直木賞のすべて
直木賞のすべて

第53回

=受賞者=
藤井重夫

=候補者=
柴田道司
中村光至
中川静子
三好文夫
井上武彦
稲垣真美
古川 薫


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Last Update[H18]2006/12/5

柴田道司
Shibata Michiji
生没年月日【注】 明治44年/1911年☆月☆日〜
経歴 ☆☆生まれ。山形県山形市出身。☆☆卒。師に歌人の結城哀草果がいる。
備考
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直木賞 53回候補  一覧へ

かわ そうわ
川の 挿話」
(『山形文学』20集[昭和39年/1964年12月])
書誌
>>『オール讀物』昭和40年/1965年10月号
>>昭和48年/1973年☆月・三昧書林刊『川の挿話』所収
>>平成16年/2004年11月・郷土出版社刊『山形県文学全集第1期 小説編第4巻』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太 8 「(引用者注:「虹」の)次に私が感心した」「作者の力量を十分に見た。」「一所懸命に書いてあるのが気持よい。しかし、過去の直木賞作品に匹敵するところまでは、まだいっていないようである。」
海音寺潮五郎 11 「一体、候補作品に共通する欠点は、熱心すぎて余裕と遊びがなく、従って楽しくないところにあるが、この作品には多少の余裕がある。」「しかし、これくらいの作品はこれまでもずいぶんあったという説が出た。言われてみればその通りだ。推す気がなくなった。」
小島政二郎 15 「候補作品でなかったら、私は途中で読むのを止めただろう。」「いつまで読んでいても、活字が紙から立ち上って来ないからである。」
川口松太郎 17 「文章は、ごつごつと手ざわりが荒く、読むのに苦痛を感じさせる。材料に頼りすぎていかに読ませるかという文章上の習練がない。」「読ませる文体を持つ作家でない限り直木賞作家にはなれない。」「作品としては「川の挿話」も棄てがたく、採点もこの二作(引用者注:「虹」と「川の挿話」)に分れ、僅差で「虹」が当選した。(引用者中略)妥当な結果だと思う。」
中山義秀 13 「題材は面白いが、表現が巧緻だとは言いがたい。焦点とするところがむだなく一筋につらぬかれていたならば、もっと効果があがったろうと惜しまれる。」
木々高太郎 3  
大佛次郎 29 「この一篇に感心した。」「描かれている人間に素朴な厚味があって、手ごたえが重かった。」「幾度か繰返して読んでも出ている人間たちの人間臭さにその度に深い微笑を味わい得ると思う。」「私は好きだった、優れた作品である。」
村上元三 4 「挿話の一つ一つは面白いのに、作者の説明と感傷に無駄が多い。」
松本清張 7 「詩を感じさせる文章だが、何といってもエピソードの寄せ集めといった感じは免れない。小説、特に直木賞的作品は、物語性が主体とならなければなるまい。」
今日出海 0  
選評出典:『オール讀物』昭和40年/1965年10月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
昭和初期  山形県木船川流域
登場人物
私(語り手、木船川流域育ち)
朝太郎(「船人構え」の乞食)
兵吉(「船人構え」の法螺吹き、朝太郎の対立者)
八五郎(「船人構え」の最下層民)




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