直木賞のすべて
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第27回

=受賞者=
藤原審爾

=候補者=
藤原審爾
梶野悳三
中村八朗
和田芳恵
三橋一夫
渡辺祐一


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Last Update[H21]2009/10/22

藤原審爾
Fujiwara Shinji
生没年月日【注】 大正10年/1921年3月31日〜昭和59年/1984年12月20日
受賞年齢 31歳3ヵ月
経歴 東京生まれ。青山学院高商部中退。
受賞歴 第9回小説新潮賞(昭和38年/1963年)『殿様と口紅』
処女作 「永夜」(『新潮』昭和21年/1946年6月号)
個人全集 『藤原審爾作品集』全7巻(昭和32年/1957年11月〜昭和33年/1958年9月・森脇文庫刊)
サイト内リンク 小研究-記録(年少受賞)
子サイト
「余聞と余分」内
関連記事
3件/最新は平成21年/2009年3月8日記事(このページの下部にリンクあり)
備考 ホームページをご覧の方より情報をご提供いただき、
「罪な女」の収録本として小説朝日社刊『青春の肖像』を追加しました。
貴重な情報ありがとうございます。
(2007.6.15記)
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直木賞 21回候補  一覧へ

あきつおんせん
秋津温泉」
(『人間別冊』1集[昭和22年/1947年12月])
書誌
>>昭和23年/1948年9月・大日本雄弁会講談社/新鋭文学選書『秋津温泉』
>>昭和24年/1949年12月・新潮社刊『秋津温泉』
>>昭和27年/1952年☆月・小説朝日社/現代文学叢書『初夜・奔命ノ章・藤の実の落ちる季節・秋津温泉』所収
>>昭和32年/1957年11月・森脇文庫刊『藤原審爾作品集 第1 秋津温泉』所収
>>昭和37年/1962年4月・角川書店/角川文庫『秋津温泉』
>>昭和39年/1964年1月・集英社刊『新日本文学全集第34巻 水上勉・藤原審爾集』所収
>>昭和53年/1978年11月・集英社/集英社文庫『秋津温泉』
>>平成1年/1989年10月・埼玉福祉会/大活字本シリーズ『秋津温泉』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 0  
久米正雄 15 「井伏君に推奨された藤原審爾君は(引用者中略)あの青っぽい抒情味は、謂わゞ文壇では川端山脈に属するもので、大衆文学かどうか。」
大佛次郎 0  
獅子文六 0  
木々高太郎 6 「二人出してもいゝではないかとの論も出たが、二三時間を超える検討によって、今年は一人と云うことになった。」
井伏鱒二 0  
川口松太郎 0  
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『文藝讀物』昭和24年/1949年9月号)
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直木賞 24回候補  一覧へ

いぬ ふさい
犬を 飼ってゐる 夫妻」
(『別冊小説新潮』創作二十六人集[昭和25年/1950年9月])その他
該当期の他の作品
「アメリカもどり」(『新潮』昭和25年/1950年8月号)
「父の恋」(『読物朝日』昭和25年/1950年8月増刊号)
「桃色手品」(『群像』昭和25年/1950年9月号)
>>昭和27年/1952年11月・小説朝日社刊『安五郎出世』所収
「名人遯世」(『別冊文藝春秋』18号[昭和25年/1950年10月])
>>昭和28年/1953年☆月・三啓社刊『藤十郎狸武勇伝』所収
「武器」(『面白倶楽部』昭和25年/1950年10月号)
「乳首」(『オール讀物』昭和25年/1950年11月号)
>>昭和30年/1955年☆月・鱒書房/コバルト新書『初夜』所収
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
「愛と祈りの肖像」(『婦人公論』昭和25年/1950年9月号〜)
「新版好色一代男」(『小説新潮』昭和25年/1950年1月号〜11月号)
>>昭和25年/1950年12月・新潮社刊『新版好色一代男』
>>昭和32年/1957年☆月・小壷天書房刊『新版好色一代男』
 
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
大佛次郎 0  
小島政二郎 11 「藤原君や檀君のような作家に、芥川賞の委員会が、夙に授賞してくれなかったことを怨みたい。」
井伏鱒二 0  
木々高太郎 7 「特に藤原審爾の如きはこの作が同君のいちばんわるいものだ、などという偶然が入っているのは、気の毒である。」
久米正雄 8 「不幸、此の期に於て、候補に上った「犬を飼っている夫妻」は、普通の出来栄だった。」「病弱で、息が続かないせいか。切に自愛を望む。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和26年/1951年4月号)
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文量
短篇
章立て
「I」〜「IV」
時代設定 場所設定
同時代  東京
登場人物
渋澤(元・軍人)
梨枝(渋澤の老妻)
トニー(渋澤家の飼い犬、テリヤの雑種)




直木賞 26回候補  一覧へ

とうじゅうろうたぬきぶゆうでん
藤十郎狸武勇伝」
(『別冊小説公園』昭和26年/1951年秋の小説特集[10月])その他
書誌
>>昭和28年/1953年☆月・三啓社刊『藤十郎狸武勇伝』所収
>>昭和32年/1957年12月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第3 好色五人女』所収
>>昭和38年/1963年☆月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第2 今東光・藤原審爾』所収
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該当期の他の作品
「オロチ退治」(『小説公園』昭和26年/1951年7月号)
「京極物語」(『オール讀物』昭和26年/1951年8月号)
「海賊キッドの復活」(『小説新潮』昭和26年/1951年8月号)
「方便」(『文藝』昭和26年/1951年9月号)
「古びた喫茶店」(『新潮』昭和26年/1951年10月号)
「番茶の出花」(『別冊文藝春秋』24号[昭和26年/1951年10月])
「青春の肖像」(『オール讀物』昭和26年/1951年10月号)
>>昭和27年/1952年☆月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
「海の囁き」(『女性改造』昭和26年/1951年10月号〜)
>>昭和30年/1955年☆月・山田書店刊『海の囁き』
>>昭和33年/1958年☆月・小壷天書房刊『海の囁き』
「薊のお綱が歩いた道」(『小説新潮』昭和26年/1951年11月号)
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
「ルイの言葉」(『群像』昭和26年/1951年12月号)
 
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 0  
大佛次郎 0  
小島政二郎 0  
井伏鱒二 0  
木々高太郎 11 「いつも何か物足らぬのは、僕の見るところでは、作品に野放図もないところが「ない」からである。」「もっと別に言えば、どこかふざけた感じが抜けない。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年4月号)
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文量
短篇
章立て
「前書」「藤十郎狸の祖先に関する項」「藤十郎狸の生い立ちと竝びに化け方修業に関する項」「備前久我村の住狸に関する項」「藤十郎狸の情話に関する項」「後書」
時代設定 場所設定
[江戸時代]  備前
登場人物
ぼく(語り手、藤十郎、備前久我に棲む狸)
父(藤十郎の父、一族の首長)
母(藤十郎の母、大阪育ち)




直木賞 27受賞  一覧へ

つみ おんな
罪な 女」
(『オール讀物』昭和27年/1952年5月号)その他
書誌
>>昭和27年/1952年9月・小説朝日社刊『青春の肖像』所収
>>『読切読物倶楽部』昭和28年/1953年新春増刊号<大衆文芸受賞作品選集>[1月]
>>昭和30年/1955年☆月・鱒書房/コバルト新書『初夜』所収
>>昭和31年/1956年10月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集 第2』所収
>>昭和33年/1958年1月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第5 罪な女』所収
>>昭和38年/1963年☆月・現代芸術社刊『直木賞作家全集第2 今東光・藤原審爾』所収
>>昭和51年/1976年☆月・双葉社刊『罪な女』所収
>>『オール讀物』平成1年/1989年臨時増刊号<直木賞受賞傑作短篇35>[3月]
>>平成1年/1989年6月・文藝春秋/文春文庫『昭和のエンターテインメント50篇(下)』所収
>>平成9年/1997年5月・講談社/大衆文学館『赤い殺意/罪な女』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二 38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎 16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治 47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎 12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎 27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男 14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」〜「四」
時代設定 場所設定
[同時代]  小田原
登場人物
小愛(通称お愛、芸者)
大町(新聞記者)
小愛の亭主(博徒、囚人)




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おの さだくろう
斧の 定九郎」
(『サンデー毎日』昭和27年/1952年陽春号[3月])
書誌
>>昭和27年/1952年11月・小説朝日社刊『安五郎出世』所収
>>昭和31年/1956年10月・大日本雄弁会講談社/ロマン・ブックス『直木賞作品集 第2』所収
>>昭和33年/1958年2月・森脇文庫『藤原審爾作品集 第6 武士道物語』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二 38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎 16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治 47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎 12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎 27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男 14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」〜「五」
時代設定 場所設定
江戸  山崎の宿
登場人物
大野定九郎(赤穂浪人)
小萩(定九郎の妻、旗本の元奥方)
お比奈(茶店の娘)
与市兵衛(お比奈の父親、茶店の親爺)




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しろ むかで
白い 百足虫」(『小説新潮』昭和27年/1952年6月号)
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
川口松太郎 12 「作品としてはむしろ、「秋津温泉」前後の諸作の方が優れていると思うが、今回は他に適当な作品もなく、同君の精進を望む意味の授賞になった。」
井伏鱒二 38 「藤原君は女性の本能的な正体を書き現わすのが得意だと云われるが、一方また、がらりと面目の違った「藤十郎狸」のようなユーモラスな作品の開拓にも独創的なところを見せて来た。」「今日の入賞は当然だと思っている。」
大佛次郎 16 「藤原君の仕事は、独創の世界で、確かに日本の小説にプラスになっていると感じた」「大衆小説と考えたら、藤原君のは、文体が重たいし、読者に与える興趣の範囲が狭く限られていると見ている。」
吉川英治 47 「「白い百足虫」「青い眼の猫」「斧の定九郎」など、近来一束の藤原氏の仕事をぼくはちっとも買っていない。」「氏の異才が、元来の天才か鬼才か偽才か、なおこれからの事だと思う。当夜の委員たちをして、こう期待させただけでも、受賞者たる資質は充分にあろう。」
木々高太郎 12 「今度はじめて僕は「罪な女」を妙な反撥を感じないで読むことが出来た。」「はじめは誰も、今度は賞なしになるかと考えていたらしく、然し、僕はこの人を推すつもりだった。」
小島政二郎 27 「三つの作品の中では、段違いに「罪な女」が立ち優っている。文章のアクが抜けて来た点驚く程で、文章の一つ一つが、ピタッ、ピタッと女の急所を押さえている見事さは、心憎い位の魅力が生じて来た。」
永井龍男 14 「この才人に、この辺で一本釘を打って置こうじゃないか……。委員の意見は、だいたいそんな風に一致して、藤原審爾氏に決定をみた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年1月号再録(初出:『オール讀物』昭和27年/1952年10月号)
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文量
短篇
章立て
「一」〜「七」
時代設定 場所設定
戦前〜[同時代]  東京〜千葉など
登場人物
お咲(母子家庭の娘、加虐気質)
谷松(お咲の二番目の夫)
お貞(お咲の母親)
吉っあん(鋳掛屋、お貞の再婚相手)




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  [H21]2009/3/8 いちじるしく低俗なバカ騒ぎに、よくぞ5度もお付き合いいただきました。 第133回候補 絲山秋子『逃亡くそたわけ』  
  [H19]2007/11/18 芥川賞・直木賞100回記念展  
  [H19]2007/6/17 中村雅楽探偵全集1 團十郎切腹事件  
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