直木賞のすべて
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第32回

=受賞者=
梅崎春生
戸川幸夫

=候補者=
梅崎春生
邱 永漢
飯沢 匡
原田種夫
石川桂郎
中村八朗
永瀬三吾
小田仁二郎
南條範夫


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 昭和29年/1954年下半期
 (昭和30年/1955年1月22日決定発表/『オール讀物』昭和30年/1955年4月号選評掲載)
選考委員  井伏鱒二 村上元三 永井龍男 木々高太郎 小島政二郎 川口松太郎 吉川英治 大佛次郎
選評総行数  40 83 44 92 50 22 52 25
評言 評言 評言 評言 評言 評言 評言 評言
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」 評言 21 13 7 12 0 7 19 6
戸川幸夫 「高安犬物語」 評言 19 12 6 13 36 11 21 6
邱永漢 『濁水渓』 評言 0 8 3 12 0 0 0 0
飯沢匡 「青春手帖」 評言 0 7 8 5 0 0 0 7
原田種夫 「竹槍騒動異聞」 評言 0 7 2 9 0 0 0 0
石川桂郎 『妻の温泉』 評言 0 6 4 13 12 0 0 0
中村八朗 『マラッカの火』 評言 0 11 14 15 0 9 0 0
永瀬三吾 「売国奴」 評言 0 0 0 0 0 0 0 0
小田仁二郎 「塔の沢」 評言 0 0 0 0 0 0 0 0
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」 評言 0 0 0 0 0 0 0 0
          欠席   欠席
見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和30年/1955年4月号)
1行当たりの文字数:15字


選考委員井伏鱒二×各候補作  見方・注意点
感想 総行数40 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 21 「従来の佳作でもそうであったように逞しい観察力がうかがわれる。「ボロ家の春秋」の方はねっとりとして技巧のあとが目につくと思ったので、もし梅崎氏のものが対象にあげられたら「猫と蟻と犬」を推すつもりでいた。」
戸川幸夫 全委員 19 「羨むべき想像力の所産、または詩情ゆたかな経験談だと読後に思った。」
邱永漢 全委員 0  
飯沢匡 全委員 0  
原田種夫 全委員 0  
石川桂郎 全委員 0  
中村八朗 全委員 0  
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
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他の選考委員
村上元三
永井龍男
木々高太郎
小島政二郎
川口松太郎
吉川英治
大佛次郎
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選考委員村上元三×各候補作  見方・注意点
大へんな役目 総行数83 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 13 「梅崎氏の作家としての実績に直木賞を上げたほうがいい、と考えた。」「大衆文学とか純文学とかいったことにこだわらずに、作家活動を続ける人だと思う。」
戸川幸夫 全委員 12 「この人がこれから書くであろう一連の動物を扱った作品は、大衆文学に新風を吹き込むものとして、期待していいと信ずる。」
邱永漢 全委員 8 「作者が言いたいことを書いている第三部が、単行本の中に入っていないのが、損をしたのではないだろうか。」「今後の作品に期待してもおそくはない。」
飯沢匡 全委員 7 「この作家の舞台劇や放送劇に比べて、軽すぎるような気がする。」
原田種夫 全委員 7 「せっかくいい材料を扱いながら、構成が甘くなっている。」
石川桂郎 全委員 6 「作品の出来はべつにして、ひ弱な感じがする。直木賞をもらっても、その後に直木賞に応えられる作家活動が出来るか何うか、わたしには心配になった。」
中村八朗 全委員 11 「書き下ろしのせいだろうか、キメの荒いところが気になったし、構成の上にも読者に読ませようという意識が働いていたのではなかろうか。」
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
  「はじめて出席した審査会の空気は、まことに楽しいものであり、わたしにも、ずいぶん勉強になったが、ひどくくたびれた。」
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他の選考委員
井伏鱒二
永井龍男
木々高太郎
小島政二郎
川口松太郎
吉川英治
大佛次郎
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選考委員永井龍男×各候補作  見方・注意点
選評 総行数44 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 7 「この作者独自の、一種ふてくされた視線を通して、小説の世界が充分にもり上げられている。」
戸川幸夫 全委員 6 「全篇にただよう若さがたのしかった。」「雑文疲れの見えない筆力も同時に心強かった。」
邱永漢 全委員 3 「小説としてよりもルポルタージュの部分に惹かれて読んだ。」
飯沢匡 全委員 8 「この連作は、ジャーナリズムの急テンポな発達と共に、新しく生れた小説の一品種だと信じているが、他に積極的な支持者がなかった」
原田種夫 全委員 2 「「竹槍騒動異聞」の題材には、非常に羨望を感じた。」
石川桂郎 全委員 4 「小説としては自然過ぎ、純粋過ぎるという感じを持った。」
中村八朗 全委員 14 「「記録としてではなく小説を」という作者の意図が、終始静かな描法の中に呼吸していた。」
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
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選考委員木々高太郎×各候補作  見方・注意点
単行本の注目はよい 総行数92 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 12 「僕達の一番欲しいものは大向うを考えない、意図はよろしいが自然にヒューマアなもので、何か一本抜いておいて、押しつけるものではない。」「どこか、もう一考して欲しいという心がのこった。」
戸川幸夫 全委員 13 「躊躇なく僕は一票を投ずる。」「まだ商売人のように高をくくったところの少しもない、聞くと新聞社には長いという話だが、すれていない作品の人柄をも感じさせる。」
邱永漢 全委員 12 「邱永漢を、僕は第一におし度かったのだ。」「この作家に注目して貰えればよいとしてまず投げた。」
飯沢匡 全委員 5 「ユーモアをめざした最も安易にして迂愚なものとしか僕にはとれない。」
原田種夫 全委員 9 「勿論前のものよりよろしく、地味に九州の伝説や事実にとり組むのは僕は賛成、ただし同じものを、どうであろうか、中央の商業雑誌へかくつもりで、書いてみたら」
石川桂郎 全委員 13 「小説としてうけとれない。」「不賛成をとなえた。」
中村八朗 全委員 15 「今度は推し度いと思ったが、井伏鱒二が文章の疎漏なところをあげたり、小島政二郎が、この程度以上にかける作家だと見極めがつかないような意見をのべたので、僕の戦いは負けた。」
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
  「前回の有馬頼義氏に味をしめて書き下ろし単行本は勿論のこと、その年までに書きためて単行本として出たものゝうちも物色するという、何となしに新らしいやり方もあったので、それは僕としてはよかったと思っている。」
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小島政二郎
川口松太郎
吉川英治
大佛次郎
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選考委員小島政二郎×各候補作  見方・注意点
ホンモノのリズム 総行数50 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 0  
戸川幸夫 全委員 36 「最後まで息もつかせない。最後のチンの剥製の描写はペーソスがあっていゝ。」「私は、この作品を得たことを喜んでいる。」
邱永漢 全委員 0  
飯沢匡 全委員 0  
原田種夫 全委員 0  
石川桂郎 全委員 12 「「炭」「年玉稼ぎ」などには、ペーソスを底に持ったユーモアがあって、石川君でなければ書けないものだと云うのだが、みんな随筆だと云って、私の云うことを通してくれなかった。」
中村八朗 全委員 0  
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
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川口松太郎
吉川英治
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選考委員川口松太郎×各候補作  見方・注意点
選評 総行数22 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 7 「梅崎君は直木賞を貰って苦笑しているんじゃないか。彼はもうベテランでありすぎる。」
戸川幸夫 全委員 11 「手がたくまとまった作品で描写力もすぐれ、材料も面白かったが、特殊な材料の面白さは、一作品の成功にとどまる危険も多い。」
邱永漢 全委員 0  
飯沢匡 全委員 0  
原田種夫 全委員 0  
石川桂郎 全委員 0  
中村八朗 全委員 9 「大きな材料と取組んで正面からぶつかっている態度がよかったし、従来の作品にくらべても進歩があると思った」
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
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永井龍男
木々高太郎
小島政二郎
吉川英治
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選考委員吉川英治×各候補作  見方・注意点
寸感 総行数52 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 19 「なおどこかに読ませる魅力をもっている。それもこの人の技巧とは読みとれるのだが、才筆たることはまちがいない。」
戸川幸夫 全委員 21 「作者自身の才気らしいものをこの作品は少しも筆にひけらかしていない。」「この作品を見出したとき、ぼくは何か期待していた岩盤の露呈に行き会ったという感じがした。」
邱永漢 全委員 0  
飯沢匡 全委員 0  
原田種夫 全委員 0  
石川桂郎 全委員 0  
中村八朗 全委員 0  
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
  「結局前の二篇を推したのであるが、あとの幾つかの作品にもさんざん未練をもった。前回やこれ迄の銓衡だったら選に入るべき作品もその中にはあったと思う。」
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小島政二郎
川口松太郎
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選考委員大佛次郎×各候補作  見方・注意点
型破りのものを 総行数25 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
梅崎春生 全委員 6 「この作品は優れているし、ふたりの作家は、将来をいよいよ楽しみに期待出来る。」
戸川幸夫 全委員 6 「この作品は優れているし、ふたりの作家は、将来をいよいよ楽しみに期待出来る。」
邱永漢 全委員 0  
飯沢匡 全委員 7 「型破りのものを私は以前から飯沢匡氏に期待している。同君が他の分野、劇やラジオで示した爽やかな風のような才能が、直木賞の世界に必ず変化のある花を見せてくれると思っている。」
原田種夫 全委員 0  
石川桂郎 全委員 0  
中村八朗 全委員 0  
永瀬三吾 全委員 0  
小田仁二郎 全委員 0  
南條範夫 全委員 0  
  「候補作品の中からこれと思うもの一つを採る決断がつかなかった。」
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他の選考委員
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川口松太郎
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梅崎春生「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 21 「従来の佳作でもそうであったように逞しい観察力がうかがわれる。「ボロ家の春秋」の方はねっとりとして技巧のあとが目につくと思ったので、もし梅崎氏のものが対象にあげられたら「猫と蟻と犬」を推すつもりでいた。」
村上元三 全候補 13 「梅崎氏の作家としての実績に直木賞を上げたほうがいい、と考えた。」「大衆文学とか純文学とかいったことにこだわらずに、作家活動を続ける人だと思う。」
永井龍男 全候補 7 「この作者独自の、一種ふてくされた視線を通して、小説の世界が充分にもり上げられている。」
木々高太郎 全候補 12 「僕達の一番欲しいものは大向うを考えない、意図はよろしいが自然にヒューマアなもので、何か一本抜いておいて、押しつけるものではない。」「どこか、もう一考して欲しいという心がのこった。」
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 7 「梅崎君は直木賞を貰って苦笑しているんじゃないか。彼はもうベテランでありすぎる。」
吉川英治 全候補 19 「なおどこかに読ませる魅力をもっている。それもこの人の技巧とは読みとれるのだが、才筆たることはまちがいない。」
大佛次郎 全候補 6 「この作品は優れているし、ふたりの作家は、将来をいよいよ楽しみに期待出来る。」
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他の候補作
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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戸川幸夫「高安犬物語」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 19 「羨むべき想像力の所産、または詩情ゆたかな経験談だと読後に思った。」
村上元三 全候補 12 「この人がこれから書くであろう一連の動物を扱った作品は、大衆文学に新風を吹き込むものとして、期待していいと信ずる。」
永井龍男 全候補 6 「全篇にただよう若さがたのしかった。」「雑文疲れの見えない筆力も同時に心強かった。」
木々高太郎 全候補 13 「躊躇なく僕は一票を投ずる。」「まだ商売人のように高をくくったところの少しもない、聞くと新聞社には長いという話だが、すれていない作品の人柄をも感じさせる。」
小島政二郎 全候補 36 「最後まで息もつかせない。最後のチンの剥製の描写はペーソスがあっていゝ。」「私は、この作品を得たことを喜んでいる。」
川口松太郎 全候補 11 「手がたくまとまった作品で描写力もすぐれ、材料も面白かったが、特殊な材料の面白さは、一作品の成功にとどまる危険も多い。」
吉川英治 全候補 21 「作者自身の才気らしいものをこの作品は少しも筆にひけらかしていない。」「この作品を見出したとき、ぼくは何か期待していた岩盤の露呈に行き会ったという感じがした。」
大佛次郎 全候補 6 「この作品は優れているし、ふたりの作家は、将来をいよいよ楽しみに期待出来る。」
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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邱永漢『濁水渓』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 8 「作者が言いたいことを書いている第三部が、単行本の中に入っていないのが、損をしたのではないだろうか。」「今後の作品に期待してもおそくはない。」
永井龍男 全候補 3 「小説としてよりもルポルタージュの部分に惹かれて読んだ。」
木々高太郎 全候補 12 「邱永漢を、僕は第一におし度かったのだ。」「この作家に注目して貰えればよいとしてまず投げた。」
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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飯沢匡「青春手帖」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 7 「この作家の舞台劇や放送劇に比べて、軽すぎるような気がする。」
永井龍男 全候補 8 「この連作は、ジャーナリズムの急テンポな発達と共に、新しく生れた小説の一品種だと信じているが、他に積極的な支持者がなかった」
木々高太郎 全候補 5 「ユーモアをめざした最も安易にして迂愚なものとしか僕にはとれない。」
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
大佛次郎 全候補 7 「型破りのものを私は以前から飯沢匡氏に期待している。同君が他の分野、劇やラジオで示した爽やかな風のような才能が、直木賞の世界に必ず変化のある花を見せてくれると思っている。」
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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原田種夫「竹槍騒動異聞」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 7 「せっかくいい材料を扱いながら、構成が甘くなっている。」
永井龍男 全候補 2 「「竹槍騒動異聞」の題材には、非常に羨望を感じた。」
木々高太郎 全候補 9 「勿論前のものよりよろしく、地味に九州の伝説や事実にとり組むのは僕は賛成、ただし同じものを、どうであろうか、中央の商業雑誌へかくつもりで、書いてみたら」
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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石川桂郎『妻の温泉』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 6 「作品の出来はべつにして、ひ弱な感じがする。直木賞をもらっても、その後に直木賞に応えられる作家活動が出来るか何うか、わたしには心配になった。」
永井龍男 全候補 4 「小説としては自然過ぎ、純粋過ぎるという感じを持った。」
木々高太郎 全候補 13 「小説としてうけとれない。」「不賛成をとなえた。」
小島政二郎 全候補 12 「「炭」「年玉稼ぎ」などには、ペーソスを底に持ったユーモアがあって、石川君でなければ書けないものだと云うのだが、みんな随筆だと云って、私の云うことを通してくれなかった。」
川口松太郎 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
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中村八朗『マラッカの火』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 11 「書き下ろしのせいだろうか、キメの荒いところが気になったし、構成の上にも読者に読ませようという意識が働いていたのではなかろうか。」
永井龍男 全候補 14 「「記録としてではなく小説を」という作者の意図が、終始静かな描法の中に呼吸していた。」
木々高太郎 全候補 15 「今度は推し度いと思ったが、井伏鱒二が文章の疎漏なところをあげたり、小島政二郎が、この程度以上にかける作家だと見極めがつかないような意見をのべたので、僕の戦いは負けた。」
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 9 「大きな材料と取組んで正面からぶつかっている態度がよかったし、従来の作品にくらべても進歩があると思った」
吉川英治 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
永瀬三吾 「売国奴」
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南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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永瀬三吾「売国奴」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 0  
永井龍男 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
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他の候補作
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戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
小田仁二郎 「塔の沢」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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小田仁二郎「塔の沢」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 0  
永井龍男 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
南條範夫 「畏れ多くも将軍家」
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南條範夫「畏れ多くも将軍家」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
村上元三 全候補 0  
永井龍男 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
吉川英治 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
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他の候補作
梅崎春生 「ボロ家の春秋」「猫と蟻と犬」
戸川幸夫 「高安犬物語」
邱永漢 『濁水渓』
飯沢匡 「青春手帖」
原田種夫 「竹槍騒動異聞」
石川桂郎 『妻の温泉』
中村八朗 『マラッカの火』
永瀬三吾 「売国奴」
小田仁二郎 「塔の沢」
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