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Last Update[H20]2008/1/3

薄井ゆうじ Usui Yuji

生没年月日 昭和24年/1949年1月1日〜
経歴 本名=薄井雄二。イラストレーター名=たの・かえる。茨城県水戸市生まれ。土浦第一高校卒。イラストレーター、編集広告プロダクション経営を経て、昭和63年/1988年に小説現代新人賞を受賞、作家デビュー。
受賞歴 第51回小説現代新人賞(昭和63年/1988年)「残像少年」



うえ そうぎょ
樹の 上の 草魚』(平成5年/1993年8月・講談社刊)
書誌
>>平成8年/1996年8月・講談社/講談社文庫『樹の上の草魚』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 15受賞 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし 21 「この種の変身譚は、ともすると奇妙奇天烈なおどろおどろしい文章で書かれることが多いけれども、作者は平明でありながら伸縮自在、吸い取り率抜群の文章で現代の怪奇譚を、あるいは純愛物語を書き上げたのである。これは新しい発明であり、新しい風だ。」「作者が自分の選んだ主題や題材と思い切って心中している」
尾崎秀樹 7 「男の子として生まれたヒロシが、実は男女両性を備えており、成長するにつれてそに気づき、やがて友人たちの協力もあって、外面だけでなく内面的にも完全な女性に変る。その間の彼らのさまざまな心理のゆれを繊細にたどり、独特な雰囲気をかもし出している。」
佐野洋 8 「テーマを一つに絞って成功したのが、『樹の上の草魚』である。」「そのテーマは、私が学生時代から関心を持ち続けていたものであり、小説の中に没入することができた。そして、最高点をつけた」
野坂昭如 7 「当選作二篇は、作風も内容も両極端といっていい、」「作者は、少し才に溺れている印象、だが近頃の新人の中で群を抜いている、」
半村良 3 「永倉万治氏の『結婚しよう』とぶつかりました。」
選評出典:『群像』平成6年/1994年5月号
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ゆみこ
夕海子』(平成14年/2002年3月・アートン刊)
大衆選考会 127回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
うめねず 平成14年/2002年6月7日 上記作品を推薦します。
「幸せ」とは一体何を指し示すのか?
普段私自身もよく考えてしまうような事が主題になっており、つい読みながら一緒に考えてみたりしました。
全体的に静寂の中に在るような世界の作品ではありますが、個人的には好きなのです。
ここに挙げさせて貰ったのは単なるファンの贔屓目である所が大きいですが、作品自体に就いては読んでみて損はないかと思います。
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みず ねんりん
水の 年輪』(平成16年/2004年4月・岩波書店刊)
大衆選考会 131回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
うめねず 平成16年/2004年6月27日 毎度の事ながら、文学賞の選考ではあまり見向きされない薄井ゆうじさんの作品に一票を投じます。
連作短篇集なのですが、作品全体に漂う雰囲気が非常に素晴らしく感じられました。
『水の年輪』 薄井ゆうじ著 岩波書店 2004.04.06刊 ISBN4-00-002206-7 C0093 \2000E
p.s.
東野圭吾さんの『幻夜』、私もファンの一人としてちゃんと読んではいてますが、前作の『白夜行』と較べるといまひとつ面白みに欠けていたと思います。この作品での直木賞受賞は難しいのではないかと思ったりするのですが、どうでしょうか。
『白夜行』こそが授賞されてしかるべき作品であったと、今でも考えています。
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