直木賞のすべて
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第44回

=受賞者=
寺内大吉
黒岩重吾

=候補者=
夏目千代
木戸織男
畷 文兵
笹沢佐保
小堺昭三
星 新一
津田 信


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Last Update[H18]2006/12/13

寺内大吉
Terauchi Daikichi
生没年月日 大正10年/1921年10月6日〜
受賞年齢 39歳3ヵ月
経歴 本名=成田有恒(ナリタ・ユウコウ)。東京生まれ。大正大学宗教学部卒。浄土宗大本山増上寺第87世法主。
受賞歴 第47回サンデー毎日大衆文芸入選(昭和30年/1955年)「逢春門」
第8回オール讀物新人賞(昭和31年/1956年)「黒い旅路」
第37回毎日出版文化賞[文学・芸術部門](昭和58年/1983年)『念仏ひじり三国志――法然をめぐる人々』全5巻
処女作 「逢春門」(昭和30年/1955年)
サイト内リンク 付録-オール讀物新人賞受賞作一覧(第8回)
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直木賞 44受賞  一覧へ

ねんぶつ
「はぐれ 念仏」
(『近代説話』5号[昭和35年/1960年7月])
書誌
>>『文藝春秋』昭和36年/1961年3月号
>>昭和36年/1961年3月・文藝春秋新社刊『はぐれ念仏』所収
>>平成16年/2004年11月・学習研究社/学研M文庫『はぐれ念仏』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
中山義秀 19 「叙述が粗雑で人間の描写も手軽にかたづけられている。しかし何か、ずしりと愬えてくるものがある。」
木々高太郎 11 「宗門のキタナイところをついた作品で、十分にユーモアもある。」「どうしてこれだけ書ければ、宗門以外のキタナイことも十分書ける人であると僕は信じた。」
大佛次郎 6 「批評もあって面白かった。ただ、平明を狙ったのか、安易な書き方になっているので、腰が浮いて、読んで抵抗がないのが、欠点である。」
村上元三 13 「ずいぶん苦労をして、さらりと書き流した風に小説を書いている腕前は、ただの小器用さではない」「これからはあまり品のよくない作品は書かないでほしい。」
源氏鶏太 10 「読んでいて胸のすくような面白さを感じさせられた。」「かりに難をいえば、シリーズ物になっているために、尼さんである秀蓮さんに注ぐべき力が軽くなっていることであろう。」
小島政二郎 6 「面白さに、心理の裏打ちがないのがこの作品をただの滑稽小説にしてしまった。」
川口松太郎 14 「此の作者は真剣に小説と取り組む態度に欠けているという意見が多く、」「私自身は(引用者中略)不満なのだが、(引用者中略)大成する素質を持っていると信じて一票ずつを投じた。」
海音寺潮五郎 19 「この人の作品は以前から読んで、感心している。」「驚嘆すべき才気である。この才を大事にして下さい。」
吉川英治 26 「この戯画風な一テーマはなかなか捨て難い現代宗教への皮肉やら社会本能の課題をもふくんでいて、やはりこんどの候補数篇のうちでは嶄然と独自な境地を持っているものといってはばかるまい。」「私はこれを第一に推した。」
選評出典:『オール讀物』昭和36年/1961年4月号
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文量
短篇
章立て
「一」〜「十五」
時代設定 場所設定
[同時代]  南伊豆〜東京
登場人物
ぼく(語り手、小心寺住職、念仏宗山ノ手組の若手)
北条三来(元禄寺住職、宗会議員に立候補)
天正院(山ノ手組の若手、競馬好き)
秀蓮(尼僧)
和田僧正(元和寺住職、秀蓮の旦那)




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