直木賞のすべて
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第140回

=受賞者=
天童荒太
山本兼一

=候補者=
恩田 陸
北 重人
葉室 麟
道尾秀介


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Last Update[H21]2009/7/3

天童荒太
Tendo Arata
生没年月日【注】 昭和35年/1960年5月8日〜
受賞年齢 48歳8ヶ月
経歴 愛媛県生まれ。明治大学文学部演劇学科卒。昭和61年/1986年、「白の家族」が野性時代新人文学賞受賞。『アジアンビート』など映画の脚本などを手掛けたのち、あらためて小説を発表し始める。
受賞歴 第13回野性時代新人文学賞(昭和61年/1986年)「白の家族」栗田教行名義
第6回日本推理サスペンス大賞優秀作(平成5年/1993年)『孤独の歌声』
第9回山本周五郎賞(平成7年/1995年)『家族狩り』
第53回日本推理作家協会賞[長編及び連作短編集部門](平成12年/2000年)『永遠の仔』
サイト内リンク 付録-山本周五郎賞受賞作・候補作一覧(第9回)
小研究-ミステリーと直木賞
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かぞくが
家族狩り』
(平成7年/1995年11月・新潮社/新潮ミステリー倶楽部)
書誌
>>平成19年/2007年10月・新潮社刊『家族狩り』[オリジナル版]
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他文学賞 山本周五郎賞 9受賞 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高 32 4.5点「いろんな人がみな、自分の狂気だとか自分のわがままを最後まで貫く。だから、どんどん、どんどんテンションが高くなっていく。しかもそれをちゃんと構成する力は、ほんとうに感心いたしました。」「若い才能を買うということで。」
井上ひさし 99 4.75点「作者は日本の社会状況を観察して、ひとつの壮大な仮説を立て、それを丸ごと書き切ろうとしている。この作家的野心、これは買うべきだと思いました。」「おしまいに行って、せっかく広く撒いた網がちょっと狭くはなりますけど、とにかくすべてを最後へひきしぼって行く力もある。」「気にいったのは、冬島綾女という女性、研司くんのお母さん。(引用者中略)この作者はそういう普通のところもちゃんと書けるんですよ。」
逢坂剛 61 4点「サイコ・ホラーのテーマとして家庭内暴力を取り上げたあざとさみたいなものが、拭いきれないところがありました。それと、かなり残酷描写がこういう小説にとって、はたして必要不可欠だったろうか。」「ただ、こういう気の滅入る話を、これでもかこれでもかと書いていく馬力、その筆力を私は認めたいと思います。」「でも、この動機はどんなものでしょうか。それから、この動機を最初からもっと正面に据えて書くべきだったんじゃないか、と思うんですけど。」
長部日出雄 52 4点「最初にいいと思ったところは、きわめて残虐な犯行という点で共通しながら、直接的には関係がないように見える事件が結びつけられていく過程に、意外性と説得力があった。」「映画のサイコ・スリラー、ホラー、スプラッターなど多彩な技法を取り入れながら、なおかつちゃんと自分の世界になっていると思うんですね。」「欠点はサービス過剰、やたら見せすぎ、それから台詞で語りすぎる。」
山田太一 41 3.5点「たいへんな力作ですけれど、生身の家族には踏みこまず、ホラーに都合のいい材料として家族を利用しているという印象を受けました。」「現実っぽいんだけれども、実は家族についての俗論の輪郭を濃くした現実ではない世界が展開されている。」「文章も少し安易な気がしました。」「大野の狂気に託した作者のメッセージも、子供の親への恨みなども他者というものへの買いかぶりがあって、共感できません。」
最終投票     ○3票
選評出典:『小説新潮』平成8年/1996年7月号
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直木賞 121回候補  一覧へ

えいえん
永遠の 仔』(上)(下)
(平成11年/1999年3月・幻冬舎刊)
書誌
>>(1)再会(2)秘密(3)告白=平成16年/2004年10月、(4)抱擁(5)言葉=平成16年/2004年11月・幻冬舎/幻冬舎文庫『永遠の仔』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高 27 「テーマの現代性は申し分ない。」「見事と思った。だが、テーマの重さが先行するあまり、登場人物への目配りがもの足りなく感じられてしまった。」「作品の構造についても、十七年の空白を埋めるのは、この方法でよかったのか、疑問が残った。」「しかし、力わざであることはまちがいない。」
平岩弓枝 15 「意図はわかるが、欲ばりすぎである。幼児虐待、老人看護、人間の孤独、それに弁護士、警官、看護婦などの職業に関する諸問題など材料を並べすぎて逆につくりものめいてしまった。殊にラストではその感が深い。」
黒岩重吾 12 「登場人物たちが入れられた双海学園での描写など、余りにも冗長すぎ、不要な部分が多く折角のテーマが色褪せてしまう。また優希を初め少年たちの会話は大人のもので、リアリティが稀薄となった。」
津本陽 21 「内容は社会問題をするどくついている。」「ただし、情景の色調に変化がすくなく、登場人物の表情や声も、どれも似ているような気がする。もうちょっと複雑な景色を眺め、騒々しく入りみだれる喚き声も聞きたい。そういう点で、物たりなさが残った。」
田辺聖子 14 「これだけの量を要するだろうか、という疑問が大方の選考委員から出たが、私も同感。人物造型にリアリティがなく、そのため筋のはこびに作為が目立った。」「むつかしい困難なテーマに挑戦された意欲を讃えたい。」
井上ひさし 25 「壮大に門戸を構えた力作である。」「作者が築き上げた堅牢な構造が、三人の主人公たちの行動を窮屈に縛りつけている気味がある。」「はっきり云えば、図式的なのだ。これほど壮大で彫りの深い物語がどうして図式としてしか語られなかったのか、返す返すも残念である。」
五木寛之 44 「最後まで推したのだが、意外なほど不評で、」「たしかに「永遠の仔」には多くの欠点がある。」「しかし、それにもかかわらず、この力作には何かがあると今でも思う。しかし、その肝心な何かをはっきりとつかみ出し、誰もが納得するような説明をすることが私にはできなかった。」「作品自体が、そのような小器用な解説を拒む謎、不可侵の核を抱いて成り立つ小説であるとも考えられるだろう。」
渡辺淳一 36 「はたしてこれほど長く書く必要があったのか。」「登場人物のすべてを同じ厚さで塗り込むので、遠近法のできていない油絵を見るような単調さを覚えた。問題のテーマも一つ一つの掘り込みは意外に浅く、少年少女の存在もいささかリアリティを欠く。」
選評出典:『オール讀物』平成11年/1999年9月号
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文量
長篇
章立て
上巻「序章」「第一章 一九九七年 春」「第二章 一九七九年 五月二十四日」「第三章 一九九七年 五月二十四日」「第四章 一九七九年 初夏」「第五章 一九九七年 梅雨」「第六章 一九七九年 仲夏」「第七章 一九九七年 冷夏」下巻「第八章 一九七九年 盛夏」「第九章 一九九七年 晩夏」「第十章 一九七九年 初秋」「第十一章 一九九七年 仲秋」「第十二章 一九七九年 晩秋――一九八〇年 冬」「第十三章 一九九七年 冬隣」「第十四章 一九八〇年 春」「第十五章 一九九七年 初冬」「終章 一九九八年 早春」
時代設定 場所設定
1979年〜1998年  愛媛県〜神奈川〜東京など
登場人物
久坂優希(看護婦)
長瀬笙一郎(弁護士、幼少時代の愛称モウル)
有沢梁平(神奈川県警捜査一課の刑事、幼少時代の愛称ジラフ)
早川奈緒子(梁平の恋人、料理屋の女将)
久坂聡志(笙一郎の後輩弁護士、優希の弟)
久坂雄作(優希の父親)
久坂志穂(優希の母親)




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あい
『あふれた 愛』(平成12年/2000年11月・集英社刊)
書誌
>>平成17年/2005年5月・集英社/集英社文庫『あふれた愛』
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収録作品の書誌
とりあえず、愛
>>初出『小説すばる』平成8年/1996年11月号/単行本収録にあたり加筆訂正
うつろな恋人
>>初出『小説すばる』平成9年/1997年3月号/単行本収録にあたり加筆訂正
やすらぎの香り
>>初出『小説すばる』平成9年/1997年6月号/単行本収録にあたり加筆訂正
喪われゆく君に
>>初出『小説すばる』平成11年/1999年5月号/単行本収録にあたり加筆訂正
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
田辺聖子 4 「人間のやさしみがテーマながら邪気が香辛料になっている点がよく、」
津本陽 8 「「うつろな恋人」という一篇が、印象に残った。どの作品も、よく似た方向から、よく似た姿勢で語っているように思える。」「なんというか、わりあい間口がせまい感じである。」
平岩弓枝 0  
宮城谷昌光 24 「「うつろな恋人」は、サキの名作「開いている窓」を想起させた。」「天童氏はここで、実在と不在の交換装置を通過したがゆえに不在となった男の話を書こうとしたのではなかったのか。しかしながら氏は、みることに真実をすえて、人の不在化を完成しなかったために、作品は常識のなかに後退し、いわば感情の沈殿物になってしまった。」
黒岩重吾 14 「作りのうまい短篇集である。ただ作りに懸命のせいか、作中人物がストーリーに添い過ぎている。」「今少し人間を幅広く視て欲しい。」
林真理子 12 「この方の誠実さが裏目に出た。どれも息苦しい作品ばかりになってしまったのである。特に精神を病んだ少女と、無理やり関係を持つ作品は好きになれない。」
阿刀田高 22 「悪くはなかった。天童さんの、弱者に対する真摯な姿勢にはいつも頭がさがるけれど、――待てよ。それは作品の評価とは少しべつなことだな――とりわけ、この作者にはそれを感じてしまう。」「小説としてつぶさにながめてみると、着地点を決めて、その方向へ人物設定も行動も情況も(あえて言えば)都合よく創っているように私には感じられてならない。」
渡辺淳一 12 「現代的なテーマに挑もうとする努力はわかるが、全体に甘く、ムードに流れすぎる嫌いがある。前回のような長篇の場合は力でおしきることもできるが、短篇ではいささか切れ味が悪く、熟年、とくに大人の女性が書けないところが、小説のリアリティを失わせて、不満が残った。」
北方謙三 14 「あふれたという言葉に、過剰なものを表わすニュアンスがこめられていることが、読後よく理解できた。ただ私にはあふれたものが、少々きつかった。」
五木寛之 14 「繊細な感覚と技巧を随所に示してみせてくれたものの、前作の重量感を超える強い印象で私たちを圧倒するまでにはいたらなかった。しかし、私としては天童荒太という作家の新しい顔を発見したような気がしてうれしかった。」
井上ひさし 23 「「やすらぎの香り」は掛け値なしの名作だ。」「だが、たとえば、別の一編、「うつろな恋人」には抵抗がある。病院の関係者が、ある患者についての情報を、別の患者に簡単に喋ってしまうばかりか、そのことが物語を動かす原動力になるという設定は、この作者には珍しい荒さである。「やすらぎの香り」に匹敵する作品がもう一編あれば、評者はこの一冊を最後まで支持しつづけたのだが。」
選評出典:『オール讀物』平成13年/2001年3月号
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大衆選考会 124回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
sho-go 平成12年/2000年11月17日 (なし)
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文量
短篇集
とりあえず、愛
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
磯崎武史(合紙会社社員、過労で入院)
莎織(武史の妻)
なつみ(武史の娘、乳児)
うつろな恋人
章立て
「1」〜「9」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
塩瀬彰二(管理職)
桐島智子(レストランのウェイトレス)
緒方哲郎(智子の恋人、詩人)
山根美由紀(ストレス・ケア・センター事務員)
やすらぎの香り
章立て
「1」〜「7」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
奥村香苗(精神科の患者)
秋葉茂樹(香苗の同棲相手)
須賀(病院の院長)
喪われゆく君に
章立て
「1」〜「8」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京〜狭山〜水戸
登場人物
保志浩之(フリーター)
有本美季(浩之の恋人、専門学校生)
宮前幸乃(夫を突然亡くした未亡人)




直木賞 140受賞  一覧へ

いた ひと
悼む 人』(平成20年/2008年11月・文藝春秋刊)
書誌
>>初出『オール讀物』平成18年/2006年10月号〜平成20年/2008年9月号/単行本化にあたり加筆修正
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高 34 「弱点はたくさんある。楽しめる小説ではない。しかし、この(引用者注:死とは何かという)テーマを執拗に追い、それを語るにふさわしい構造を実現したことだけでも高く評価されてよいだろう。志の深さに敬意を表したい。」
五木寛之 25 「いまの時代に書かれるべくして書かれた作品、という気がした。」「人の死を数字や統計として見るのではなく、個人としての生き方を思うことが「悼む」ということだ。私たちの時代にむけて、この小説が何かを語りかけようとする試みに注目しないわけにはいかない。」「『利休にたずねよ』は作家への、そして『悼む人』は作品への評価といった感じの今回の授賞だろうか。」
平岩弓枝 54 「作者は主人公を通して現代、及び現代人と向き合い、書こうとされたように思った。当然、全体のバランスを取るのは不可能に近いし、冗漫にもなる。それを無視してこの作品をここまでにまとめ上げたのは、作者の熱と力によるもので、読者はそれに、ひき込まれたり、はじきとばされたりする。やはり、凄い小説という他はない。」
宮部みゆき 55 「『悼む人』と『利休にたずねよ』にマルをつけて(引用者注:選考会に)臨みました」「厳しいテーマに真正面から向き合い、一本気に書ききった誠意と情熱に感服いたしました。」「一読者としての私は、作者から投げかけられるテーマを真摯に受け止め、深く考えることは読書の大きな意義だと思います。が、それと同時に、作品を通して作者と共に手を打って笑い、輪になって踊りたいと思うときもあるのです。(引用者中略)天童さんには、御受賞を機会に、そういう方向にも今いちど目を向けていただけると、さらに嬉しい。」
北方謙三 15 「愚直で、不器用で、テーマ性の強い作品だった。その志というべきものは、いま小説には必要なのだ、と私は思う。」「面白さは、あるとは言えない。しかしなお、読む側の死生観に触れてきて、共振を起こしてしまう作品であったと思う。」「私は『悼む人』一本に絞った」
林真理子 25 「この人の小説との向き合い方は、作家のそれではないような気がする。丁寧で誠実な小説であるが、それが内へ内へとひたすら向かっているのだ。結果「いい小説ではあるが息苦しい」ということになる。」「いくら正しくても隙のない小説は読んでいて疲れる。私などはいちばん看取ってもらいたい人に、会うことも出来ずに死んでいく母親に同情していくことで、やっとひと息ついたのである。」
井上ひさし 29 「前半はすばらしい。しかし後半はやや落ちるかもしれない。(引用者中略)みんないい人になって、構造(ルビ:つくり)に微かなひびが入った。」「いずれにもせよ、作者は、名もなき死者を悼む人を設定して、人生と死と愛という人間の三大難問に正面から挑戦した。」「ドストエフスキーも顔負けの、この度胸のある文学的冒険に脱帽しよう。」
浅田次郎 26 「いささか苦言を呈した。たしかに苦悩なき世に苦悩する作家的姿勢は貴重だが、作家自身がここまで苦悩に呑みこまれてよいものか、という疑問である。仮にその切実感によって多くの読者の共感を得たとしても、小説本来の効能たる娯楽性をたがいに放棄してしまうのなら、ノンフィクションのほうが理に適っている。つまりあえて物語に仕立てる理由を、見出すことができなかった。」
宮城谷昌光 22 「現代の陰の事象をことごとく直視してゆく勇気をもったものである。が、多少説明的であり、近視眼的である。今あるいは現代がもっている負の要素にこだわりすぎている。」「残念ながら、この小説には夾雑物が大きすぎる。」
渡辺淳一 39 「主人公のような人物を想定し、書き上げようとした意企を評価するにやぶさかでない。しかし本作品が小説としてよく機能し、適切に表現されているかとなると疑問である。」「とくに後半。同行する女性と、その夫の亡霊との会話、さらにラスト、死と出産を対比するところなど、いかにも安易でご都合主義である。」「(引用者注:「利休をたずねよ」とともに)各々、評価する部分と不満な部分と、両方兼ね合わせる形で二作受賞に同意した、というのが正直な感想である。」
選評出典:『オール讀物』平成21年/2009年3月号
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大衆選考会 140回推薦候補 一覧へ
大衆選考会での推薦
推薦者 推薦日 推薦文
サイン君 平成21年/2009年1月1日 文藝春秋が11月末に出版した作品で、賞を取らせたいのが見え見えの作品。
死を悼む主人公の心情が書かれた作品であるが表面的な作風が、どう評価されるか?
1 平成21年/2009年1月4日 なし(同時推薦=>明川哲也池上永一伊坂幸太郎恩田陸海堂尊梶よう子北島行徳笹本稜平恒川光太郎橋本紡馳星周畠中恵火坂雅志本多孝好三田完山本幸久
mahma 平成21年/2009年1月12日 まだ、受賞されていなかったとは…。
まさか、でした。
洗練された美しい文章だったと、想います。
ぜひ!
書痴 平成21年/2009年1月14日 W受賞なら恩田陸『きのうの世界』 天童荒太『悼む人』 この二人。山本兼一『利休にたずねよ』は出版社が弱いのが残念。(同時推薦=>恩田陸山本兼一
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文量
長篇
章立て
「プロローグ」「第一章 目撃者(蒔野抗太郎―I)」「第二章 保護者(坂築巡子―I)」「第三章 随伴者(奈義倖世―I)」「第四章 偽善者(蒔野抗太郎―II)」「第五章 代弁者(坂築巡子―II)」「第六章 傍観者(奈義倖世―II)」「第七章 捜索者(蒔野抗太郎―III)」「第八章 介護者(坂築巡子―III)」「第九章 理解者(奈義倖世―III)」「エピローグ」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京〜北海道〜東北地方〜埼玉〜愛知〜滋賀〜愛媛など
登場人物
坂築静人(死人を悼みながら全国をまわる旅人)
奈義倖世(夫殺しの罪で服役後出所)
甲水朔也(倖世の夫、寺の長男)
蒔野抗太郎(週刊誌特派記者)
尾国理々子(蒔野の父親の現・愛人、スナック経営)
坂築巡子(静人の母、がん患者)
坂築鷹彦(静人の父)
坂築美汐(静人の妹)
福埜怜司(静人の従弟)




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