直木賞のすべて
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第37回

=受賞者=
江崎誠致

=候補者=
藤井千鶴子
池波正太郎
相見とし子
佐藤明子
有吉佐和子
村松 喬


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Last Update[H18]2006/7/18

江崎誠致
Ezaki Masanori
生没年月日【注】 大正11年/1922年1月21日〜平成13年/2001年5月24日
受賞年齢 35歳6ヵ月
経歴 福岡県生まれ。明善中学卒業。
サイト内リンク 直木賞受賞作全作読破への道Part3
備考
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直木賞 37受賞  一覧へ

たにま
『ルソンの 谷間』(昭和32年/1957年3月・筑摩書房刊)
書誌
>>昭和39年/1964年☆月・集英社刊『新日本文学全集8 江崎誠致・城山三郎集』所収
>>昭和40年/1965年4月・集英社刊『昭和戦争文学全集6 南海の死闘』所収
>>昭和40年/1965年☆月・東都書房刊『戦争の文学 第3』所収
>>昭和52年/1977年11月・光人社刊『江崎誠致戦争と青春文学選 第1巻 ルソンの谷間』所収
>>昭和60年/1985年4月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『ルソンの谷間』
>>昭和63年/1988年7月・光人社刊『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』[新装版]所収
>>平成5年/1993年6月・光人社/光人社NF文庫『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』所収
>>平成15年/2003年3月・光人社/光人社名作戦記『ルソンの谷間 最悪の戦場一兵士の報告』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
吉川英治 25 「敗戦行という人間を失った人間群を描きながら、どの人間にも、あいまいさがない。」「何しろ、筆者は非凡である。作中随所の、ほんとなら、かすんでしまっている箇所なども、あざやかな描破を逸していない。」
永井龍男 14 「結末に厚みの足りないのが難だと思ったが、一章一章に光りがあった。」「戦争という異常な題材とか経験よりも、その表現力の方に感心した。」「他の世界も必ず書ける人だと私は確信した。」
井伏鱒二 7 「才人の才筆だが、自己批判が、(敗残兵として戦争それ自体に対する疑いもこめて)強くにじみ出ていないと思ったので半票を入れた。」
木々高太郎 29 「戦争もので、その意味では僕は賛成ではなかったが、よく書けているし、この人はフィクションをつくる力も十分にある、」
村上元三 23 「職業作家になり得る新人を世の中へ送り出す、というのが直木賞の目的とすると、さて、という気持にわたしはなった。」
川口松太郎 8 「委員諸氏の多数決に従うつもりであった。そして従った。決定してから「ルソンの谷間」をよみ返して見て、やっぱり好かったと思った。」
大佛次郎 38 「せいさんなことを扱っていて素直で平静である。ごまかしや、弁解がない。」「センチメントなんて失われてしまったところに、非情の心理が生れ出て、そのまゝ読者を感動させる。」
小島政二郎 23 「一番芸術的にすぐれていると思ったのは「ルソン」の谷間だった。」「しかし、これは大衆小説ではない。」「外の作品を引き放してこの作品は芸術的に立ちまさっていた。」
選評出典:『オール讀物』昭和32年/1957年10月号
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文量
長篇
章立て
「一 渓谷」「二 マヨヤオで」「三 崖の道」「四 血と痛みの中に」「五 追跡」「六 退却」「七 雨の夜の演芸会」「八 屋根づたい」「九 ウェストパインボン」「十 渇き」「十一 捕虜」「十二 野獣の群」「十三 喧嘩」「十四 指揮官の最期」
時代設定 場所設定
昭和20年/1945年  フィリピン・ルソン島
登場人物
私(語り手、藤木上等兵)
疋田(上等兵)
増田(上等兵)
那須(准尉)




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