直木賞のすべて
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第38回

=候補者=
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小林 実
池波正太郎
小田武雄
碧川浩一
瓜生卓造


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Last Update[H20]2008/8/13

小田武雄
Oda Takeo
生没年月日【注】 大正2年/1913年12月23日〜昭和59年/1984年11月27日
経歴 愛媛県松山市港町生まれ。九州帝国大学経済学部卒。会社員、教員を経て文筆生活に入る。
受賞歴 第46回サンデー毎日大衆文芸入選(昭和29年/1954年)「絵葉書」
第47回サンデー毎日大衆文芸入選(昭和30年/1955年)「うぐいす」
第49回サンデー毎日大衆文芸入選(昭和31年/1956年)「北冥日記」
第50回サンデー毎日大衆文芸選外佳作(昭和31年/1956年)
第52回サンデー毎日大衆文芸入選(昭和32年/1957年)「窒談」
第6回千葉亀雄賞(昭和29年/1954年)「絵はがき」
第11回オール讀物新人賞(昭和32年/1957年)「紙漉風土記」
第4回小説新潮賞(昭和33年/1958年)「舟形光背」
サイト内リンク 付録-オール讀物新人賞受賞作一覧(第11回)
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直木賞 38回候補  一覧へ

かみすきふどき
紙漉風土記」
(『オール讀物』昭和32年/1957年12月号)
書誌
>>昭和33年/1958年9月・東京文芸社刊『代表作時代小説 昭和三十三年度』所収
>>昭和33年/1958年12月・穂高書房/現代新人傑作選集『うぐいす』所収
>>昭和52年/1977年3月・講談社/講談社文庫『雲流るる城下町 歴史ロマン傑作選』所収
>>昭和53年/1978年7月・東京文芸社刊『代表作時代小説 第四巻』[普及版]所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治 4 「題名そのままな風土誌的ではあり過ぎるにしてもその努力は購われてよい」
井伏鱒二 0  
木々高太郎 0  
永井龍男 8 「やや型変りだが、風土記という形式にこだわって、小説としては感銘が弱い。」
小島政二郎 13 「一番心を引かれたが、それとてこの八つの作品のうちでという程度だ。」「もっと登場人物の生活や性格に作者が情熱をもって肉迫しなければ、地金が現れてこないのだろう。」
大佛次郎 10 「余計なことの描写に筆を使い過ぎているようだが、それがねっとりと濁った味になっていて、この山奥の原始的な人間生活を、新鮮に感じさせた。私はこの作品を撰びたかった。」
村上元三 7 「混乱しているところがある。むしろ紙漉のことにこだわらずに、人間を描くことに重点を置くべきであったろう。」
川口松太郎 5 「主題も筆力も形通りで新人らしい清新さがなかった。」
選評出典:『オール讀物』昭和33年/1958年4月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
江戸中期[天明年間]  土佐〜伊予
登場人物
丈六(土佐池川郷の百姓)
おせい(丈六の許婚)
吾平(丈六と同郷の自作農、おせいに懸想)
あかね(「出」の村の娘)
弥六(あかねの兄)




直木賞 41回候補  一覧へ
『うぐいす』 (昭和33年/1958年12月・穂高書房/現代新人傑作選集)
収録作品の書誌
紙漉風土記
>>初出『オール讀物』昭和32年/1957年12月号
舟形光背
>>初出『小説新潮』昭和32年/1957年2月号
>>初出『小説新潮』昭和32年/1957年5月号
絵葉書
>>初出『サンデー毎日』昭和29年/1954年新秋号
北冥日記
>>初出『サンデー毎日』昭和31年/1956年特別号
窯談
>>初出『サンデー毎日』昭和32年/1957年特別号
うぐいす
>>初出『サンデー毎日』昭和30年/1955年陽春号
>>平成5年/1993年10月・ぎょうせい刊『ふるさと文学館 第四四巻 愛媛』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太 0  
川口松太郎 0  
大佛次郎 0  
海音寺潮五郎 10 「不安がないという点からいえばこの人が一番ではないだろうか。難をいえば優等生の作品的で、ソツはないが、中間小説に新しいものをなんにも寄与しない点であろう。」
吉川英治 0  
小島政二郎 3 「こういう自然主義風の小説作法にはもうなんの魅力も感じられない。」
中山義秀 0  
村上元三 5 「発刊されたのは今年の前半期にもせよ候補作品が世に出た時期は、いずれも新しくはない。」
選評出典:『オール讀物』昭和34年/1959年10月号
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文量
短篇集
紙漉風土記
章立て
なし
時代設定 場所設定
江戸中期[天明年間]  土佐〜伊予
登場人物
丈六(土佐池川郷の百姓)
おせい(丈六の許婚)
吾平(丈六と同郷の自作農、おせいに懸想)
あかね(「出」の村の娘)
弥六(あかねの兄)
舟形光背
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  ある街
登場人物
卯木万作(菓子屋「うつぎ屋」の主人)
梶三千代(料亭の雇仲居、戦争未亡人)
由衣子(三千代の娘、中学三年)
村田長次郎(砂糖商、慶応出のインテリ)
くに(万作の妻)
章立て
なし
時代設定 場所設定
[明治後期]  中国北部〜愛媛
登場人物
由利鉄造(上等兵、松山出身)
梶英吉(鉄造の義弟、工兵作業員)
絵葉書
章立て
なし
時代設定 場所設定
明治後期〜昭和初期  愛媛〜ロシア
登場人物
遠藤進吉(小学四年生、陸軍少佐の庶子)
ミハイル(ロシア人俘虜、昆虫好き)
リツ(進吉の母親)
北冥日記
章立て
なし
時代設定 場所設定
江戸前期[寛文年間]  仙台藩〜カムチャッカ半島
登場人物
橋爪恭之進(仙台藩士)
登代(恭之進の許婚)
ケイコ(カムチャッカの部族の娘)
窯談
章立て
なし
時代設定 場所設定
戦国  朝鮮
登場人物
唐津佐助(加藤清正配下の足軽、陶工の子)
金宗(元・宮廷の工匠)
梨芳(金宗の娘)
楠見丈八郎(佐助の足軽仲間)
うぐいす
章立て
なし
時代設定 場所設定
明治〜大正  伊予(愛媛)
登場人物
杉作(長崎の切支丹、三津口徒刑場の囚徒)
よね(甕作り職人の娘)
健一(杉作の孫、小学校教師)




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