直木賞のすべて
直木賞のすべて

第23回

吉川英治文学新人賞

=受賞者=
大崎善生

=候補者=
恩田 陸
藤本ひとみ
松井今朝子
村山由佳
諸田玲子


吉川英治文学新人賞-選評の概要
トップページ
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
候補作家の群像
選考委員の群像
小研究
大衆選考会
リンク集
マップ

ページの最後へ


Last Update[H20]2008/1/5

23   一覧へ 22前の回へ 後の回へ24
 平成13年/2001年度
 (平成14年/2002年3月5日決定発表)
選考委員  浅田次郎 阿刀田高 伊集院静 北方謙三 高橋克彦 林真理子
選評総行数             
評言 評言 評言 評言 評言 評言
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
大崎善生 『パイロットフィッシュ』 評言 8 9 11 9 24 29
恩田陸 『黒と茶の幻想』 評言 4 2 5 2 0 0
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』 評言 5 6 0 5 0 0
松井今朝子 『一の富』 評言 4 5 7 4 2 0
村山由佳 『すべての雲は銀の…』 評言 4 3 8 10 0 0
諸田玲子 『笠雲』 評言 4 5 10 4 7 0
           
見方・注意点

このページの選評出典:『群像』平成14年/2002年5月号
1行当たりの文字数:20字


選考委員浅田次郎×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 8 「何よりも文章がよく、一行を大切にする推敲のあとが窺える。表現手段としての文章の特性を知っており、過剰な説明がない。今後の課題は、どれくらい嘘をつけるかという点であろう。」
恩田陸 全委員 4 「ディテールを読ませる一種の集合小説としては実に面白い。ただし近視眼的であった。」
藤本ひとみ 全委員 5 「ジル・ドゥ・レという象徴的な人物まで登場させていながら、神と人あるいは聖と邪をめぐる大きなテーマを掴みきっていない。」
松井今朝子 全委員 4 「人物と情景の描写が卓越していて、前回の候補作からは一段の飛躍を感じさせた。またしても惜敗というところである。」
村山由佳 全委員 4 「入口と出口がきちんとしているのに内容がやや希薄であった。」
諸田玲子 全委員 4 「野心作だが、侠気に欠ける侠客像に得心がゆかなかった。全体的に平坦で半音低い、いわばフラットかつフラットな印象は否めない。」
  「候補六作はかなり近接しており、これは揉めるだろうと思って選考会に臨んだのだが、あんがいあっさりと受賞作が決まった。個人的には紙一重であったと思う。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
阿刀田高
伊集院静
北方謙三
高橋克彦
林真理子
  ページの先頭へ

選考委員阿刀田高×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 9 「文章が冴えている。過不足がなく、透明感がある。」「今日の、ありうべき庶民の閉塞した日常と、そこに苛立ちを覚える心理を捕らえて巧みである。私としては「もう一作見たい」という懸念はあったが、他の委員の意見に従った。もちろん異存はない。」
恩田陸 全委員 2 「手だれの才能と思ったが、不足とするものがいくつかあった。」
藤本ひとみ 全委員 6 「神の奇蹟とはなにか、ジャンヌ・ダルクはなんであったのか、作品の背後にあるべき哲学と、独創的な解釈が表われていないうらみがあった。」
松井今朝子 全委員 5 「あと一歩で受賞を逃がした。」「松井さんの江戸描写は凄い。名人上手の領域に入っている。」
村山由佳 全委員 3 「あと味のよい作品」「不足とするものがいくつかあった。」
諸田玲子 全委員 5 「あと一歩で受賞を逃がした。」「人物の書き分けが見事だった。」
  「小説のよしあしを決めるのは本当にむつかしい。絶対の規準など、あろうはずもないし、当然のことながら好みの差がある。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
浅田次郎
伊集院静
北方謙三
高橋克彦
林真理子
  ページの先頭へ

選考委員伊集院静×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 11 「作者が、この作品と長年にわたってむき合っていたと思われる、結晶のようなものが感じられた。」「この作品とテーマと私が感じた、記憶から呼び起こされる喪失<->再生もよく理解できた。」
恩田陸 全委員 5 「作者の小説の構築に対する意欲に感心させられた。この姿勢が独自の世界を生み出す日が来ると思う。」
藤本ひとみ 全委員 0  
松井今朝子 全委員 7 「大崎氏を追う選考委員の評価」「松井氏も他の委員から推され、」
村山由佳 全委員 8 「奇を衒わず、日常のテーマにむかい合っている作者の姿勢に、骨太さと、小説の筋肉のようなものを感じた。すでに多勢の読者の支持を得ている作者だから、私は前出の作家たち(引用者注:大崎善生、松井今朝子、諸田玲子)とは違う評価があってしかるべきだと思った。」
諸田玲子 全委員 10 「大崎氏を追う選考委員の評価」「私は『笠雲』の、おじゅうの魅力にひかれた。これほどの艶気を感じさせることは作者の力量、才能である。強く推したが、惜しい結果だった。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
浅田次郎
阿刀田高
北方謙三
高橋克彦
林真理子
  ページの先頭へ

選考委員北方謙三×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 9 「平明で穏やかで、凪の海のような文体が印象的であった。ひと昔前の同人誌によくあったような文体でもあるが、なによりその持つ透明感がいい。かなしみが癒しになっていくというような、小説としての核もしっかり備えていた。」「まずは、順当な受賞であろうと感じた。」
恩田陸 全委員 2 「刈りこみ不足で、鋭利さが隠れてしまっているという印象だった。」
藤本ひとみ 全委員 5 「そういう物語だと思って世界に入りこめば、大変に面白かったというほかはない。すでにスタイルの確立した実力派ヴェテランの作であり、正直、評価に苦しんだ。」
松井今朝子 全委員 4 「手練れの作であり、当然ながら過不足のない出来栄えを示している。ただその分だけ、候補作としてもうひとつ迫力に欠けたように感じた。」
村山由佳 全委員 10 「現実の汗や土の感触や、そして平凡な情念やありふれた人間関係の中で、自分を癒していくという作品だった。」「私は、作中人物と作者の距離はしっかりととれていると思った。両極の癒し小説として私は受賞作とともに推したかったが、踏ん張るほどの票は得られなかった。」
諸田玲子 全委員 4 「手練れの作であり、当然ながら過不足のない出来栄えを示している。ただその分だけ、候補作としてもうひとつ迫力に欠けたように感じた。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
浅田次郎
阿刀田高
伊集院静
高橋克彦
林真理子
  ページの先頭へ

選考委員高橋克彦×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 24 「事件などは二次的なもので、人そのものがすべてを支えている。人をきちんと描きさえすればそれだけで息詰まるような緊張や物語の起伏を生み出すことができる。」「けれど吉川英治さんの名を冠した賞に相応しいものだろうか。そこは気になった。」「結果は満票に近い形で『パイロットフィッシュ』に軍配が挙がった。」「面白くて必要があればその作品は自ずと輝きを発する。」
恩田陸 全委員 0  
藤本ひとみ 全委員 0  
松井今朝子 全委員 2 「大衆文学という点では(引用者中略・注:「パイロットフィッシュ」より)上に位置する。」
村山由佳 全委員 0  
諸田玲子 全委員 7 「大衆文学という点では(引用者中略・注:「パイロットフィッシュ」より)上に位置する。」「全部のキャラクターが生きている。私個人としてはダブル受賞を望んでいたのだが、諸田さんには残念な結果となった。この路線で間違いがないと自信を持っていただきたい。」
  「今年は激戦であったと思う。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
浅田次郎
阿刀田高
伊集院静
北方謙三
林真理子
  ページの先頭へ

選考委員林真理子×各候補作  見方・注意点
総行数 (1行=20字)
候補 評価 行数 評言
大崎善生 全委員 29 「読んだ時から、今年の受賞作はこれだと思っていた。」「清潔でせつない小説である。この「せつない」という感情を、人の心の中につくり上げるのは非常にむずかしい。」「この編集部は、おそらく作者が体験したことであろうけれども作者の記憶の中で、それも浄化されたものになっている。この抑制がきいた文章が、私にはとても好ましかった。」
恩田陸 全委員 0  
藤本ひとみ 全委員 0  
松井今朝子 全委員 0  
村山由佳 全委員 0  
諸田玲子 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
浅田次郎
阿刀田高
伊集院静
北方謙三
高橋克彦
  ページの先頭へ


大崎善生『パイロットフィッシュ』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 8 「何よりも文章がよく、一行を大切にする推敲のあとが窺える。表現手段としての文章の特性を知っており、過剰な説明がない。今後の課題は、どれくらい嘘をつけるかという点であろう。」
阿刀田高 全候補 9 「文章が冴えている。過不足がなく、透明感がある。」「今日の、ありうべき庶民の閉塞した日常と、そこに苛立ちを覚える心理を捕らえて巧みである。私としては「もう一作見たい」という懸念はあったが、他の委員の意見に従った。もちろん異存はない。」
伊集院静 全候補 11 「作者が、この作品と長年にわたってむき合っていたと思われる、結晶のようなものが感じられた。」「この作品とテーマと私が感じた、記憶から呼び起こされる喪失<->再生もよく理解できた。」
北方謙三 全候補 9 「平明で穏やかで、凪の海のような文体が印象的であった。ひと昔前の同人誌によくあったような文体でもあるが、なによりその持つ透明感がいい。かなしみが癒しになっていくというような、小説としての核もしっかり備えていた。」「まずは、順当な受賞であろうと感じた。」
高橋克彦 全候補 24 「事件などは二次的なもので、人そのものがすべてを支えている。人をきちんと描きさえすればそれだけで息詰まるような緊張や物語の起伏を生み出すことができる。」「けれど吉川英治さんの名を冠した賞に相応しいものだろうか。そこは気になった。」「結果は満票に近い形で『パイロットフィッシュ』に軍配が挙がった。」「面白くて必要があればその作品は自ずと輝きを発する。」
林真理子 全候補 29 「読んだ時から、今年の受賞作はこれだと思っていた。」「清潔でせつない小説である。この「せつない」という感情を、人の心の中につくり上げるのは非常にむずかしい。」「この編集部は、おそらく作者が体験したことであろうけれども作者の記憶の中で、それも浄化されたものになっている。この抑制がきいた文章が、私にはとても好ましかった。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
恩田陸 『黒と茶の幻想』
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』
松井今朝子 『一の富』
村山由佳 『すべての雲は銀の…』
諸田玲子 『笠雲』
  ページの先頭へ

恩田陸『黒と茶の幻想』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 4 「ディテールを読ませる一種の集合小説としては実に面白い。ただし近視眼的であった。」
阿刀田高 全候補 2 「手だれの才能と思ったが、不足とするものがいくつかあった。」
伊集院静 全候補 5 「作者の小説の構築に対する意欲に感心させられた。この姿勢が独自の世界を生み出す日が来ると思う。」
北方謙三 全候補 2 「刈りこみ不足で、鋭利さが隠れてしまっているという印象だった。」
高橋克彦 全候補 0  
林真理子 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
大崎善生 『パイロットフィッシュ』
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』
松井今朝子 『一の富』
村山由佳 『すべての雲は銀の…』
諸田玲子 『笠雲』
  ページの先頭へ

藤本ひとみ『ジャンヌ・ダルク暗殺』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 5 「ジル・ドゥ・レという象徴的な人物まで登場させていながら、神と人あるいは聖と邪をめぐる大きなテーマを掴みきっていない。」
阿刀田高 全候補 6 「神の奇蹟とはなにか、ジャンヌ・ダルクはなんであったのか、作品の背後にあるべき哲学と、独創的な解釈が表われていないうらみがあった。」
伊集院静 全候補 0  
北方謙三 全候補 5 「そういう物語だと思って世界に入りこめば、大変に面白かったというほかはない。すでにスタイルの確立した実力派ヴェテランの作であり、正直、評価に苦しんだ。」
高橋克彦 全候補 0  
林真理子 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
大崎善生 『パイロットフィッシュ』
恩田陸 『黒と茶の幻想』
松井今朝子 『一の富』
村山由佳 『すべての雲は銀の…』
諸田玲子 『笠雲』
  ページの先頭へ

松井今朝子『一の富』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 4 「人物と情景の描写が卓越していて、前回の候補作からは一段の飛躍を感じさせた。またしても惜敗というところである。」
阿刀田高 全候補 5 「あと一歩で受賞を逃がした。」「松井さんの江戸描写は凄い。名人上手の領域に入っている。」
伊集院静 全候補 7 「大崎氏を追う選考委員の評価」「松井氏も他の委員から推され、」
北方謙三 全候補 4 「手練れの作であり、当然ながら過不足のない出来栄えを示している。ただその分だけ、候補作としてもうひとつ迫力に欠けたように感じた。」
高橋克彦 全候補 2 「大衆文学という点では(引用者中略・注:「パイロットフィッシュ」より)上に位置する。」
林真理子 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
大崎善生 『パイロットフィッシュ』
恩田陸 『黒と茶の幻想』
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』
村山由佳 『すべての雲は銀の…』
諸田玲子 『笠雲』
  ページの先頭へ

村山由佳『すべての雲は銀の…』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 4 「入口と出口がきちんとしているのに内容がやや希薄であった。」
阿刀田高 全候補 3 「あと味のよい作品」「不足とするものがいくつかあった。」
伊集院静 全候補 8 「奇を衒わず、日常のテーマにむかい合っている作者の姿勢に、骨太さと、小説の筋肉のようなものを感じた。すでに多勢の読者の支持を得ている作者だから、私は前出の作家たち(引用者注:大崎善生、松井今朝子、諸田玲子)とは違う評価があってしかるべきだと思った。」
北方謙三 全候補 10 「現実の汗や土の感触や、そして平凡な情念やありふれた人間関係の中で、自分を癒していくという作品だった。」「私は、作中人物と作者の距離はしっかりととれていると思った。両極の癒し小説として私は受賞作とともに推したかったが、踏ん張るほどの票は得られなかった。」
高橋克彦 全候補 0  
林真理子 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
大崎善生 『パイロットフィッシュ』
恩田陸 『黒と茶の幻想』
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』
松井今朝子 『一の富』
諸田玲子 『笠雲』
  ページの先頭へ

諸田玲子『笠雲』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 全候補 4 「野心作だが、侠気に欠ける侠客像に得心がゆかなかった。全体的に平坦で半音低い、いわばフラットかつフラットな印象は否めない。」
阿刀田高 全候補 5 「あと一歩で受賞を逃がした。」「人物の書き分けが見事だった。」
伊集院静 全候補 10 「大崎氏を追う選考委員の評価」「私は『笠雲』の、おじゅうの魅力にひかれた。これほどの艶気を感じさせることは作者の力量、才能である。強く推したが、惜しい結果だった。」
北方謙三 全候補 4 「手練れの作であり、当然ながら過不足のない出来栄えを示している。ただその分だけ、候補作としてもうひとつ迫力に欠けたように感じた。」
高橋克彦 全候補 7 「大衆文学という点では(引用者中略・注:「パイロットフィッシュ」より)上に位置する。」「全部のキャラクターが生きている。私個人としてはダブル受賞を望んでいたのだが、諸田さんには残念な結果となった。この路線で間違いがないと自信を持っていただきたい。」
林真理子 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
大崎善生 『パイロットフィッシュ』
恩田陸 『黒と茶の幻想』
藤本ひとみ 『ジャンヌ・ダルク暗殺』
松井今朝子 『一の富』
村山由佳 『すべての雲は銀の…』
  ページの先頭へ



ページの先頭へ

トップページ受賞作・候補作一覧受賞作家の群像候補作家の群像選考委員の群像
小研究大衆選考会リンク集マップ