バルサミコいなり






 それは油あげが余った日。もぉ頭の中は「いなりしかねぇ〜!!」状態だったので、確認もせずあげを煮込んでおりました。
 気付いたのは、炊きあがったご飯を酢飯にしようとした時。
 米酢が、ない!
 アホです。買い置きをしてなかった。
 棚を探して出てきたのは、バルサミコ酢
 葡萄から作られた、普通は凝った洋食にしか使えねぇよ、と言う代物。事実、買ってから結局一度も使った事はなかった。それが、いなり寿司の為に封を開けられようとは。
 私のオハコ台詞は「ま、いっか」
 決して真似しないで 下さい。美味しくなかったです。
 でも一口目の旦那の感想は「あれ、今日は味ご飯なんだ?」
 説明しちゃってからはボロクソ言われましたが、言わなきゃバレなかったかも……?!(バレるて)

 ちなみにこの話、誰にしても敬遠されてます。まぁ、当然ですが……。
2007.9.15再掲載


          ◇

〜2007.9.15〜
 このレポートを書いた当時1999年と記憶しておりますが、つい先日、実家の母から連絡があったのです。何かと思ったら「お前が作ったバルサミコ稲荷は前衛的だったんだね!?」という驚愕のメール。
 どうやら創作イタリア料理店で、バルサミコ稲荷の、ちょっとこじゃれた風なものが出てきてみんなで感動したそうです。ほっとけや。


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