わないけど頭がボケる、恐るべしカーナビ。

 そして本当にここかい? と疑いたくなるような山道を、ずずい。
 ずずい。ずいずい。
 そしたら藪の中にまで入らされてしまいました。おいおいカーナビ、本当にこの道なのかい?!(アメリカン風に) ヘィ、何か間違っちゃいないかい兄弟?!(誰がだ) いやん車に傷がついてるーっ( ̄□ ̄;;; でも結構な道のりなので、ここで車を乗り捨てて歩いていく、というのも怖いしーっ; 本当にここなのかよ? と何度もカーナビに語りかけてしまいます。
 途中の看板に「熊に注意」とか書いてあるし。
 とうとうもう、これ以上は進めないという藪の一本道を奥まで入り込んだ私たち、車を置いて徒歩で臨みます。薮の中に、獣道のような跡が見えるんですもの。ここまで来たからには、行くしかないでしょう! ネタにもなるしな
 ここで柚希さんから頂いた熊避け鈴の登場です! 鈴を装着して、いざ出発!(←すごい無駄にテンション高い)

 なんていうか、もう……スゴイとしか言いようがない藪です。本当に姫さんは、こんな藪を歩いて行ったのか? と疑いたくなる状況です。脇ほどの高さにある薮がぎっしり、ひしめきあっています。頭を低くして、それこそ這うように歩かなければ薮が邪魔で、顔をすらも傷つけます。こんなにサバイバルすべき場所なのか!? いやいや秘境だしな!!
 しかも、熊です。
「すっげぇよーっ!」
「薮だよー! 笹だよー!」
「姫さん、ホントにこんなトコ来たのかなーっ!?」
 無駄に騒ぐ私たち。

 ええ。
 熊避けです。
 だって怖いんだもん(T_T)

 すると、ふいに視界がひらけました。やった到着だ! うわーい! とばかりに足を踏み出そうとしたら、足下に地面がありません。うおーっ?!
 崖になってて、眼下に川が。川べりの岩は確かに苔むしています。これが樽前ガローなのには違いないようなのですが……下りられないよ!! あぶねー! あぶねー!! 落ちるトコでした。いや、マジで危なかった……。

 川沿いに進めば、どこかに降りられるスポットがあるのかな? と思うも、川沿いの道はさらに難易度が高いです。


道は……どこ?

「ここまで来たら頑張ったほうだよね」
「うん。健闘したよね」
「許してもらえるよね(←誰にだ)
 そんな会話をしたんだったでしょうか。自分で自分にエールを送りつつ、川沿いに進むことを諦めて、帰路につく私たち。ガローの、あの光景が観たかったねぇ(涙)。

 で、帰りも、やっぱり大声。何しゃべったか覚えてないけど。やっぱり薮で歩きにくい。鼻先に熊が来てても分かんねぇんじゃねぇの? ぐらいの繁りっぷりです。車に戻れた時は、かなりホッとしました; ふい〜;
 で、ずいぶんな薮を来ちゃった、この道。問題点が。車の幅しか道がない。バックで戻ろうにも、かなり長い道のりだったし途中にゃ切り株がすれすれだったので、バックでなんか戻ったら確実に凹みます。それはイヤー! レンタカーの修理代を取られるのはイヤー!(安かったくせに)
 車を止めた、この奥地がちょっとだけ広かったので、この中で無理矢理、方向変換。


こんな状況でした。
(下手っぷりにも、ほどがある絵だ)


 かなり土もついて、いい感じに汚れきってしまいちょっとやそっとの傷なら分かりません。まぁ何とかなるだろ。
 とにかく反転できて安堵、森さんも乗り込んで一路、空港に向か……う、には、まだ、とても早い時間です。くすん;

          ◇

 ……と、思っていましたら!!
 ななな、なんと!
「←樽前ガロー」という看板が出ているではありませんか! 逆方向!?

 カーナビーっ!! 貴様、表へ出やがれーっ!
 ぜいぜい。

 冷静になって見てみると、カーナビちゃんはどうやら「樽前ガロー入り口」をナビしていたのではなく、樽前ガローそのものを、ナビしてくれていました……。川ん中まで行けってか、おい。
 改めて辿り着いた、ガローが観られる場所。そこはアスファルトで整備されている、整然とした道でした。うーん、こっちだ。間違いなく。
 降りるのも楽でした。とはいえ鈴はつけてますし、おしゃべりも大声でしましたけど☆ だって降りるの楽っつっても、ここもちょっと崖でしたから、気をつけるに越したことはありません。スカートやハイヒールなんざ、もっての他です。
 すとんと降り立って顔を上げると、写真で観た光景が広がっていました。


エサにありつけたワンコロ気分。

 季節的に苔の少なかったのが残念でしたが、なぁに、ガロー付近の薮だけ見て帰ることにならなかった幸運に比べれば! 来れただけで幸せです。姫さんにも「観れました」と報告メールしました。ほっと一息♪ しばし清浄な世界に浸りました。
 同じ地域で有名な場所には、苔の洞門というところがあるそうなのですが、こちらは立ち入り禁止になっている様子。岩盤崩壊の危険がある為と書いてありますが、観光客が苔を触って、苔がなくなってっちゃってるからとも聞いたことがあります。
 昨今、こうした苔の光景というのは、心ない方々の手が触れる摩擦によって、どんどんと消えているそうなのです。何がしたいってんだい。分かるけどな(←おいおい)。
 デパートでの欲しい商品や、観光先での建造物、殿方の後頭部(しかも刈りたて)とか。なんで触りたくなるんでしょうねぇ。建造物なんか、あまつさえ「○○&××love」とか書いてるド阿呆とかもいるしな。どーよ、もー。
 むしろ本来なら、こういう場所には人間なんか来るべきじゃないのかも知れません。
 来ちゃったけどね。
 壊さないうちに、汚さないうちに退散、退散。

          ◇

 それでも空港に向かうには、まだ少し時間があります。そうこうしているうちに昼が近くなって来た為、私たちは、この近くにあるという「インクラの滝」へも向かってみることにしました。
 滝の側でお昼ご飯を食べましょう。わくわく♪

 ここでも、やはり頼みはカーナビ。さすがに到着するまでの道のりは今度は、ちゃんとです。滝の入り口までは難なく行けそう。
 と思ったのですが……。
 ……。

 長っ!

 行けども行けども行けども行けども……という感じで、途中からアスファルトもなくなり土煙が濛々と舞う中を走り続けるレンタカー。私らの他に車が通りません(T^T)
 本当に?
 本当に大丈夫?
 しかしカーナビは、しっかり「インクラの滝」と指してございます。観光ガイドにもあるし。ここは一つ頑張って行ってみましょう。なんだかんだで2人で喋ってりゃ、これもまた楽し、です。
 そして、とうとう!
「インクラの滝入口」が見えました! 駐車場です! 間違いなくつれてきてくれたね、カーナビ! ありがとう、信じていたよ!(えぇっ)
 そして車を停めて、ここから歩くことは……今度はどれぐらい歩くだろうね(笑)。

 するとトイレらしき建物の壁に、何やら案内が貼ってあるじゃありませんか。




 ……はい?


 えーと……滝が見れない、と。
 5kmぐらい走ってきたと思うんですが、延々30分ぐらい走ってきたと思うんですが、ここまで来たけど、見れない、と?
 ここに来るまでの間に看板立てといて欲しかったです(T_T)

 すごすごと車に戻り、しかも食べられる場所もなかったので車内にて、ちょっと寂しい昼ご飯を細々と完食。いや、でも、それなりには楽しかったです、森さんとしゃべりながら、だったからね♪ 寿司もおいしかったですし! スーパーのくせに!(笑)
 考えてみたら、この旅行中、森さんとの会話って途切れなかったな、と思います。おおはしゃぎして弾丸のようにもしゃべりましたが、ポツポツと、言葉を大事につむいだりもしました。どれも「話すことに詰まって黙ってしまった」という時がなかった。
 とても色々助けてもらいました。
 とても楽しかった。
  ↓
 まだ、もうちょっと付き合ってね(笑)。


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