直木賞のすべて
直木賞のすべて


他文学賞-候補作家の群像
トップページ
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
候補作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
小研究
大衆選考会
リンク集
マップ



Last Update[H20]2008/1/3

山田太一 Yamada Taichi

生没年月日 昭和9年/1934年6月6日〜
経歴 本名=石坂太一。東京・浅草生まれ。早稲田大学教育学部国文科卒。松竹大船撮影所に入社。昭和40年/1965年退社後にシナリオライターとして独立。『岸辺のアルバム』『獅子の時代』『ふぞろいの林檎たち』『丘の上の向日葵』などテレビドラマの脚本を手がける。他、映画の脚本として『キネマの天地』(共同脚本)や『少年時代』などがある。
受賞歴 芸術選奨新人賞(昭和48年/1973年)「それぞれの秋」
第32回NHK放送文化賞(昭和55年/1980年度)
第2回向田邦子賞(昭和58年/1983年)「日本の面影」
芸術選奨文部大臣賞(昭和58年/1983年)
テレビ大賞優秀個人(昭和59年/1984年)
第33回菊池寛賞(昭和60年/1985年)
第8回日本文芸大賞放送作家賞(昭和63年/1988年)
都民文化栄誉賞(平成1年/1989年)
平成2年度毎日映画コンクール脚本賞(平成3年/1991年)「少年時代」《脚本》
第14回日本アカデミー賞最優秀脚本賞(平成3年/1991年)「少年時代」《脚本》
第34回毎日芸術賞(平成5年/1993年)
日本民間放送連盟賞ドラマ部門(平成10年/1998年)「奈良へ行くまで」



いじん なつ
異人たちとの 夏』
(昭和62年/1987年12月・新潮社刊)
書誌
>>平成3年/1991年11月・新潮社/新潮文庫『異人たちとの夏』
>>平成19年/2007年5月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『異人たちとの夏』
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
他文学賞 山本周五郎賞 1受賞 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし 79 3.98点→4点「最大の欠陥は、お化けの現場に間宮という人物が立ち会っている点です。」「お化けがだんだん消えていくということは、ふたたび生へ主人公の精神が動き出してきたということですから、その入れ換わりのダイナミズムがこの小説のカンドコロだと思うのですが、そこがちょっと弱いような気がする……。」「読みやすさ、台詞のうまさ、そして全体からいろんなものがにじみ出てくる豊饒感という点から行くと、これが一番かもしれない。ただ、僕の根底でなにかこの作品を拒否しているものがあるんです。」
田辺聖子 63 4.9点→5点「普通に、一人の読者として読むと、泣けてしまうんです。」「SFと現代文学との幸福な恋愛結婚を成功させたというか、はじめてSFが定着したというか――こんなことを言うとSFの人たちに叱られますが、(引用者中略)これならSFという抵抗感なしに異次元の世界へ脱し去られて、そこで遊んで帰ってくることが出来ますね。」
野坂昭如 27 5点「この作品も主人公も一種の離人症みたいなもんで、あの年頃の人間に、共通して今も残っている幼児性というか、それを感じて僕も切ない思いがしました。」「この小説、僕は全くお化けの話とも何とも思わなかったですね。ごく普通にこういうことはあり得るという、現実の小説として読みました。」
藤沢周平 27 3点「うまい小説だとは思ったんですね。」「気持ちの中に残るものがないんです。ナゾが分かってしまうと――厳密に言えばナゾはついに分からない小説ですが、ともかく事情が分かってしまうとそれで終わり、そういう小説ではないかという気がしました。」「下世話に言えば怪談咄、あれと変わりはないという感じですね。」
山口瞳 30 3点「山田さんは、テレビドラマは非常にうまいんですが、小説を書くと肩に力が入って、ひどい言い方をすれば、お化けさえ出せば小説になるのか、と言いたくなる感じを私は全体として受けました。」「全体として、どうもぎくしゃくした、流れの悪い小説だと思いました。」「僕はね、その親子関係の甘ったるいのがいやなんです。」
最終投票     3+3+3+1+2=12
選評出典:『小説新潮』昭和63年/1988年8月号
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



ページの先頭へ

トップページ受賞作・候補作一覧受賞作家の群像候補作家の群像選考委員の群像
選評の概要小研究大衆選考会リンク集マップ