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Last Update[H20]2008/6/4

中島京子 Nakajima Kyoko

生没年月日 昭和39年/1964年〜
経歴 東京都生まれ。東京女子大学文理学部史学科卒。
日本語学校職員、フリーライター、出版社勤務を経て、インターン教師として渡米。
平成9年/1997年帰国後、フリーライターとして活動。平成15年/2003年に『FUTON』で作家デビュー。



フートン
FUTON』(平成15年/2003年5月・講談社刊)
書誌
>>平成19年/2007年4月・講談社/講談社文庫『FUTON』
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大衆選考会 129回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
テリー 平成15年/2003年6月24日 上質のユーモア、諧謔精神は作者の資質の高さをうかがわせます。
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こい
『イトウの 恋』(平成17年/2005年3月・講談社刊)
書誌
>>平成20年/2008年3月・講談社/講談社文庫『イトウの恋』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 27回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 5 「未完成ながら美しい小説である。近ごろ稀に見る審美眼の持ち主と信じて、これも推した。謙譲と不遜の均衡を損うことなく、他者の持ちえぬ宝物を磨き上げてもらいたい。」
伊集院静 12 「今回、私が推した中島京子さんの『イトウの恋』は一番の才気を感じた。才能がある上に、小説の筋が良い。小説の筋の良さとは作家、作品としての構えの良さである。」「選考会で主要資料に関しての活かし方に疑問の意見が出た。それでもなお力量ありと推したが票が及ばなかった。」
大沢在昌 9 「明治時代の手記の部分に比べ、現代部分が乱暴だった。少年マンガの原作はそれほどたやすいものではなく、中学生のファンが原作者の名を知っているというのも無理がある。」
高橋克彦 0  
宮部みゆき 0  
選評出典:『群像』平成18年/2006年5月号
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きん しっそう
均ちゃんの 失踪』
(平成18年/2006年11月・講談社刊)
収録作品
「均ちゃんの失踪」「のれそれ」「彼と終わりにするならば」「お祭りまで」「出発ロビー」
 
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 28回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 7 「何となく既読感を抱いた。」「作者にとってはさぞかし心外な感想であろうが、昨年の選考会で『イトウの恋』を強く推した立場からすると、この作家の真価は別のところにあると思った。」
伊集院静 5 「私は推した。華やかな今回の候補作の中ではテーマが地味過ぎて損をしたきらいがある。」「作者は着実に力量は上がっている。」
大沢在昌 10 「その軽量さが、まず仇となった。均ちゃんのような男は確かにいて、それをめぐる三人の女性たちの位置は興味深い。問題は、この作品にはぴったりではあるものの、ところどころすべってしまう中島さんの饒舌文体である。」
高橋克彦 4 「この競争相手で損をした、という感じだ。面白く読んだものの、この独特の感性一つで抗うには他の波が大き過ぎた。」
宮部みゆき 7 「均ちゃんがいる女と均ちゃんがいない女を描いたこの短編集を、均ちゃんがいない女の一人として、私は愛おしんで読みました。賞はどうしても巡り合わせに左右されるもので、今回は分が悪かったとしか言いようがありません。」
選評出典:『小説現代』平成19年/2007年4月号
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かん こん そう さい
冠・ 婚・ 葬・ 祭』
(平成19年/2007年9月・筑摩書房刊)
収録作品
「空に、ディアボロを高く」「この方と、この方」「葬式ドライブ」「最後のお盆」
 
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 29回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 8 「小説に完成度を求める意志が欠けている。そのぶん読みやすくもあり、親しみも感ずるのだが、かつて『イトウの恋』で発揮した審美眼が忘れ去られていることも、もしや資質を見誤っているのではあるまいかと懸念させた。」
伊集院静 8 「安定感のある佳作揃いの短編集だった。人間の生の区切りを中島さんの持ち味である軽妙さでまことに上手く捉えている。私は授賞に強く推したが他選考委員を押し切るまでには及ばなかった。」
大沢在昌 14 「ああ、もう、また! とくやしくなった。中島さんにはよく知らないことを書く際に、不用意な描写をしてしまう悪い癖があり、それがいつも“あと一歩”の場面で足を引っぱる。」「もっとワキを締めて下さい、としかいいようがない。」
高橋克彦 6 「ことに最後の短編が光っていた。これはホラーの新しい扉を開くものと評価できる。が、さすがにこの一編だけでは佐藤(引用者注:亜紀)さんの力作と肩を並べることができなかった。」
宮部みゆき 21 「今回は早い段階から二作受賞の議論になるだろうと思っていましたので、(引用者注:『ミノタウロス』の他に)『冠・婚・葬・祭』も推すつもりで選考会に臨みました。勝手ながら自信もありました。」「四つの短編が緩くつながりつつ、もたれ合うことなく、ひとつひとつに、誰かに読んで聞かせたくなる文章がありました。」
選評出典:『小説現代』平成20年/2008年5月号
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