直木賞のすべて
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第50回

=受賞者=
安藤鶴夫
和田芳恵

=候補者=
川野彰子
江夏美子
小松左京
樹下太郎
戸川昌子
野村尚吾
津村節子
山川方夫


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Last Update[H19]2007/10/13

安藤鶴夫
Ando Tsuruo
生没年月日【注】 明治41年/1908年11月16日〜昭和44年/1969年9月9日
受賞年齢 55歳2ヵ月
経歴 本名=花島鶴夫。東京生まれ。法政大学文学部卒。
受賞歴 勲四等旭日小綬章
個人全集 『安藤鶴夫作品集』全6巻(昭和45年/1970年8月〜昭和46年/1971年1月・朝日新聞社刊)
(平成9年/1997年3月・朝日新聞社刊)
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こうだんほんもくてい
巷談本牧亭』(昭和38年/1963年7月・桃源社刊)
書誌
>>初出『読売新聞 夕刊』昭和37年/1962年1月4日〜6月28日
>>昭和39年/1964年3月・桃源社刊『巷談本牧亭』
>>昭和44年/1969年8月・角川書店/角川文庫『巷談本牧亭』
>>昭和45年/1970年10月・朝日新聞社刊『安藤鶴夫作品集 第4 創作第1』所収
>>昭和50年/1975年5月・旺文社/旺文社文庫『巷談本牧亭』
>>昭和62年/1987年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『巷談本牧亭』(上)(下)
>>平成4年/1992年3月・筑摩書房/ちくま文庫『巷談本牧亭』
>>平成9年/1997年3月・朝日新聞社刊『安藤鶴夫作品集4 創作1』復刻所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 21 「安藤君の諸作は読者を楽しませすぎ、勤め気やサービス精神がありすぎて(私もそのひとりだが)薄手になりやすい欠点を持つ。」
海音寺潮五郎 31 「安藤鶴夫氏のような著名で、しかも現在週刊朝日のような大雑誌に小説を連載している人を、選考の対象とすることには、大いに疑義がある、(引用者中略)という意味のことを、ぼくは開会冒頭に一席ぶったが、容れられなかった。」「作品としては、ほとんど間然とするところがない。名作である。」
大佛次郎 19 「フランスだけで愛読されて外国の読者では消化困難の町の匂いがついた作家がパリにあるように、「本牧亭」はひとりで自ら、匂う。」「私は前から安藤氏を新人だと思って見ていた。これからも新人であろう。」
木々高太郎 11 「一気呵成によませるものではなく、しみじみと読ませる。新聞小説としても出来のよい小説であり、この人の将来の小説は楽しめると思う。」
今日出海 19 「年齢に拘らず、直木賞は新人の発掘を意図するので、安藤氏が今更新人とは言えないが、候補作品に出た以上、これはあらためて審査し、立派な受賞作品となったのである。」
小島政二郎 6 「面白いし、うまいし、が、安藤君だけの年期がはいっていれば、これだけ書けて当り前だろうとも思う。」
源氏鶏太 33 「安藤鶴夫さんは、有名過ぎる程の人であり、(引用者中略)そういう人を候補者にすることは、却って失礼に当りはせぬか、ということでもあった。私もその説に賛成であった。」
村上元三 9 「有名すぎるという説もあったが、これが作者の最初の小説、という点を認めたい。」
松本清張 9 「あとの一篇を安藤鶴夫氏の「巷談本牧亭」と野村尚吾氏の「戦雲の座」が競り合った」
中山義秀 9 「若い人の作品には感じられない、ほんものの小説の面白さと、人生の滋味をあじわった。」「人間の観かたや取扱いかたに癖はあるが、それだけ力強くしかも印象がうつくしい。」
選評出典:『オール讀物』昭和39年/1964年4月号
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文量
長篇
章立て
「春高楼の……」「女あるじ」「生きる」「ある初夏に」「梅雨」「三越名人会」「つばめの唄」「晴れた日に」「梅雨また……」「金魚玉」「会いろいろ」「夜がらす」「甘酒」「ある恋の物語」「寒い日」
時代設定 場所設定
同時代  東京
登場人物
おひで(講談定席「本牧亭」女主人)
桃川燕雄(講釈師)
川崎福松(雇い人夫、燕雄の同居人)
湯浅喜久治(寄席の企画師)
竹本桃枝(女義太夫)




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