直木賞のすべて
直木賞のすべて

第137回

=受賞者=
松井今朝子

=候補者=
北村 薫
桜庭一樹
畠中 恵
万城目 学
三田 完
森見登美彦


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Last Update[H20]2008/1/16

万城目学
Makime Manabu
生没年月日【注】 昭和51年/1976年2月27日〜
経歴 大阪府生まれ。京都大学法学部卒。在学中から小説を書き始め、化学繊維会社勤務を経て、平成17年/2005年『鴨川ホルモー』で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。
受賞歴 第4回ボイルドエッグズ新人賞(平成17年/2005年)『鴨川ホルモー』
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「余聞と余分」内
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1件/最新は平成19年/2007年7月17日記事(このページの下部にリンクあり)
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直木賞 137回候補  一覧へ

しかおとこ
鹿男あをによし』(平成19年/2007年4月・幻冬舎刊)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
五木寛之 5 「(引用者注:森見登美彦とともに)平成の新興芸術派とでもいうべき新風の到来を感じたのは事実である。」
浅田次郎 19 「破綻のない小説である。」「もし接吻によって浄身が成るという大団円から、帰納的にストーリーを構築したのだとすれば、いよいよ安易な作法であると私は思う。前途有望な才能であると思えばこそ、小説の冒険を試みてほしいと願わずにはおられない。」
渡辺淳一 4 「部分的に良質な感性が垣間見えるが、鹿との会話は安易すぎる。」
平岩弓枝 15 「風変りな面白さで印象に残った」「発想は上出来で、ゆったりした書き方も好もしい。作者は意識的に軽快な作風をねらったと思うが、万人向きではなかったのかも知れない。」
阿刀田高 11 「才筆である。」「結構なファンタジーだが、私はこういう作品は現代の社会や人間に対する寓意性がなければたわいないものになってしまう、と考える立場なので積極的には推せなかった。」
北方謙三 14 「描写力があり、面白く読めた。ただ、私が面白いと感じて引きこまれた主人公の現実が、すべてファンタジー的な要素から起因してくるとなると、物語の都合だけではない必然性が要る、と思わざるを得ない。私にとっては、剣道の試合の迫真力の方が、はるかにリアリティのあるものであった。」
宮城谷昌光 9 「大いに関心をもった。かくれた工夫がなされているのに、顕現されたものが品格の高さを保持できていないのは、残念である。」
林真理子 21 「面白いことは面白いのであるが、途中からいっきにだれてくる。」「読み手よりもまず書き手が楽しんでいるのは、最近の若い作家によく見られる傾向である。自分が真先に面白がり楽しんで、この輪の中に入ってくる読者だけを迎え入れる。」「ありきたりな言い方であるが、(引用者中略)あまりご自分の才に溺れないでほしい。」
井上ひさし 22 「作者のしたたかな知的膂力を感じた。またこのごろ大流行の「高校運動部の感動小説」への風刺もあるし、なによりも、『坊つちやん』譲りのテンポのいい文章にずいぶん笑わせられた。」「こういう愉快な作品は顕彰する値打ちがある……と思ったが、(引用者中略)最終的には票を投じなかった。」
選評出典:『オール讀物』平成19年/2007年9月号
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大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
P.L.B. 平成19年/2007年6月10日 このまま誰も投票しないで放置しておくのも寂しいので、いろいろなところで評判の高いマキメさんを、推しておきます。
『血と骨』でも『永遠の仔』でも『コンセント』でも駄目だった高い高い直木賞受賞の壁を、幻冬舎がついに越えることができるのか!? なんて興味はあまりにもゲスに過ぎて口にするのも恥ずかしいんですけど、たくさん賞をとちゃった人に遅まきながら受賞させるとか、そんなことばかりやる前に、マキメさんに直木賞もらってもらえば、少しは直木賞復権への道に近づくと思うのです。
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文量
長篇
章立て
「はじめに」「第一章 葉月(八月)」「第二章 長月(九月)」「第三章 神無月(十月)」「第四章 霜月(十一月)」
時代設定 場所設定
[同時代]  奈良〜京都など
登場人物
おれ(語り手、大学院研究生、奈良女学館高校の代休教師)
堀田イト(奈良女学館一年生)
小治田(奈良女学館の教頭、綽名・リチャード)
長岡(京都女学館の剣道部顧問、綽名・マドンナ)
南場(大阪女学館の剣道部顧問)
藤田(奈良女学館の歴史教師、綽名・かりんとう)
鹿(春日大社辺りに棲む雌鹿)





ろっけい
『ホルモー 六景』(平成19年/2007年11月・角川書店刊)
収録作品
「第一景 鴨川(小)ホルモー」「第二景 ローマ風の休日」「第三景 もっちゃん」「第四景 同志社大学黄龍陣」「第五景 丸の内サミット」「第六景 長持の恋」
 
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大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
omi 平成19年/2007年12月18日 (なし)
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ブログ版 直木賞のすべて 余聞と余分
  [H19]2007/7/17 第137回直木賞(平成19年/2007年上半期)決定の夜に  
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