直木賞のすべて
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第42回

=受賞者=
戸板康二
司馬遼太郎

=候補者=
水上 勉
新章文子
杉森久英
津田 信
藤井千鶴子


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Last Update[H20]2008/2/23

戸板康二
Toita Yasuji
生没年月日【注】 大正4年/1915年12月14日〜平成5年/1993年1月23日
受賞年齢 44歳1ヵ月
経歴 東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒。
受賞歴 第1回戸川秋骨賞(昭和24年/1949年)「丸本歌舞伎」
第3回芸能選奨文部大臣賞文学評論部門(昭和27年/1952年)『劇場の椅子』『今日の歌舞伎』
第29回日本推理作家協会賞[短編部門](昭和51年/1976年)「グリーン車の子供」
第24回菊池寛賞(昭和51年/1976年)
第33回日本藝術院賞[文芸/小説・戯曲](昭和51年/1976年)
第3回東京都文化賞(昭和62年/1987年)
第17回明治村賞(平成3年/1991年)
処女作 「車引殺人事件」(『宝石』昭和33年/1958年7月号)
サイト内リンク 小研究-ミステリーと直木賞
直木賞受賞作全作読破への道Part4
リンク集
子サイト
「余聞と余分」内
関連記事
5件/最新は平成20年/2008年12月28日記事(このページの下部にリンクあり)
備考 以前どこかで読んだ話を紹介する。
――この直木賞受賞作を「団十郎切腹事件」と、旧字を新字に直して表記するのは、あまり好ましくない。
作品内のとある箇所で、「團」という文字そのものに意味を持たせているからだ。――
たしかに作品を読むと、「団」ではなく、明らかに「團」でないと駄目だと思わされる。
なので、当サイトでも一貫して「團」の文字を用いている。
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直木賞 42受賞  一覧へ

だんじゅうろうせっぷくじけん
團十郎切腹事件」
(『宝石』昭和34年/1959年12月号)その他
書誌
>>昭和35年/1960年2月・河出書房新社刊『團十郎切腹事件』所収
>>『文藝春秋』昭和35年/1960年3月号
>>昭和35年/1960年7月・宝石社刊『探偵小説年鑑1960年版』所収
>>昭和35年/1960年☆月・講談社/講談社文庫『團十郎切腹事件』所収
>>昭和47年/1972年☆月・講談社刊『現代推理小説大系10 鮎川哲也・土屋隆夫・戸板康二』所収
>>昭和49年/1974年☆月・いんなあとりっぷ刊『宝石推理小説傑作集 第3』所収
>>昭和52年/1977年9月・立風書房刊『團十郎切腹事件 雅楽探偵譚I』所収
>>昭和56年/1981年10月・講談社/講談社文庫『團十郎切腹事件』所収
>>平成3年/1991年2月・新潮社/新潮文庫『昭和ミステリー大全集(中)』所収
>>平成17年/2005年7月・メディアファクトリー刊『消えた直木賞 男たちの足音編』所収
>>平成19年/2007年2月・東京創元社/創元推理文庫『團十郎切腹事件―中村雅楽探偵全集1』所収
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その他の業績
「車引殺人事件」(『宝石』昭和33年/1958年7月号)
「尊像紛失事件」(『宝石』昭和33年/1958年11月号)
「立女形失踪事件」(『宝石』昭和34年/1959年3月号)
「等々力座殺人事件」(『宝石』昭和34年/1959年5月号)
「松王丸変死事件」(『宝石』昭和34年/1959年7月号)
『車引殺人事件』(昭和34年/1959年6月・河出書房刊)/「車引殺人事件」「尊像紛失事件」「立女形失踪事件」「等々力座殺人事件」「松王丸変死事件」
「盲女殺人事件」(『宝石』昭和34年/1959年9月号)
「ノラ失踪事件」(『サンデー毎日特別号』昭和34年/1959年11月号)
 
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
源氏鶏太 5 「推理小説としての面白さはあるけれども、一種の遊戯に終っているような気がして、まだ、直木賞ではなかったと感じている。」
木々高太郎 24 「戸板康二を、心の一方でおしていながらふみ切れない状態で委員会へ出たのは、今度の候補作品「団十郎切腹事件」が気に入らなかったためであることが、あとで自分で判った。」「特に「団十郎切腹事件」その他(傍点)ということに改めて貰えば、この作者を第一におしてよいと発言したら、それは賛成者が多かった。」
中山義秀 0  
小島政二郎 46 「「車引殺人事件」一本槍で出席した。ただこれは参考作品で、予選作品は「団十郎切腹事件」だった。ところが、当の「団十郎」はそれほど面白くない。」「外の予選作品と比べて、気品があり、芸術が感じられたことは何よりの喜びだった。」
村上元三 5 「やはり「車引殺人事件」というよき短篇集があったので、直木賞にすることにわたしも反対はしなかった。」
吉川英治 25 「私はひとつひとつに敬服した。」「読まされるし、またたんたんとした文脈やさりげない傍証などもまことに確かなタッチである。」
海音寺潮五郎 23 「ぼくはこれをあまり買わなかった。「半七捕物帳」と「時の娘」との方法を適当にアレンジした行き方で、独自な道とは思われなかったからである。」
川口松太郎 25 「正直にいって私は最初反対したのだ。」「知人だけに私は彼を辛く見ようと思った。」「「団十郎切腹事件」等一連の雅楽ものには文体や構成にまだもの足りない箇所が多い」
大佛次郎 0  
選評出典:『オール讀物』昭和35年/1960年4月号
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文量
短篇
章立て
なし
時代設定 場所設定
[同時代]〜幕末  江戸〜名古屋〜大阪
登場人物
私(語り手、芸能記者)
中村雅楽(歌舞伎役者)
八代目市川團十郎(幕末の歌舞伎役者、自害)
嵐瑠璃五郎(幕末の上方役者)




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