直木賞のすべて
直木賞のすべて

第22回

=受賞者=
山田克郎

=候補者=
今 日出海
河内 信
若尾徳平
小糸のぶ
西川 満
小泉 譲
大屋典一


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 昭和24年/1949年下半期
 (昭和25年/1950年4月20日決定発表/『文藝讀物』昭和25年/1950年6月号選評掲載)
選考委員  井伏鱒二 獅子文六 木々高太郎 川口松太郎 久米正雄 大佛次郎 小島政二郎
選評総行数  24 10 60 33 30 27 111
評言 評言 評言 評言 評言 評言 評言
候補作 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数 評価 行数
山田克郎 「海の廃園」 評言 21 0 29 10 30 0 77
今日出海 『山中放浪』 評言 0 0 7 5 0 9 9
河内信 「甲子園の想出」 評言 0 10 8 0 0 0 8
若尾徳平 「俘虜五〇七号」 評言 0 0 0 0 0 0 0
小糸のぶ 「おもかげ」 評言 0 0 0 0 0 0 4
西川満 「地獄の谷底」 評言 0 0 2 0 0 0 0
小泉譲 「死の盛粧」 評言 0 0 0 0 0 0 0
大屋典一 「冬の旅」 評言 0 0 0 0 0 0 0
  欠席   欠席 欠席 欠席  
見方・注意点

このページの選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『文藝讀物』昭和25年/1950年6月号)
1行当たりの文字数:15字


選考委員井伏鱒二×各候補作  見方・注意点
四月二十三日記 総行数24 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 21 「山田氏の創作態度には真摯なところがあると見受け、また、「海の廃園」のロマン風の材料には一もく置いていた故に、(引用者中略)暫定的に賛成した。」
今日出海 全委員 0  
河内信 全委員 0  
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
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他の選考委員
獅子文六
木々高太郎
川口松太郎
久米正雄
大佛次郎
小島政二郎
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選考委員獅子文六×各候補作  見方・注意点
寸感 総行数10 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 0  
今日出海 全委員 0  
河内信 全委員 10 「この作者が、あの作品(引用者注:「甲子園の想出」のこと)に劣らざるものを、二三発表していたら、面白いことになったと思い残念である。」
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
  「家内の不幸と移転とに煩わされて、今度の審査は棄権を余儀なくされた」
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他の選考委員
井伏鱒二
木々高太郎
川口松太郎
久米正雄
大佛次郎
小島政二郎
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選考委員木々高太郎×各候補作  見方・注意点
山田克郎の海 総行数60 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 29 「慾を言えば力が弱い。然し、ちっとも汚なくはない。同じ裸を描いても、醜悪を描いて興味をつろうとはしていない。将来、大きなロマンが出るだろう。」
今日出海 全委員 7 「小説もうまい。然し、これが大衆文学の本道たる大ロマンであろうか。――そんなわけで惜しくも破れた。」
河内信 全委員 8 「この一篇が大衆文学の大きなロマンを望む新風とはすることが出来ない。この作者についてはもう少し見ていてやろう――と言うことになり、」
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 2 「西川満も(引用者注:今日出海の場合と)同じくで、」
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
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他の選考委員
井伏鱒二
獅子文六
川口松太郎
久米正雄
大佛次郎
小島政二郎
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選考委員川口松太郎×各候補作  見方・注意点
既成作家にも 総行数33 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 10 「直木賞の趣旨が、どこまでも新人発見というところに重点をおくとすれば、(引用者中略)山田克郎君が最も有力者であり、」「前期で候補として挙げられた「海は紅」と思い合わせて先ず妥当な受賞だと思った。」
今日出海 全委員 5 「今日出海君の「山中放浪」を推薦した。つまり今君の場合は、直木賞を重からしめるという趣旨には適当だと考えたからである。」
河内信 全委員 0  
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
  「今後の直木賞の在り方として僕の希望を述べれば、既成作家でも新鮮で、この賞に値する人があれば直木賞をやりたいと考える。」
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他の選考委員
井伏鱒二
獅子文六
木々高太郎
久米正雄
大佛次郎
小島政二郎
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選考委員久米正雄×各候補作  見方・注意点
苦節十年の技倆 総行数30 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 30 「海の神秘と、多分のロマンチシズムと、抒情味を備えたこれらの作品は、大衆文学として、特殊の高位を持つばかりでなく純文学としても、その彫琢を誇りうるものだ。」
今日出海 全委員 0  
河内信 全委員 0  
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
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他の選考委員
井伏鱒二
獅子文六
木々高太郎
川口松太郎
大佛次郎
小島政二郎
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選考委員大佛次郎×各候補作  見方・注意点
山中放浪のこと 総行数27 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 0  
今日出海 全委員 9 「戦争を潜って生れた作品として後生に残る小数のものゝ中にも重要な地位を占めると信じ、私はこれを推した。」
河内信 全委員 0  
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 0  
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
  「外側の文学でも傑出したものがあったら直木賞を贈るべきだと考えて来た。新聞雑誌に現れる訪問記事、会見記の類いでも優れたものならいゝのである。」
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他の選考委員
井伏鱒二
獅子文六
木々高太郎
川口松太郎
久米正雄
小島政二郎
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選考委員小島政二郎×各候補作  見方・注意点
選評 総行数111 (1行=15字)
候補 評価 行数 評言
山田克郎 全委員 77 「この前のも、今度のも、方面こそ違え、いずれも海に生活する男女を取り扱ったもので、その意図と云うか、野心と云うか、いや私は野心と呼びたい、その野心が私には面白く、好意が持てた。」
今日出海 全委員 9 「飽くまで新人に授賞したいのが私の希望だった。そう云う意味で、二三の委員が推した「山中放浪」に私は敢えて反対したのである。」
河内信 全委員 8 「一作だけで授賞するのは、いろんな意味で時期尚早だと思い、私は控えた。」
若尾徳平 全委員 0  
小糸のぶ 全委員 4 「私の記憶に残っているのは、小糸のぶ君の「おもかげ」」
西川満 全委員 0  
小泉譲 全委員 0  
大屋典一 全委員 0  
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他の選考委員
井伏鱒二
獅子文六
木々高太郎
川口松太郎
久米正雄
大佛次郎
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山田克郎「海の廃園」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 21 「山田氏の創作態度には真摯なところがあると見受け、また、「海の廃園」のロマン風の材料には一もく置いていた故に、(引用者中略)暫定的に賛成した。」
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 29 「慾を言えば力が弱い。然し、ちっとも汚なくはない。同じ裸を描いても、醜悪を描いて興味をつろうとはしていない。将来、大きなロマンが出るだろう。」
川口松太郎 全候補 10 「直木賞の趣旨が、どこまでも新人発見というところに重点をおくとすれば、(引用者中略)山田克郎君が最も有力者であり、」「前期で候補として挙げられた「海は紅」と思い合わせて先ず妥当な受賞だと思った。」
久米正雄 全候補 30 「海の神秘と、多分のロマンチシズムと、抒情味を備えたこれらの作品は、大衆文学として、特殊の高位を持つばかりでなく純文学としても、その彫琢を誇りうるものだ。」
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 77 「この前のも、今度のも、方面こそ違え、いずれも海に生活する男女を取り扱ったもので、その意図と云うか、野心と云うか、いや私は野心と呼びたい、その野心が私には面白く、好意が持てた。」
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他の候補作
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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今日出海『山中放浪』×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 7 「小説もうまい。然し、これが大衆文学の本道たる大ロマンであろうか。――そんなわけで惜しくも破れた。」
川口松太郎 全候補 5 「今日出海君の「山中放浪」を推薦した。つまり今君の場合は、直木賞を重からしめるという趣旨には適当だと考えたからである。」
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 9 「戦争を潜って生れた作品として後生に残る小数のものゝ中にも重要な地位を占めると信じ、私はこれを推した。」
小島政二郎 全候補 9 「飽くまで新人に授賞したいのが私の希望だった。そう云う意味で、二三の委員が推した「山中放浪」に私は敢えて反対したのである。」
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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河内信「甲子園の想出」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 10 「この作者が、あの作品(引用者注:「甲子園の想出」のこと)に劣らざるものを、二三発表していたら、面白いことになったと思い残念である。」
木々高太郎 全候補 8 「この一篇が大衆文学の大きなロマンを望む新風とはすることが出来ない。この作者についてはもう少し見ていてやろう――と言うことになり、」
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 8 「一作だけで授賞するのは、いろんな意味で時期尚早だと思い、私は控えた。」
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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若尾徳平「俘虜五〇七号」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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小糸のぶ「おもかげ」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 4 「私の記憶に残っているのは、小糸のぶ君の「おもかげ」」
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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西川満「地獄の谷底」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 2 「西川満も(引用者注:今日出海の場合と)同じくで、」
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
小泉譲 「死の盛粧」
大屋典一 「冬の旅」
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小泉譲「死の盛粧」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
大屋典一 「冬の旅」
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大屋典一「冬の旅」×各選考委員  見方・注意点
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 全候補 0  
獅子文六 全候補 0  
木々高太郎 全候補 0  
川口松太郎 全候補 0  
久米正雄 全候補 0  
大佛次郎 全候補 0  
小島政二郎 全候補 0  
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他の候補作
山田克郎 「海の廃園」
今日出海 『山中放浪』
河内信 「甲子園の想出」
若尾徳平 「俘虜五〇七号」
小糸のぶ 「おもかげ」
西川満 「地獄の谷底」
小泉譲 「死の盛粧」
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