直木賞のすべて
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第21回

=受賞者=
富田常雄

=候補者=
徳川夢声
藤原審爾
中村八朗
今 日出海
菊岡久利
山田克郎


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Last Update[H21]2009/10/6

中村八朗
Nakamura Hachiro
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生没年月日【注】 大正3年/1914年4月16日〜平成11年/1999年2月3日
経歴 長野県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。
受賞歴 第21回芥川賞候補(昭和24年/1949年)「桑門の街」
サイト内リンク 小研究-記録(候補回数)
子サイト
「余聞と余分」内
関連記事
6件/最新は平成21年/2009年9月13日記事(このページの下部にリンクあり)
備考
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直木賞 21回候補  一覧へ

そうもん まち
桑門の 街」
(『小説界』昭和24年/1949年1.2月合併号 早春特大号[2月])
書誌
>>平成2年/1990年11月・郷土出版社刊『長野県文学全集 第3期 現代作家編第2巻 小説編2』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 5 「有力な候補作品だったが、次の機会を待っても遅くはないと思い、そうした。」
久米正雄 5 「しっかりした書き振りは、信頼が置けると思った。が、此の一種の現地文学は、純文芸的に地味過ぎるとも思った。」
大佛次郎 0  
獅子文六 0  
木々高太郎 9 「まだ数篇の作しか持たない、その一篇を委員がまわしよみをしたのがある。」
井伏鱒二 0  
川口松太郎 0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『文藝讀物』昭和24年/1949年9月号)
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芥川賞 芥川賞 21回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
舟橋聖一 0  
川端康成 0  
岸田國士 0  
石川達三 0  
丹羽文雄 0  
坂口安吾 0  
佐藤春夫 3 「達者で面白く読ませるが、この面白さはむしろ直木賞向きではあるまいか。」
瀧井孝作 0  
宇野浩二 0  
選評出典:『芥川賞全集 第四巻』昭和57年/1982年5月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』昭和24年/1949年9月号)
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文量
中篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  信州N市
登場人物
松山裕天(明寿院の僧侶、次男)
英子(裕天の妻、元・嫂)
増内桂助(香具師の息子、裕天の中学の後輩)
徳田玄成(蓮池坊主、裕天の旧友)
吉川(新興興業社「松井組」の一員)




直木賞 24回候補  一覧へ

しろ こうもり
白い 蝙蝠」(『小説公園』昭和25年/1950年11月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎 0  
小島政二郎 0  
井伏鱒二 0  
木々高太郎 2 「提出された一作だけで判断してはいけない。その作家の他の作業も考えねばいけない。(引用者中略)すると、藤原審爾も、中村八朗も考えに入る。」
久米正雄 6 「なかなかあゝ言う材料を、味なコナシ方をして、しかも破綻を起していないのに感心はしたが、前作「桑門の街」よりも、此の作品はちょっと軽い気がした。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和26年/1951年4月号)
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文量
短篇
章立て
「1」〜「3」
時代設定 場所設定
太平洋戦争前後  スマトラ
登場人物
ユリアナ(オランダ人とスマトラ種族メナンカバウ人の混血)
ナドルト(オランダ人、メダン政庁の高等書記官)
タキ(日本軍の軍政官)




直木賞 27回候補  一覧へ

れい
霊を 持つ 手」
(『小説朝日』昭和27年/1952年3月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 0  
井伏鱒二 0  
大佛次郎 0  
吉川英治 5 「しばしば、審査員の考慮にのぼる手堅い作家であるといわれる。」
木々高太郎 6 「達者な筆で、しっかりしている。然し、二三年前に候補作となった「桑畑」(引用者注:原文ママ)の方がはるかによいもので、これからもっとよいものが出ると思う。」
小島政二郎 0  
永井龍男 3 「持ち前の確かな腰に物を云わせ、もう二三番星を残して欲しく、」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「1」〜「6」
時代設定 場所設定
[同時代]  神奈川県鎌倉
登場人物
寺島順助(無職、一児の父)
高山民平(元・旅団長で順助の上官、民間療法士)
由紀子(順助の妻、高校勤務)
芙美(順助の義姉、家の持ち主)




直木賞 27回候補  一覧へ

かいがらついほう
貝殻追放」(『小説朝日』昭和27年/1952年5月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 0  
井伏鱒二 0  
大佛次郎 0  
吉川英治 5 「しばしば、審査員の考慮にのぼる手堅い作家であるといわれる。」
木々高太郎 6 「達者な筆で、しっかりしている。然し、二三年前に候補作となった「桑畑」(引用者注:原文ママ)の方がはるかによいもので、これからもっとよいものが出ると思う。」
小島政二郎 0  
永井龍男 3 「持ち前の確かな腰に物を云わせ、もう二三番星を残して欲しく、」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
中篇
章立て
「1」〜「8」
時代設定 場所設定
[同時代]  信州T―温泉〜N―市
登場人物
土肥(地方新聞社の民選代表取締役)
秀子(東京育ちの素人芸妓)
瓜生(土肥の友人、地方新聞の論説委員長)
金森(地方新聞の報道部長、給仕上がり)
犬塚(地方新聞の論説委員)
鎌石(県庁農林課長、秀子の馴染み客)




直木賞 28回候補  一覧へ

もんしょうかぞく
紋章家族」(『小説朝日』昭和27年/1952年8月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎 0  
川口松太郎 0  
井伏鱒二 0  
永井龍男 2 「中村氏の二作に就ても(引用者注:北条誠の選評と)同様のことが云えると思う。」
吉川英治 4 「毎度、愛惜を覚えながらこんどの作品は自分としては推し難かった。」
小島政二郎 0  
木々高太郎 3 「感慨だけの小説で、これが大衆文学の悪しき一面の代表であろう。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年4月号)
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文量
中篇
章立て
「1」〜「9」
時代設定 場所設定
[同時代]  長野
登場人物
川田美佐緒(老舗の菓子屋「梅林堂」の女主人、34歳独身)
川田直道(美佐緒の長兄)
川田正夫(美佐緒の弟、画家志望)
川田康雄(美佐緒の次兄、戦死)
川田はま(美佐緒たちの母親、「梅林堂」十三代当主の妻)
荒川新吉(新興の菓子問屋)




直木賞 29回候補  一覧へ

たまてばこ
玉手箱」(『小説公園』昭和28年/1953年6月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎 0  
永井龍男 7 「この形式で、この枚数では、肉づけの不足はまぬがれない処かと思う。」
小島政二郎 0  
井伏鱒二 0  
木々高太郎 0  
吉川英治 6 「まじめに書きこんでいるこの人の持味、精緻な小味、ユリアナと啓作の関係などむしろ芥川賞の方へ参加させたい。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和28年/1953年10月号)
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文量
短篇
章立て
「1」〜「4」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
啓作(新聞社出版部デスク、戦時中スマトラに駐留)
ユリアナ(啓作の妻、オランダ人とインドネシヤ人のハーフ)




直木賞 31回候補  一覧へ

めぶ ころ
芽吹く 頃」(『キング』昭和29年/1954年5月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 0  
大佛次郎 0  
井伏鱒二 0  
永井龍男 0  
木々高太郎 5 「この作者のものとしてはいつもよりよい。然し医者の人道主義も古めかしく軟弱だ。」
吉川英治 0  
小島政二郎 0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和29年/1954年10月号)
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文量
短篇
章立て
「1」〜「4」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
黒山(病院勤めの医師)
倉田恵子(女子学生、黒山と同じアパートの住民)
セツ(パンパンで同業の娘と同居、黒山と同じアパートの住民)




直木賞 32回候補  一覧へ

『マラッカの 火』(昭和29年/1954年12月・北辰堂刊)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
井伏鱒二 0  
村上元三 11 「書き下ろしのせいだろうか、キメの荒いところが気になったし、構成の上にも読者に読ませようという意識が働いていたのではなかろうか。」
永井龍男 14 「「記録としてではなく小説を」という作者の意図が、終始静かな描法の中に呼吸していた。」
木々高太郎 15 「今度は推し度いと思ったが、井伏鱒二が文章の疎漏なところをあげたり、小島政二郎が、この程度以上にかける作家だと見極めがつかないような意見をのべたので、僕の戦いは負けた。」
小島政二郎 0  
川口松太郎 9 「大きな材料と取組んで正面からぶつかっている態度がよかったし、従来の作品にくらべても進歩があると思った」
吉川英治 0  
大佛次郎 0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号再録(初出:『オール讀物』昭和30年/1955年4月号)
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文量
長篇
章立て
「第一章 敗北者」「第二章 狼炎」「第三章 策動」「第四章 風と雲」
時代設定 場所設定
太平洋戦争直後  北部スマトラ
登場人物
岡崎(大尉、K聯隊中隊長、残留警備隊長)
フーサイニン(青年プサ党のビルン地区委員長)
アブバカラ(フーサイニンの腹心の部下)
サニアン(フーサイニンの妹)




ブログ版 直木賞のすべて 余聞と余分
  [H21]2009/9/13 直木賞とは……日本の文学の世界とは、まったく関係はない。――上坂高生「清書」「選評」  
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