直木賞のすべて
直木賞のすべて

第59回

=候補者=
豊田行二
筒井康隆
佐木隆三
宮原昭夫
原田八束
阿部牧郎
梶野豊三
井上武彦


候補作家の群像
トップページ
受賞作・候補作一覧
受賞作家の群像
選考委員の群像
選評の概要
小研究
大衆選考会
リンク集
マップ

候補作家の一覧へ
前の回へ後の回へ


Last Update[H19]2007/4/18

梶野豊三
Kajino Toyozo
生没年月日【注】 大正8年/1919年7月30日〜平成13年/2001年2月5日
経歴 本名=梶野豊二。北海道生まれ。早稲田大学法学部卒。在学中に学徒動員で満州に渡り、昭和22年/1947年にソ連収容所から帰国。昭和25年/1950年〜昭和47年/1972年、読売新聞社に勤務。
備考
Google
検索結果
  - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


直木賞 59回候補  一覧へ

みみ
耳なしロドリゲス」
(『半世界』23号[昭和43年/1968年☆月])
書誌
>>昭和52年/1977年10月・学芸書林刊『すべてこの世の動物たち』所収「犬―耳なしロドリゲス」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
石坂洋次郎 17 「最高点をつけた。十点満点の九点である。」「多彩な人物が登場し、アイデアが奇抜で新鮮、文章も軽快でたいへん面白かった。」
源氏鶏太 7 「作者の才能を感じさせた。しかし、この小説は、もっとくだいて書いたらもっと面白くなった筈である。いい直すと、直木賞でなく、芥川賞向きであったということになる。」
海音寺潮五郎 10 「一番おもしろく読んだ」「出て来る人物がいずれもよく書けているし、たくまないおかしみがあって、期待を持って読み進んで行ったが、終盤近くになって筆が浮いて来て、索寞たる気持になった。」
大佛次郎 10 「私はこれを当選させてよいと思った。とにかく、とぼけていて面白いし、調節してないピアノのように混乱した現代を感じさせ、それが面白かったのである。」
川口松太郎 0  
村上元三 5 「犬を売り歩いているところが面白かったが、最後で足許をすくわれたようになり、風刺も利かなくなった。」
今日出海 13 「面白く読んだ。これを授賞作に推しても通用する作品であり、作者は立派な筆力を持った人だと思う。」「登場人物もそれぞれ個性のある人物で、読者は思わず終りまで読まずにいられなくなるだろうが、さて終りになって、調子が低くなるのはどうしたことだろうかと、ふと小首をかしげたくなる点が露呈する。」
中山義秀 7 「ユーモラスだが、わさびがきいていない。滑稽にしろ諷刺にしろ、ピリッとしたところがあって、味もわざも生きてくる、そんな感じがした。」
柴田錬三郎 6 「ユニークの点に於て、八篇中ぬきん出ていた」「授賞作品とするには、まだ一歩の距離が足らぬ気がした。」
水上勉 11 「いいと思った。ちょっと変っていて、奇妙な人間関係がおもしろい。しかし、直木賞としてはどうだろうか、といわれると、押しが弱まった。」
松本清張 0  
選評出典:『オール讀物』昭和43年/1968年10月号
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[戦後]  東京〜神奈川県鎌倉
登場人物
私(語り手、野村、犬屋の助手)
高谷権治(床屋上がりの犬屋兼トリミング師)
松山(元・高谷理髪店の職人)
古田喜蔵(著名な金融業者)
ロドリゲス(ホイペット種とブラック&タン・テリアの混血)




ページの先頭へ

トップページ受賞作・候補作一覧受賞作家の群像選考委員の群像選評の概要
小研究大衆選考会リンク集マップ || 候補作家の一覧へ前の回へ次の回へ