弥富町訪問記

弥 富 文 鳥 組 合


弥富町に行こうと思い立った時、まず電話をしたのが弥富町役場です。


『あのぉ〜、文鳥村を拝見したいと思いましてお電話したんですが...。』
役場の方
『文鳥村といっても、実際にそういう村がある訳ではないんですよ。』

俗に文鳥村と呼ばれているだけで実際は出荷する為に飼育している方が 多い地であると親切な対応の説明を受け、 文鳥の事でしたらと文鳥組合の役員Iさんを紹介していただきました。 さっそく、Iさんにお電話した所、

Iさん
『来るんなら、7月中に来ないとだめだよ。』

どうやら、文鳥同士のあわせ(相性の良いつがいを組む事)に入る為、8月に入ると 文鳥を見る事が出来ないそうなんです。感じのやさしいIさんで、お言葉に甘えて お宅を訪ねることにしました。


そして、当日。


『こんにちは!先日お電話した◯◯ですが...。』

すると中から『はぁ〜い!』と優しく奥様が出迎えてくれました。 Iさんも後から出て来て下さり、自宅裏の文鳥小屋へ案内していただきました。 小屋には壁一面に、まるでマンションの様に仕切られた文鳥達の住まいが。 縦横およそ30cm、奥行き40cmくらいだったでしょうか?とにかく奥行きの ある鳥かごが並んでいるようなもので、その数は150箱あるそうです。 1箱に2匹として300羽以上は飼育していらっしゃる事になります。 もちろん名前なんて付けてないんでしょうね。。。小屋は細長く、人ひとりが通れる スペースで、箱には日射しが入る様窓に向かって並んでいます。8月からは 窓の外から黒い覆いをかけて繁殖期に備えるそうです。

小屋の中はこんな感じ↓





箱の中にはだいたいがつがいで入っていますが、夜そっと見に来て 寄り添うように寝ていればつがいとしてそのままにし、 そうでなければ、他のものと入れ替えるそうです。 種鳥だけたくさん入っている箱もありました。

また、卵は一度に5〜6個産むそうですが6個以上になると 親鳥が面倒見切れないので、卵を他の少なく産んだ箱に入れてやるそうです。 箱にはそれぞれ今まで産んだ卵の実績が書いてあり、優秀な鳥が伺えます。

種類も白文鳥、並文鳥、桜文鳥、そして飛び抜けて値段の高いシナモン文鳥。 シナモン文鳥は繁殖が難しいそうです。つがいの箱は3〜4箱あった様に 記憶しています。やはり少ない。ほとんどが白文鳥のつがいです。しかし 白文鳥のつがいから、必ずしも白文鳥が生まれるとは限らず、桜文鳥が 生まれる事もあるそうです。メンデルの法則?

ひとつの箱の中には、水、牡蛎(かき)殻、くず米が入っていました。 ここで疑問。。。150箱いっせいの水浴びって???伺ったところ、朝やるそうです。 やはり。恐ろしい。。。また、上の方には板が一枚棚のようにつけられていて 夜などここで寝てしまうそうです。

箱の中はこんな感じ↓





さて、Iさんにとって一番困る事は、文鳥の病気だそうです。 最近、この弥富町が知られてというもの、数多くの取材や見学者が 訪ねて来るようになりました。組合の役員という事もあり、是非見たいと 言ってくる方には心良く説明等をしていらっしゃるそうですが、病気を 持ってこられるのが心配だとおっしゃっていました。Iさんは自ら、 『私は副業としているからいいけど、本業としてやっている人もいる からねぇ。』と。副業にせよ、病気になったら大変です。ただ、文鳥の 飼育が見たくていきなりお邪魔してしまった自分について少し反省して しまいました。

また、文鳥の需要も減ってきているので、増やしても売れない。 さびしい事です。私は文鳥を飼い始めて、道ばたのすずめでさえ愛おしく なり、心にも余裕が出来ました。是非、たくさんの人に文鳥の愛らしさを 伝えたいものです。文鳥、大ブレイクしないかな〜。 最後に文鳥組合のパンフレットをいただいて帰りました(写真下)。 中に「あなたも手乗り文鳥を育てませんか」と飼育方法が書いてあります。

あなたもいかがですか?









弥富町訪問記TOPページヘ
弥富町歴史民俗資料館  ケーキ&ティルームももの木  
文鳥電話BOX  ウィングプラザパディー
 


『TONKO & TONTON』 TOPページヘ