直木賞のすべて
直木賞のすべて

第39回

=受賞者=
山崎豊子
榛葉英治

=候補者=
福本和也
津田 信
草川 俊
田中敏樹
棟田 博
水島多樓
北川荘平
多岐川 恭


直木賞-選評の概要
トップページ
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
候補作家の群像
選考委員の群像
小研究
大衆選考会
リンク集
マップ

ページの最後へ


Last Update[H19]2007/1/31

39   一覧へ 38前の回へ 後の回へ40
 昭和33年/1958年上半期
 (昭和33年/1958年7月21日決定発表/『オール讀物』昭和33年/1958年10月号選評掲載)
選考委員  小島政二郎 源氏鶏太 木々高太郎 中山義秀 川口松太郎 吉川英治 村上元三 海音寺潮五郎 大佛次郎
選評総行数  52 36 62 21 30 50 47 54  
評言 評言 評言 評言 評言 評言 評言 評言 選評なし
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
山崎豊子 『花のれん』 評言 19 3 12 4 20 12 13 31    
榛葉英治 『赤い雪』 評言 6 6 8 6 4 8 9 5    
福本和也 「K7高地」 評言 4 0 7 0 0 3 0 0    
津田信 「日本工作人」 評言 16 0 0 0 3 3 0 0    
草川俊 「黄色い運河」 評言 0 9 0 0 2 3 0 0    
田中敏樹 「切腹九人目」 評言 0 0 0 4 5 4 6 0    
棟田博 『生と死の間に』 評言 0 14 0 0 0 7 4 0    
水島多樓 「河太郎帰化」 評言 0 0 0 0 0 4 0 0    
北川荘平 「水の壁」 評言 8 0 7 0 2 7 3 19    
多岐川恭 『氷柱』 評言 0 8 10 0 0 5 0 0    
                欠席
見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』昭和33年/1958年10月号
1行当たりの文字数:14字


選考委員小島政二郎×各候補作  見方・注意点
感想 総行数52 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 19 「この作では芸人カタギというものが、ちっとも書けていず、彼女の成功のイキサツが実にイージー・ゴーイングで、私にはシロウトくさく感じられた。」
榛葉英治 全委員 6 「さすがに年期がはいっていると思った。」「もっとこれをテーマ小説にしたら、もっと簡潔で面白かったのではないかと思う。」
福本和也 全委員 4 「面白かった。この次の機会までに、できるだけ沢山の作品を見せて頂きたい。」
津田信 全委員 16 「随分沢山の人物が出て来るが、それぞれの性格を描き分けている手腕は、得やすからざるものだと思う。」「デキから言ったら、今度の十篇のうち、第一位を占める作のように思う。」
草川俊 全委員 0  
田中敏樹 全委員 0  
棟田博 全委員 0  
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 8 「文章もリズムを打って躍動していて、いかにもテーマ小説にふさわしい文体だ。」「第二作を期待する。」
多岐川恭 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
川口松太郎
吉川英治
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員源氏鶏太×各候補作  見方・注意点
通らなかった三篇について 総行数36 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 3  
榛葉英治 全委員 6 「かりに、「赤い雪」が選ばれなかったとしたら、私にとって、ひどく、後味の悪いものになったであろう。」
福本和也 全委員 0  
津田信 全委員 0  
草川俊 全委員 9 「構成その他に、多少の難があるが、重厚な味があって、しかも、登場人物が描きわけられていて、面白かった。」
田中敏樹 全委員 0  
棟田博 全委員 14 「人間の運命が、戦時を中心にして、過去、現在、未来にわたり、文字通り、生と死の間に描かれていて、戦争文学というと、徒らに反戦的な作品の多い中で、異色の作と思った。」
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 0  
多岐川恭 全委員 8 「推理小説としてでなく、普通の文学作品として読んで、悪くなかった。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
木々高太郎
中山義秀
川口松太郎
吉川英治
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員木々高太郎×各候補作  見方・注意点
戦争小説は駄目か 総行数62 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 12 「最高点を出すつもりで出た。文章がしっかりしているし、人物もよくかけている。たゞ一つ気に入らぬことがあるとすれば一種の成功物語のように見える点である。」
榛葉英治 全委員 8 「相当の作であるが、私は戦争小説は嫌いだ、という理由で、初めから点を入れなかった。」
福本和也 全委員 7 「私の比較的同情を持ったものは「K7高地」(福本和也)と「水の壁」(北川荘平)の二本であった。」「これは引き出して大いに書かせたい。」
津田信 全委員 0  
草川俊 全委員 0  
田中敏樹 全委員 0  
棟田博 全委員 0  
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 7 「私の比較的同情を持ったものは「K7高地」(福本和也)と「水の壁」(北川荘平)の二本であった。」「これは引き出して大いに書かせたい。」
多岐川恭 全委員 10 「こゝ数年のうちには、探偵小説で賞に入る作品も出て来るという希望が、何となく持てた。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
中山義秀
川口松太郎
吉川英治
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員中山義秀×各候補作  見方・注意点
選評 総行数21 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 4 「当選は、誰も異論のないところであろう。」「おそろしく達者だし、」
榛葉英治 全委員 6 「当選は、誰も異論のないところであろう。」「いちばん濃い文学のあじわいが感じられた。」
福本和也 全委員 0  
津田信 全委員 0  
草川俊 全委員 0  
田中敏樹 全委員 4 「私は「切腹九人目」を推したが、誰も賛成する人がない。推す理由はと問われたから、構想が面白いと答えた。」
棟田博 全委員 0  
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 0  
多岐川恭 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
木々高太郎
川口松太郎
吉川英治
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員川口松太郎×各候補作  見方・注意点
好い作品が多かった 総行数30 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 20 「今度の作品中では、どれよりも優れているような気がして自信を持って推薦し、委員の大半が賛成であったのも嬉しかった。」「良人に死なれる前後の描写に一ばん感心した。」
榛葉英治 全委員 4 「正直にいって私は推さなかったが、お馴染み作家だけに嬉しい。」
福本和也 全委員 0  
津田信 全委員 3 「力作だが未完成である。」
草川俊 全委員 2 「選外作品では「水の壁」と「黄色い運河」が面白く、」
田中敏樹 全委員 5 「中山義秀君がたった一人で最後まで推した事は田中敏樹君も記憶せられたい。義秀の熱意に応える意味でも好い作品を書いて欲しい。」
棟田博 全委員 0  
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 2 「選外作品では「水の壁」と「黄色い運河」が面白く、」
多岐川恭 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
吉川英治
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員吉川英治×各候補作  見方・注意点
寸感 総行数50 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 12 「だいたい、うごかない或る位置をもっている。」「前作「のれん」を誰も読んでおり、それに比べての進歩がたいへん信頼をつよめていたのである。」
榛葉英治 全委員 8 「これを跳躍台に、氏が従来の惜まれ惜まれて来たものを一ばい腰をすえて打出してもらえるなら大きな意味をなすものという期待が委員の誰からも言われていた。」
福本和也 全委員 3 「黄色い運河」と「K7高地」いずれかなどの議論もかなり熱しておもしろかった。」
津田信 全委員 3 「選考からはぶかれた。」
草川俊 全委員 3 「黄色い運河」と「K7高地」いずれかなどの議論もかなり熱しておもしろかった。」
田中敏樹 全委員 4 「「切腹九人目」を独り推してうごかなかった中山義秀新委員のたいどなど好ましかった。」
棟田博 全委員 7 「「赤い雪」を味わった口では、その素朴な兵隊記録のうちの長所も前者の文学化されたものには見劣るのをどうしようもない気がした。」
水島多樓 全委員 4 「川口氏の好みそうなものと思っていたらやはりこれを採っておられた」
北川荘平 全委員 7 「見送られたのは私にしても心残りだった。」「私たちに印象づけたこの人の才筆はさらに今日の惜みを想起させる二作にきっと接しうる気がしている。」
多岐川恭 全委員 5 「おもしろいこと確かだが、エラリー・クイン風の構成や技巧も似て非という感が来てはおしまいになる。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
川口松太郎
村上元三
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員村上元三×各候補作  見方・注意点
選者の慾 総行数47 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 13 「一ばん有力な候補作品だろう、と思いながら銓衡委員会へ出席した。」「もう一作、読ませて貰ってからでもいいと思ったが、席上ではわたしも推したし、やはり票も多く集った。」
榛葉英治 全委員 9 「こんどの候補作品に多かった敗戦後の外地を扱ったものの中では、一ばんすぐれていると思う。」「「花のれん」とこれを併せて授賞作とわたしは言った。」
福本和也 全委員 0  
津田信 全委員 0  
草川俊 全委員 0  
田中敏樹 全委員 6 「こういう書き方をしているので一応は新しいものを感じさせるが、よく読むと、もう古い。」
棟田博 全委員 4 「連載小説の為であろうか、読んでいるうちに、ときどき足踏みをさせられる気がした。」
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 3 「面白い材料を扱っているとは思うが、次作が候補になってからでもいいと考えた。」
多岐川恭 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
川口松太郎
吉川英治
海音寺潮五郎
  ページの先頭へ

選考委員海音寺潮五郎×各候補作  見方・注意点
選評 総行数54 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山崎豊子 全委員 31 「材料を豊富に用意しておいて、速射砲的にポンポン撃ち出して行く手法が面白い。」「ただ女の幸福は男との愛情の中にあるというモチーフは古い。(引用者中略)なぜ事業に徹し切った女性として書かなかったのであろう。」
榛葉英治 全委員 5 「腕がしっかりしているという点では、これが一番だろう。」「受賞は遅すぎた感すらある。」
福本和也 全委員 0  
津田信 全委員 0  
草川俊 全委員 0  
田中敏樹 全委員 0  
棟田博 全委員 0  
水島多樓 全委員 0  
北川荘平 全委員 19 「われわれは時々巨大な権力の理不尽な圧力に苦しめられ、闘うにも訴えるにも法がなく、切なさと憤りに歯ぎしりするより外ないことがある。(引用者中略)この作品はそれを取りあつかっている。心を打たれずにはいない。」
多岐川恭 全委員 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の選考委員
小島政二郎
源氏鶏太
木々高太郎
中山義秀
川口松太郎
吉川英治
村上元三
  ページの先頭へ


山崎豊子『花のれん』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 19 「この作では芸人カタギというものが、ちっとも書けていず、彼女の成功のイキサツが実にイージー・ゴーイングで、私にはシロウトくさく感じられた。」
源氏鶏太 全候補 3  
木々高太郎 全候補 12 「最高点を出すつもりで出た。文章がしっかりしているし、人物もよくかけている。たゞ一つ気に入らぬことがあるとすれば一種の成功物語のように見える点である。」
中山義秀 全候補 4 「当選は、誰も異論のないところであろう。」「おそろしく達者だし、」
川口松太郎 全候補 20 「今度の作品中では、どれよりも優れているような気がして自信を持って推薦し、委員の大半が賛成であったのも嬉しかった。」「良人に死なれる前後の描写に一ばん感心した。」
吉川英治 全候補 12 「だいたい、うごかない或る位置をもっている。」「前作「のれん」を誰も読んでおり、それに比べての進歩がたいへん信頼をつよめていたのである。」
村上元三 全候補 13 「一ばん有力な候補作品だろう、と思いながら銓衡委員会へ出席した。」「もう一作、読ませて貰ってからでもいいと思ったが、席上ではわたしも推したし、やはり票も多く集った。」
海音寺潮五郎 全候補 31 「材料を豊富に用意しておいて、速射砲的にポンポン撃ち出して行く手法が面白い。」「ただ女の幸福は男との愛情の中にあるというモチーフは古い。(引用者中略)なぜ事業に徹し切った女性として書かなかったのであろう。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

榛葉英治『赤い雪』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 6 「さすがに年期がはいっていると思った。」「もっとこれをテーマ小説にしたら、もっと簡潔で面白かったのではないかと思う。」
源氏鶏太 全候補 6 「かりに、「赤い雪」が選ばれなかったとしたら、私にとって、ひどく、後味の悪いものになったであろう。」
木々高太郎 全候補 8 「相当の作であるが、私は戦争小説は嫌いだ、という理由で、初めから点を入れなかった。」
中山義秀 全候補 6 「当選は、誰も異論のないところであろう。」「いちばん濃い文学のあじわいが感じられた。」
川口松太郎 全候補 4 「正直にいって私は推さなかったが、お馴染み作家だけに嬉しい。」
吉川英治 全候補 8 「これを跳躍台に、氏が従来の惜まれ惜まれて来たものを一ばい腰をすえて打出してもらえるなら大きな意味をなすものという期待が委員の誰からも言われていた。」
村上元三 全候補 9 「こんどの候補作品に多かった敗戦後の外地を扱ったものの中では、一ばんすぐれていると思う。」「「花のれん」とこれを併せて授賞作とわたしは言った。」
海音寺潮五郎 全候補 5 「腕がしっかりしているという点では、これが一番だろう。」「受賞は遅すぎた感すらある。」
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

福本和也「K7高地」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 4 「面白かった。この次の機会までに、できるだけ沢山の作品を見せて頂きたい。」
源氏鶏太 全候補 0  
木々高太郎 全候補 7 「私の比較的同情を持ったものは「K7高地」(福本和也)と「水の壁」(北川荘平)の二本であった。」「これは引き出して大いに書かせたい。」
中山義秀 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 3 「黄色い運河」と「K7高地」いずれかなどの議論もかなり熱しておもしろかった。」
村上元三 全候補 0  
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

津田信「日本工作人」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 16 「随分沢山の人物が出て来るが、それぞれの性格を描き分けている手腕は、得やすからざるものだと思う。」「デキから言ったら、今度の十篇のうち、第一位を占める作のように思う。」
源氏鶏太 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
中山義秀 全候補 0  
川口松太郎 全候補 3 「力作だが未完成である。」
吉川英治 全候補 3 「選考からはぶかれた。」
村上元三 全候補 0  
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

草川俊「黄色い運河」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 0  
源氏鶏太 全候補 9 「構成その他に、多少の難があるが、重厚な味があって、しかも、登場人物が描きわけられていて、面白かった。」
木々高太郎 全候補 0  
中山義秀 全候補 0  
川口松太郎 全候補 2 「選外作品では「水の壁」と「黄色い運河」が面白く、」
吉川英治 全候補 3 「黄色い運河」と「K7高地」いずれかなどの議論もかなり熱しておもしろかった。」
村上元三 全候補 0  
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

田中敏樹「切腹九人目」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 0  
源氏鶏太 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
中山義秀 全候補 4 「私は「切腹九人目」を推したが、誰も賛成する人がない。推す理由はと問われたから、構想が面白いと答えた。」
川口松太郎 全候補 5 「中山義秀君がたった一人で最後まで推した事は田中敏樹君も記憶せられたい。義秀の熱意に応える意味でも好い作品を書いて欲しい。」
吉川英治 全候補 4 「「切腹九人目」を独り推してうごかなかった中山義秀新委員のたいどなど好ましかった。」
村上元三 全候補 6 「こういう書き方をしているので一応は新しいものを感じさせるが、よく読むと、もう古い。」
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
棟田博 『生と死の間に』
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

棟田博『生と死の間に』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 0  
源氏鶏太 全候補 14 「人間の運命が、戦時を中心にして、過去、現在、未来にわたり、文字通り、生と死の間に描かれていて、戦争文学というと、徒らに反戦的な作品の多い中で、異色の作と思った。」
木々高太郎 全候補 0  
中山義秀 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 7 「「赤い雪」を味わった口では、その素朴な兵隊記録のうちの長所も前者の文学化されたものには見劣るのをどうしようもない気がした。」
村上元三 全候補 4 「連載小説の為であろうか、読んでいるうちに、ときどき足踏みをさせられる気がした。」
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
水島多樓 「河太郎帰化」
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

水島多樓「河太郎帰化」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 全候補 0  
源氏鶏太 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
中山義秀 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 4 「川口氏の好みそうなものと思っていたらやはりこれを採っておられた」
村上元三 全候補 0  
海音寺潮五郎 全候補 0  
        - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他の候補作
山崎豊子 『花のれん』
榛葉英治 『赤い雪』
福本和也 「K7高地」
津田信 「日本工作人」
草川俊 「黄色い運河」
田中敏樹 「切腹九人目」
棟田博 『生と死の間に』
北川荘平 「水の壁」
多岐川恭 『氷柱』
  ページの先頭へ

北川荘平「水の