直木賞のすべて
直木賞のすべて

第110回

=受賞者=
佐藤雅美
大沢在昌

=候補者=
内海隆一郎
小嵐九八郎
中村彰彦
熊谷 独
内田春菊


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Last Update[H20]2008/6/1

内田春菊
Uchida Shungiku
このページの情報は「芥川賞のすべて・のようなもの」内の「候補作家の群像 内田春菊」と同じものです。
生没年月日【注】 昭和34年/1959年8月7日〜
経歴 本名=内田滋子。長崎県長崎市生まれ。上野高卒、慶應義塾大学哲学科(通信制)中退。漫画家、エッセイスト。ジャズボーカル教室、通信制の高校・大学に通いながら、漫画の持ち込みを続け、『小説推理』で漫画家デビュー。『南くんの恋人』『シーラカンスOL』などで人気漫画家に。師にいしかわじゅんがいる。
受賞歴 第4回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(平成6年/1994年)『ファザーファッカー』『私たちは繁殖している』
第112回芥川賞候補(平成6年/1994年)「キオミ」
処女作 四コマ漫画「シーラカンス・ブレイン」(『小説推理』昭和59年/1984年)
子サイト
「余聞と余分」内
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2件/最新は平成21年/2009年3月8日記事(このページの下部にリンクあり)
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直木賞 110回候補  一覧へ
『ファザーファッカー』 (平成5年/1993年9月・文藝春秋刊)
書誌
>>平成8年/1996年10月・文藝春秋/文春文庫『ファザーファッカー』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし 19 「候補作の中で、最も文章がよろしかった」「平明なのに人間の心の内懐へぐいと入り込む勁いしなやかさを持っているし、諧謔を盛ることもできる度量のある文章だ。」「ただ作者が女主人公にやや甘いところが玉に瑕、」
陳舜臣 0  
藤沢周平 11 「感覚のいい小説である。人が見のがすような事柄をひろい上げておもしろがる才能は、間違いなく作家のものだ。」「後半、はじめの乾いたユーモアが消え、偏執的な感じが強まって読みづらくなるが、将来有望な作家だと思った。」
田辺聖子 10 「何と文章の巧い人だろう。しかし読後の印象はよくない。文章は清純で印象は醜悪、という矛盾した結果を露呈することになった。題材が作者の裡で未消化のため、文学的濾過が終っていないせいか。しかし将来を注目すべき新人と思った。」
黒岩重吾 5 「カオスの才能が感じられる。ただ今は小説がわかっていないような気がする。」
五木寛之 44 「良かれ悪しかれ、この作品をどう評価するかは、今後の直木賞のゆくえを占う重要なポイントになるだろう。そう考えて、すこし緊張しながら選考会の席に臨んだのだが、意外にあっさりと見送られてしまった。」「こんどの七作のなかで、いちばん引き込まれて読んだ」「しかし、なぜか夢中になって読みすすみながら、「ちがうな」「ちがうよ」と絶えず心の中でつぶやき続けていた。」
平岩弓枝 0  
渡辺淳一 22 「期待して読んだだけに、いささか失望した。たしかに題材は衝撃的で興味はそそられるが、全体としては話を追うに急で、文学作品としての柔軟さとふくらみに欠けている。なによりも不満なのは、作者が一人、虐げられた可哀相な少女、という安全地帯に入りこみ、苛立ち乱暴を働く養父や、その男と別れきれない母親の内面まで、目が行き届いていないこと」
山口瞳 0  
選評出典:『オール讀物』平成6年/1994年3月号
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文量
長篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[昭和40年代]  ある町
登場人物
私(語り手、静子)
知恵(私の妹)
母(私の母親、クラブ勤め)
義父(医薬品販売会社の営業マン)
益田浩樹(私の中学時代の恋人)




「キオミ」(『海燕』平成6年/1994年8月号)
書誌
>>平成7年/1995年3月・福武書店刊『キオミ』所収
>>平成10年/1998年4月・角川書店/角川文庫『キオミ』所収
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芥川賞 芥川賞 112回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
田久保英夫 0  
丸谷才一 0  
黒井千次 3 「必要なことだけを書く作品の短さに好感を持ちつつも、その軽快さが何かを取り落しているのではないか、と危ぶまれた。」
日野啓三 0  
大江健三郎 0  
古井由吉 0  
大庭みな子 0  
三浦哲郎 0  
河野多恵子 0  
選評出典:『芥川賞全集 第十七巻』平成14年/2002年8月・文藝春秋刊 再録(初出:『文藝春秋』平成7年/1995年3月号)
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ブログ版 直木賞のすべて 余聞と余分
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