直木賞のすべて
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第96回

=受賞者=
逢坂 剛
常盤新平

=候補者=
早坂 暁
山崎光夫
赤羽 尭
小松重男
落合恵子


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Last Update[H20]2008/3/7

早坂暁
Hayasaka Akira
生没年月日【注】 昭和4年/1929年8月11日〜
経歴 本名=富田祥資(トミタ・ヨシスケ)。愛媛県北条市生まれ。日本大学芸術学部演劇科卒。脚本家となり、「七人の刑事」などを書く。
受賞歴 第6回ギャラクシー賞(昭和43年/1968年度)連続ドラマ「アイウエオ」「石狩平野」「契りきな」《脚本》
モンテカルロ国際テレビ祭シナリオ賞(昭和50年/1975年、昭和52年/1977年)
芸術祭優秀賞
芸術選奨文部大臣賞(昭和54年/1979年)「修羅の旅して」
放送文化賞日本映画テレビプロデューサー協会賞
放送文化基金賞(昭和56年/1981年)
第34回NHK放送文化賞(昭和57年/1982年度)
第4回向田邦子賞(昭和60年/1985年)「花へんろ・風の昭和日記」
第9回新田次郎文学賞(平成2年/1990年)『華日記 昭和いけ花戦国史』
第6回講談社エッセイ賞(平成2年/1990年)『公園通りの猫たち』
放送文化基金賞(平成3年/1991年)「女相撲」
紫綬褒章(平成6年/1994年)
勲四等旭日小綬章(平成12年/2000年)
備考
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直木賞 96回候補  一覧へ
『ダウンタウン・ヒーローズ』 (昭和61年/1986年9月・新潮社刊)
書誌
>>初出『小説新潮』昭和59年/1984年8月号〜昭和61年/1986年7月号
>>平成1年/1989年11月・新潮社/新潮文庫『ダウンタウン・ヒーローズ』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
池波正太郎 6 「私は最後まで評価しなかったが最後まで残り、賞を争ったのだから、今後、持続して小説を書いてもらいたい。」
山口瞳 21 「大衆小説は、まず面白くなければ話にならないというのが僕の持論であり、この点で(引用者中略)満票に近い票を集めるものと予測したが意外な結果に終った。とにかく面白すぎるくらいに面白くて、ゲラゲラ笑わせたり泣かせたりする。」「早坂ファンである僕としては、とても残念だ。」
渡辺淳一 21 「正直いって、この作品(引用者注:「遠いアメリカ」)が受賞なら、早坂氏の作品が受賞してもおかしくなかった。むしろ早坂氏のほうが、文章力やプロとしての小説をつくる技は上であろう。」「いま一つ積極的に推す気になれなかったのは、いずれも自伝的・エッセイ的要素が強く、しかるべき人が五十年以上も生きてくれば、この種のものを一本ぐらいは書けそうに思ったからである。」
村上元三 6 「(引用者注:「遠いアメリカ」と)比べてみて早坂暁氏のほうを買ったが、作意があざとい、すれていると批評を聞くと、なるほどと思わざるを得なかった。早坂氏には、腰のすわった作品を望みたい。」
井上ひさし 15 「無類のおもしろさ、しかし芯になにか饐えた匂いを発するものがある。」「読了後の読者に遺す置土産のすくないことが気にかかる。」
藤沢周平 10 「おもしろさでは候補作中群を抜いていた。」「虚実相まじわる物語の虚の部分に、一瞬筆が流れて嘘が見え透く部分があり、またやはり文章が粗かった。」
陳舜臣 0  
黒岩重吾 13 「今回の候補作の中で最も面白く読んだ。読み終ってほろりとさせるものがある。一見自叙伝風だが内容の拡がり方を見て半分はフィクションと視た。」「意外に点が入らなかったのは残念だ。」
五木寛之 7 「現役の作家としてすでに一家をなしている早坂暁氏の候補作についてはウォーミングアップのキャッチボールを、あたかも正念場での力投のようにあれこれ言うわけにはいかない。」
選評出典:『オール讀物』昭和62年/1987年4月号
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文量
連作長篇
章立て
「刺青」「わが大正座」「女相撲」「別嬪さん」「続・別嬪さん」「夏が来れば思い出す」「「理髪師チッターライン」」「松山マフィア」
時代設定 場所設定
昭和10年代〜20年代  愛媛〜福岡など
登場人物
私(語り手、早坂暁、旧制松山高校生)
イチ子(遊女)
オンケル(私の同寮生、理科乙の学生)
ゴロやん(大工)
クチ健(ヤクザ)
ソージロ(渡辺荘次郎、絵描き)




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