直木賞のすべて
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第79回

=受賞者=
色川武大
津本 陽

=候補者=
泡坂妻夫
深田祐介
小檜山 博
谷 恒生
小林信彦
若城希伊子


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Last Update[H19]2007/11/24

色川武大
Irokawa Takehiro
生没年月日【注】 昭和4年/1929年3月28日〜平成1年/1989年4月10日
受賞年齢 49歳3ヵ月
経歴 筆名・阿佐田哲也(アサダ・テツヤ)。東京生まれ。東京市立第三中学校無期停学。
受賞歴 第6回中央公論新人賞(昭和36年/1961年)「黒い布」
第5回泉鏡花文学賞(昭和52年/1977年)『怪しい来客簿』
第9回川端康成文学賞(昭和57年/1982年)「百」
第40回読売文学賞[小説賞](昭和63年/1988年)『狂人日記』
処女作 「黒い布」(昭和36年/1961年)
個人全集 『色川武大阿佐田哲也全集』全16巻(平成3年/1991年11月〜平成5年/1993年2月・ベネッセ刊)
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part3
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「余聞と余分」内
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3件/最新は平成21年/2009年4月5日記事(このページの下部にリンクあり)
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直木賞 77回候補  一覧へ

あや らいきゃくぼ
怪しい 来客簿』(昭和52年/1977年4月・話の特集刊)
書誌
>>昭和54年/1979年4月・角川書店/角川文庫『怪しい来客簿』
>>平成1年/1989年10月・文藝春秋/文春文庫『怪しい来客簿』
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収録作品の書誌
空襲のあと
>>『オール讀物』昭和52年/1977年10月号
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
>>平成3年/1991年5月・筑摩書房刊『ちくま日本文学全集8 色川武大』所収
尻の穴から槍が
>>平成3年/1991年5月・筑摩書房刊『ちくま日本文学全集8 色川武大』所収
サバ折り文ちゃん
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
したいことはできなくて
>>平成3年/1991年11月・福武書店/福武文庫『人間みな病気』所収
>>平成19年/2007年11月・ランダムハウス講談社/ランダムハウス講談社文庫『人間みな病気』所収
門の前の青春
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
名なしのごんべえ
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
>>平成3年/1991年5月・筑摩書房刊『ちくま日本文学全集8 色川武大』所収
とんがれ とんがり とんがる
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
>>『オール讀物』昭和52年/1977年10月号
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
>>平成1年/1989年3月・福武書店/福武文庫『恐怖の旅』所収
>>平成12年/2000年8月・光文社/光文社文庫『恐怖の旅』所収
>>平成13年/2001年4月・リブリオ出版/大きな活字で読みやすい本『怪奇・ホラーワールド第6巻 恐ろしき執念』所収
>>平成13年/2001年10月・講談社/講談社文芸文庫『戦後短篇小説再発見5 生と死の光景』所収
また、電話する
>>昭和63年/1988年12月・小学館刊『昭和文学全集 第31巻』所収
たすけておくれ
>>平成3年/1991年5月・筑摩書房刊『ちくま日本文学全集8 色川武大』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
水上勉 39 「身辺の何でもないことを書いても、視線の妙が光る。「墓」などまことにいい。授賞してもいい作品だと思うが、これも反対者が多く、票数で敗けた。」「この文集も、二どと書けない作者にとって大切なことが刻まれていた。」
今日出海 0  
松本清張 18 「義務的に読ませられるという感じでなしにたのしく読んだ」「達意の文章で、身辺雑記ふうでありながら脚色も入って面白い読みものになっている。だが、あまりに断片挿話の寄せあつめ式で、連作とみるには一貫性がない。」
司馬遼太郎 0  
源氏鶏太 21 「いささか玉石混淆の感がないでもなかったが、薄気味悪かったり、ユーモラスであったり、かと思うと大真面目であったり、その才能を十分に感じさせた。」「ただここで作者は過去のすべてを吐き出してしまっていて、今後はどうなるかとの危惧が授賞を見送られた原因の一つになっていた。」
村上元三 8 「随筆集だと思うし銓衡に入る前、候補から外すべきだと言ったが、これを買う委員も多く、そのまま候補になった。あとで読み返しても、わたしはこれを小説とは思えなかった。」
石坂洋次郎 0  
柴田錬三郎 7 「私は、おそらく、この作家が、生涯に一冊しか書けないであろう「怪しい来客簿」(色川武大)が、もし受賞するならば、敢えて反対するつもりはない、という考えで選考会に臨んだ。」
川口松太郎 10 「あまり重きを置かなかった二作(引用者注:「つゆ」と「怪しい来客簿」)が最後まで残ったと聞いて意外な気がした。」
選評出典:『オール讀物』昭和52年/1977年10月号
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文量
連作短篇集
時代設定 場所設定
太平洋戦争戦中〜戦後  東京
登場人物
私(語り手、フリーライター)
出羽ヶ嶽文治郎(力士)
井上英雄(編集者)
二村定一(流行歌手)
田中守(浅草の無名役者)
ピストン堀口恒男(ボクサー)
後宮貞雄(私の旧制中学同級生)
空襲のあと
尻の穴から槍が
サバ折り文ちゃん
したいことはできなくて
右むけ右
門の前の青春
名なしのごんべえ
砂漠に陽は落ちて
とんがれ とんがり とんがる
ふうふう、ふうふう
タップダンス
見えない来客
月は東に日は西に
スリー、フォー、ファイブ、テン
また、電話する
たすけておくれ




直木賞 79受賞  一覧へ

りこん
離婚」
(『別冊文藝春秋』143号[昭和53年/1978年3月])
書誌
>>昭和53年/1978年11月・文藝春秋刊『離婚』所収
>>昭和58年/1983年5月・文藝春秋/文春文庫『離婚』所収
>>平成3年/1991年5月・筑摩書房刊『ちくま日本文学全集8 色川武大』所収
>>平成4年/1992年9月・福武書店刊『色川武大阿佐田哲也全集4』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
水上勉 11 「手さばきのよい仕上げぶりに驚いた。人生のにがさが快くしみわたるのが小気味いい。参考作品「三文おけら」にもそれはあって、この作者はもう独壇場の道を歩みはじめている。授賞に賛成である。」
村上元三 5 「器用すぎる作品だが、そこに浅さを感じる。むしろ参考作品の「三文おけら」の方が、悲しくて、よく人間を描いていた。」
司馬遼太郎 12 「べつに生きたくて生きているわけでもない――といって格別な厭世観をもっているわけでもない――男女をさりげなく短編世界に生かしてしまっている。腕もさることながら、作者のふしぎな精神のほうにつよい傾斜を感じた。」
城山三郎 3 「いかにも当世風な男と女の関係を描いて、うまい。ただそれに尽きる。」
川口松太郎 13 「私の最も楽しかったのは色川君の参考作品「三文おけら」であった。」「さりとて「三文おけら」だけが出て来ても入賞はしないだろう。「離婚」の参考でよかったが、私は「離婚」より「三文おけら」を高く買う。」
五木寛之 8 「私の中では、色川武大、小林信彦、深田祐介、津本陽、の四氏が残った。」「私は阿佐田哲也、仮の名を色川武大と考えて一票を投じた。」
源氏鶏太 13 「何んともおかしな小説であった。理屈に合わぬようなことを並べて、ちゃんと小説に仕上げているのは才能のたしかさであろう。が、前に候補になった「怪しい来客簿」の実績が大いに役立っていた。」
今日出海 7 「色川武大氏は、日本の小説及び小説家の伝統を身につけながら、氏の若い時代の空気を吸って自分の境地を固めている。」
選評出典:『オール讀物』昭和53年/1978年10月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]  [東京]
登場人物
ぼく(語り手、羽島誠一、フリーライター)
会津すみ子(誠一の元妻)




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