直木賞のすべて
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Last Update[H20]2008/2/23

池波正太郎
Ikenami Shotaro
生没年月日【注】 大正12年/1923年1月25日〜平成2年/1990年5月3日
在任期間 第86回〜第96回(通算5.5年・11回)
在任年齢 58歳11ヶ月〜63歳11ヶ月
経歴 東京生まれ。下谷西町小学校卒。
受賞歴 第4回新鷹会賞「天城峠」
第2回新鷹会賞奨励賞(昭和30年/1955年)「太鼓」
第5回小説現代ゴールデン読者賞(昭和47年/1972年)「殺しの四人」
第7回小説現代ゴールデン読者賞(昭和48年/1973年)「仕掛針」
第11回吉川英治文学賞(昭和52年/1977年) 『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』
第6回大谷竹次郎賞(昭和52年/1977年)『市松小憎の女』
紫綬褒章(昭和61年/1986年)
第36回菊池寛賞(昭和63年/1988年)
処女作 「雪晴れ」(昭和21年/1946年)
個人全集 『完本池波正太郎大成』全30巻・別巻(平成10年/1998年7月〜平成13年/2001年3月・講談社刊)
直木賞候補歴 第36回候補 「恩田木工」(『大衆文藝』昭和31年/1956年11月号、12月号)
第37回候補 「眼」(『大衆文藝』昭和32年/1957年6月号)
第38回候補 「信濃大名記」(『大衆文藝』昭和32年/1957年12月号)
第40回候補 「応仁の乱」(『大衆文藝』昭和33年/1958年11月号、12月号)
第41回候補 「秘図」(『大衆文藝』昭和34年/1959年6月号)
第43回受賞 「錯乱」(『オール讀物』昭和35年/1960年4月号)
サイト内リンク 小研究-記録(候補回数)
直木賞受賞作全作読破への道Part4
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1件/最新は平成19年/2007年12月2日記事(このページの下部にリンクあり)
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下記の選評の概要には、評価として◎か○をつけたもの(見方・注意点を参照)、または受賞作に対するもののみ抜粋しました。さらにくわしい情報は、各回の「この回の全概要」をクリックしてご覧ください。

直木賞 86 昭和56年/1981年下半期   一覧へ
選評の概要 力作〔機雷〕 総行数36 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
光岡明 21 「この小説がもつ力感を第一に買わざるを得なかった。」「構築のみごとさ。登場人物の描写もすぐれてい、戦争小説の範疇をこえた力作といえる。」
つかこうへい 10 「笑いながら読みすすみつつ、長年、芝居の世界にいた私は、むしろ鋭いリアリティに迫力を感じた。後半は、先を読まれてしまってペースが落ちる。」
  「今回の候補作は、いずれも粒がそろっていたようにおもう。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年4月号
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直木賞 87 昭和57年/1982年上半期   一覧へ
選評の概要 実績が評価された……。 総行数48 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
深田祐介 20 「ちからの入った小説だが、東京の下町と江戸ッ子を売り物にする、歯が浮くような老女があらわれ、事々にブチこわしてしまうのは残念だった。」「そうした欠点はあったが、今回で六回目の候補という実績は、ことに直木賞の場合、みとめられなくてはなるまい。私は、この作一本にしぼった」
村松友視 15 「才筆は、だれもみとめるところだが、舞台となる町すじの情景描写などが、いかに巧妙であっても、それだけで小説が成り立つものではない。」「詩情も臨場感も、私には授賞に価するものにおもえなかった。読後の印象は、まことに淡い。」
選評出典:『オール讀物』昭和57年/1982年10月号
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直木賞 88 昭和57年/1982年下半期   一覧へ
選評の概要 よきかな〔捕手はまだか〕 総行数49 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
赤瀬川隼 24 「この作は、先ず何よりも後味がよかった。」「登場人物が、まったくの創作であることを、はじめに打ちあけていながら、読みはじめると、たちまちにひきつけられたのは、フィクションの人物と人生に〔小説としての真実〕があるからだ。」「最後に票が分散して授賞とはならなかった」
選評出典:『オール讀物』昭和58年/1983年4月号
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直木賞 89 昭和58年/1983年上半期   一覧へ
選評の概要 森瑤子の進境 総行数45 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
森瑤子 15 「第一に推したが、最後の票決によって落ちたのは残念だった。」「前回の候補作における構成の失敗から脱している。そうなると、密度の濃い文章が生彩をはなつ。男から見て、この女主人公はイヤな女だけれども、つまり、それだけ深く女の性が描けているわけで、他の男たちのエゴも、うまくとらえられていた。」
胡桃沢耕史 13 「私はこの作を買っていない。」「この人には自分の作品に対する、もっとも肝心なものが欠けている。小説としての〔真実〕がないのである。ゆえにフィクション、ノン・フィクションにかかわらず〔こしらえもの〕になってしまうのだろう。」
選評出典:『オール讀物』昭和58年/1983年10月号
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直木賞 90 昭和58年/1983年下半期   一覧へ
選評の概要 多彩な作品群 総行数43 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
神吉拓郎 14 「神吉拓郎〔私生活〕一本にしぼって、選考会へ出た」「掌篇のテクニックを振りしぼって丹念に書いた十七篇が、こうして〔私生活〕という、よき題名のもとに結実すると、相当の重量感があり、現代の壮・中年層の私生活(原文傍点)が、あざやかに切りとられている。」
高橋治 17 「ようやく、小説の構築と文章になってきて、これまでの候補作にくらべると見ちがえるばかりだが、この素材とテーマなら、二百枚の必要はない。」「魚釣りの描写は、ちからがこもってはいても長すぎ(原文傍点)て、二人の名人の描出とバランスがとれなくなってしまった。」
  「今回は、大体において、多彩に粒がそろっていて、心強い感じがした。」
選評出典:『オール讀物』昭和59年/1984年4月号
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直木賞 91 昭和59年/1984年上半期   一覧へ
選評の概要 二人の女流への期待 総行数41 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
連城三紀彦 10 「私は、連城三紀彦〔恋文〕一本にしぼって、選考にのぞんだ。」「前回の候補作の甘さが消え、巧妙なテクニックの中に独自の世界が無理なく展開された短篇集である。」
難波利三 11 「次点は〔てんのじ村〕だった」「大阪の特殊な芸人の世界をうまく描いてはいるが、なんとしても、主人公の花田シゲルのキャラクターが平凡であるがために、従来の芸道物から一歩も出ていない。〔恋文〕と同列にしなかったのは、そのことだ。」
  「今回の候補作は、相当に水準が高かったようにおもう。」
選評出典:『オール讀物』昭和59年/1984年10月号
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直木賞 92 昭和59年/1984年下半期   一覧へ
選評の概要 〔影のプレーヤー〕のみ 総行数41 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
赤瀬川隼 21 「群を抜いており、私は、この一本にしぼって選考の席へ出た。」「百枚の枚数の中に過不足なく主人公の人生が描かれており、読後の爽快感は、まぎれもなく直木賞のものだし、これまでの、赤瀬川さんの候補作の中では、もっともよかったと私はおもう。」
  「今回は、大半が候補作として、ちからが弱かった。」「もっと、すぐれたものを書いたとき、候補にすべきだ。」
選評出典:『オール讀物』昭和60年/1985年4月号
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直木賞 93 昭和60年/1985年上半期   一覧へ
選評の概要 期待 総行数47 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
山口洋子 26 「〔演歌の虫〕を推した。」「もう一つの候補作〔老梅〕は作為が目立ちすぎた」「ともかくも私は、山口さんが何度か賞を逸しながらも、ひたむきに作家活動をつづけ、水準に達した小説を発表してきた姿勢を高く評価した。」
選評出典:『オール讀物』昭和60年/1985年10月号
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直木賞 94 昭和60年/1985年下半期   一覧へ
選評の概要 大山鳴動……。 総行数43 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
森田誠吾 11 「落合さんと、森田誠吾〔魚河岸ものがたり〕を受賞作として推した」「前半、歯が浮くようなところがあったけれども第四章の〔波除神社〕と第五章の〔海幸橋〕がよくできていて、登場人物も変化に富み、読後の後味もよかった。」
落合恵子 13 「多少の欠点はあるにしても、(引用者中略)あざとさ(原文傍点)がなく、これまでの彼女の候補作の中では、もっともよかったと、私はおもう。ジャズ・スポットを中心にした構成もよく、ことに〔第一夜〕の章がよかった。」「落合さんと、森田誠吾〔魚河岸ものがたり〕を受賞作として推した」
林真理子 14 「薄汚い男女の交情を描いてはいるが、読後、胸にこたえるものが何もなく、私は票を入れなかった。むろんのことに薄汚い男女を描くのはよい。よいが、それだけでは、文学賞をあたえる小説にはならない。プラス何かがなくてはならぬ。その何かが読者の胸を打たなくてはならぬ。」
  「今回の候補作七篇のすべてがそうではないが「大山鳴動して鼠一匹」というような小説が多かった。」
選評出典:『オール讀物』昭和61年/1986年4月号
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直木賞 95 昭和61年/1986年上半期   一覧へ
選評の概要 秀作「恋紅」 総行数49 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
皆川博子 20 「時代小説の背景として、もっともむずかしい新吉原と芝居の幕内を巧妙に描き、(引用者中略)ことに恋人の男(役者の富田福之助)がよく描けていて、男が読んでも魅力を感じた。」「これからの皆川さんは、これまでのミステリーのみでなく、時代小説家として歩んでもらいたい。」
選評出典:『オール讀物』昭和61年/1986年10月号
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直木賞 96 昭和61年/1986年下半期   一覧へ
選評の概要 バランスのよかった二作授賞 総行数44 (1行=14字)
候補 評価 行数 評言
逢坂剛 17 「千何百枚もの長篇を一気に読ませてくれたし、その筆力と力強い構築は瑕瑾を吹き飛ばす勢いをもっていた。まさに直木賞のあたえどき、受けどきといってよい。」
常盤新平 22 「三十年前の日本の、東京の青春像を一組の男女に託して描いたわけだが、五十をこえた作者が、このテーマに、みずみずしい姿勢で立ち向ったのがよかった。」
選評出典:『オール讀物』昭和62年/1987年4月号
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  [H19]2007/12/2 翔んでる人生  
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