直木賞のすべて
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第9回

吉川英治文学新人賞

=受賞者=
清水義範


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Last Update[H20]2008/1/5

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 昭和62年/1987年度
 (昭和63年/1988年3月4日決定発表)
選考委員  井上ひさし 尾崎秀樹 佐野洋 野坂昭如 半村良
選評総行数  33 24 27 30 9
評言 評言 評言 評言 評言
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
清水義範 『国語入試問題必勝法』 評言 33 24 27 30 9
         
見方・注意点

このページの選評出典:『群像』昭和63年/1988年5月号
1行当たりの文字数:20字


選考委員井上ひさし×各候補作  見方・注意点
選評 総行数33 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
清水義範 全委員 33 「お家芸のもじり(原文傍点)の見事なことは今更云うまでもない。」「それでいてパロディがとかく落ち入りやすいイヤラシサとは無縁」「これだけでも大手柄なのにさらに『靄の中の終章』以下のオリジナル(原文傍点)な傑作群がある。」「滑稽の衣をかぶっているが、彼の本質は相当に劇しい言語実験者である。こういう書き手がこの賞を得たことを心からよろこぶ。」
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他の選考委員
尾崎秀樹
佐野洋
野坂昭如
半村良
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選考委員尾崎秀樹×各候補作  見方・注意点
新人としての明日に 総行数24 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
清水義範 全委員 24 「(引用者注:作品集「蕎麦ときしめん」は)数点は抜群のおもしろさで風刺に行きついていると思ったが、作品集としては足並みがそろわないきらいがあった。」「しかし「国語入試問題必勝法」になると、そういった危うさは感じられない。」「清水義範は、いわば小説の仕掛人だ。」「新しい作品の世界を拓いて行く書き手となることを期待して、一票を投じた。」
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他の選考委員
井上ひさし
佐野洋
野坂昭如
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選考委員佐野洋×各候補作  見方・注意点
小さな不安 総行数27 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
清水義範 全委員 27 「昨年も『蕎麦ときしめん』でこの賞の候補になっていた。」「(引用者注:今回)私が不安を表明したのは、清水氏がご自分の鳴き声を持っているかどうか、という点であった。」「これがエッセイとして発表されたものなら、新しい形のエッセイとして大歓迎なのだが、という気持はいまだに私の中にある。」
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他の選考委員
井上ひさし
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野坂昭如
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選考委員野坂昭如×各候補作  見方・注意点
選評 総行数30 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
清水義範 全委員 30 「言葉の持っている活力、読者をして、文字によって構成され、創り出された日常とは異なる世界に、誘いこみ酔わしめ、歓をつくさしめるナニかが、備わっている。今のところ、清水のえがく世界は、よくいえば独自であり、いいかたをかえるならばせまい。」「この国では、あっさりレッテルを貼るが、清水はそういったお札と関係のない、言葉の達人、日本のチェーホフになり得る。」
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他の選考委員
井上ひさし
尾崎秀樹
佐野洋
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選考委員半村良×各候補作  見方・注意点
選評 総行数9 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
清水義範 全委員 9 「小説になるかならぬかという瀬戸際の芸を、かろやかにやって見せる肚の据えようが尋常ではない。」「でもこればかりではせっかくの資質が無駄になりそうだ。早くもっと重量感のある作品を見せて欲しい。」
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清水義範『国語入試問題必勝法』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし 全候補 33 「お家芸のもじり(原文傍点)の見事なことは今更云うまでもない。」「それでいてパロディがとかく落ち入りやすいイヤラシサとは無縁」「これだけでも大手柄なのにさらに『靄の中の終章』以下のオリジナル(原文傍点)な傑作群がある。」「滑稽の衣をかぶっているが、彼の本質は相当に劇しい言語実験者である。こういう書き手がこの賞を得たことを心からよろこぶ。」
尾崎秀樹 全候補 24 「(引用者注:作品集「蕎麦ときしめん」は)数点は抜群のおもしろさで風刺に行きついていると思ったが、作品集としては足並みがそろわないきらいがあった。」「しかし「国語入試問題必勝法」になると、そういった危うさは感じられない。」「清水義範は、いわば小説の仕掛人だ。」「新しい作品の世界を拓いて行く書き手となることを期待して、一票を投じた。」
佐野洋 全候補 27 「昨年も『蕎麦ときしめん』でこの賞の候補になっていた。」「(引用者注:今回)私が不安を表明したのは、清水氏がご自分の鳴き声を持っているかどうか、という点であった。」「これがエッセイとして発表されたものなら、新しい形のエッセイとして大歓迎なのだが、という気持はいまだに私の中にある。」
野坂昭如 全候補 30 「言葉の持っている活力、読者をして、文字によって構成され、創り出された日常とは異なる世界に、誘いこみ酔わしめ、歓をつくさしめるナニかが、備わっている。今のところ、清水のえがく世界は、よくいえば独自であり、いいかたをかえるならばせまい。」「この国では、あっさりレッテルを貼るが、清水はそういったお札と関係のない、言葉の達人、日本のチェーホフになり得る。」
半村良 全候補 9 「小説になるかならぬかという瀬戸際の芸を、かろやかにやって見せる肚の据えようが尋常ではない。」「でもこればかりではせっかくの資質が無駄になりそうだ。早くもっと重量感のある作品を見せて欲しい。」
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