直木賞のすべて
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第137回

=受賞者=
松井今朝子

=候補者=
北村 薫
桜庭一樹
畠中 恵
万城目 学
三田 完
森見登美彦


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Last Update[H20]2008/1/16

松井今朝子
Matsui Kesako
生没年月日【注】 昭和28年/1953年9月28日〜
受賞年齢 53歳9ヶ月
経歴 京都府京都市生まれ。早稲田大学大学院文学研究科演劇学専攻修士課程修了。松竹に入社、歌舞伎の企画・制作に携わる。その後ぴあに移り、演劇を担当。フリーとなった後、演出家の武智鉄二に師事して歌舞伎上演台本を作成。歌舞伎研究家、脚本家として活躍する。
受賞歴 ミリアドール特別審査員賞(フランス・カンヌ)(平成8年/1996年)「デジタル歌舞伎エンサイクロペディア」
第8回時代小説大賞(平成9年/1997年)『仲蔵狂乱』
京都府あけぼの賞(平成19年/2007年)
処女作 『東洲しゃらくさし』(平成9年/1997年1月・PHP研究所刊)
サイト内リンク 付録-吉川英治文学新人賞受賞作・候補作一覧(第20回)
付録-吉川英治文学新人賞受賞作・候補作一覧(第22回)
付録-吉川英治文学新人賞受賞作・候補作一覧(第23回)
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ばくまつ
幕末あどれさん』
(平成10年/1998年9月・PHP研究所刊)
書誌
>>平成16年/2004年2月・PHP研究所/PHP文庫『幕末あどれさん』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 20回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
阿刀田高 3 「史料にあつく重厚だが、小説に化けきっていない恨みがあるようだ。」
井上ひさし      
北方謙三 3 「ベタ塗りの印象が強く、もっと焦点を絞った方がいいと思った。」
野坂昭如 4 「先人の多く手がけた時代を、あえて書こうとする意欲はかう、こういう視点はぼくにない。」
林真理子 0  
選評出典:『群像』平成11年/1999年5月号
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やっこ こまん おんな
奴の 小万と 呼ばれた 女』
(平成12年/2000年4月・講談社刊)
書誌
>>平成15年/2003年4月・講談社/講談社文庫『奴の小万と呼ばれた女』
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 22回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 11 「六篇の候補作中最も才気を感じた作品」「人物の造形も風景の描写もきちんと小説的に仕上がっており、大胆な結構も不自然ではなく、さらに資料はよく咀嚼されて薀蓄に流れるところがなかった。あえて難を言えば、前半と後半に文体の変化が見受けられる点で、これは執筆に時間をかけすぎたせいであろう。」
阿刀田高 6 「手堅く創られている。力量に不足はないのだが、読んでいて、なぜかおもしろみが込みあげてこない。」
伊集院静 5 「充分に受賞の可能性があったし、その価値があると私は思った。木村蒹葭堂の若き日など、私には楽しかった。」
北方謙三 7 「思い通りに生きた女の半生が克明に描かれている。ただそういう生き方しかできなかった女の、諦念や哀しみが行間から立ちあがらず、惜しいと思った。」「筆力は充分でありながら、受賞作となるのに半歩及ばなかった。」
高橋克彦 0  
林真理子 0  
選評出典:『群像』平成13年/2001年5月号
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いち とみ なみきひょうしろう たねとりちょう
一の 富―― 並木拍子郎 種取帳』
(平成13年/2001年5月・角川春樹事務所刊)
書誌
>>平成16年/2004年6月・角川春樹事務所/ハルキ文庫 時代小説文庫『一の富 並木拍子郎種取帳』
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収録作品
「阿吽」「出合茶屋」「烏金」「急用札の男」「一の富」
 
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他文学賞 吉川英治文学新人賞 23回候補 一覧へ
選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
浅田次郎 4 「人物と情景の描写が卓越していて、前回の候補作からは一段の飛躍を感じさせた。またしても惜敗というところである。」
阿刀田高 5 「あと一歩で受賞を逃がした。」「松井さんの江戸描写は凄い。名人上手の領域に入っている。」
伊集院静 7 「大崎氏を追う選考委員の評価」「松井氏も他の委員から推され、」
北方謙三 4 「手練れの作であり、当然ながら過不足のない出来栄えを示している。ただその分だけ、候補作としてもうひとつ迫力に欠けたように感じた。」
高橋克彦 2 「大衆文学という点では(引用者中略・注:「パイロットフィッシュ」より)上に位置する。」
林真理子 0  
選評出典:『群像』平成14年/2002年5月号
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ひどう ぎょう
非道、 行ずべからず』
(平成14年/2002年4月・マガジンハウス刊)
書誌
>>初出『鳩よ!』平成11年/1999年8月号〜平成13年/2001年12月号/単行本化にあたり加筆
>>平成17年/2005年4月・集英社/集英社文庫『非道、行ずべからず』
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
黒岩重吾 12 「芝居を知らない読者には長過ぎる。」「殺人事件を盛り込み読者を引っ張ろうとしたようだが、この描き方では読者は混乱するばかりである。」
林真理子 9 「前半はひと息に読めた。ところが後半のつまらなさはどうしたことであろう。ミステリーとしても破綻しているし、ここで登場人物たちがいっせいに精彩を失くす。」
津本陽 18 「内容にくらべ、分量が多いという難点があるので、まとまりがよくないが、決しておもしろくない小説ではない。」「ちょっと飽きかけてくると、はっと引き戻されるような、巧みな場面の描写と表現が光彩を放ってあらわれてくる。」
渡辺淳一 4 「これだけの長さと舞台装置で、この程度の推理小説では軽すぎる。」
阿刀田高 13 「力わざであり、小説の構築を充分に感じさせながら、その反面で過不足が目立った。」「多彩ではあったが、小説として、――どこをどう楽しんだらよいのかなァ――と苦渋してしまう。もう一息、と思った。」
田辺聖子 10 「入り組んで人間関係がややこしい。」「歌舞伎の絢爛のうらの暗部が鋭く描かれていて面白かったが、印象としては大鍋にごった煮の材料、という感じで勿体ない。」
宮城谷昌光 0  
五木寛之 19 「興味ぶかく読んだ」「当選作となって少しも不思議でない作品である。」「これをミステリーとして読めば、幾分の不満もあろうが、江戸時代を背景にした風俗小説として読めば抜群のおもしろさである。章のはじめに引用される文章も卓抜な批評性を感じさせて、私は今回随一の力作だったと思っている。」
北方謙三 16 「ミステリーとして評価することはできない。江戸の芝居小屋の話、役者の世界を書いたものだと解釈した。ならば、別のやり方があったと思う。」「該博な知識を駆使し、描写を塗りかためていく。そこに力はあるのだが、描写の濃淡がないので、重たいという感じも受けてしまった。」
平岩弓枝 11 「松井さんでなければ書けない作品で、各章の作り方、人物の配置など凝った趣向が楽しい。」「ミステリーとして書く以外の方法はなかったかと思う。」
井上ひさし 36 「〈狂言台本は数人の作者が分担して書くのが通例なのに、なぜ作者が一人しかいないように書かれているのか〉という謎が、やはり読者に重くのしかかってくるわけだ。ところが、それにたいして何の答も返ってこない。」「「芸術を普通の倫理で裁いてはならぬ」という主題がとても巧く展開しているだけに、狂言作者部屋の謎をすっきり説明してくれていたらと、口惜しくてならない。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年9月号
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文量
長篇
章立て
「(一)」〜「(二十五)」「(附)」
時代設定 場所設定
江戸後期[文化年間]  江戸
登場人物
三代目荻野沢之丞(中村座立女形)
荻野宇源次(沢之丞の次男)
荻野沢蔵(沢之丞の弟子)
喜多村松栄(中村座立作者)
右平次(中村座桟敷番)
忠七(小間物屋)
笹岡平左衛門(北町奉行所同心)
薗部理市郎(同心見習)




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もん
似せ 者』(平成14年/2002年8月・講談社刊)
書誌
>>平成17年/2005年8月・講談社/講談社文庫『似せ者』
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収録作品の書誌
似せ者
>>初出『小説現代』平成13年/2001年4月号
狛犬
>>初出『小説現代』平成13年/2001年10月号
鶴亀
>>初出『小説現代』平成14年/2002年2月号
心残して
>>初出『小説現代』平成14年/2002年6月号
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
井上ひさし 22 「作者の、歌舞伎についての知見の広さと、芝居という「生きもの」についての洞察の深さに感服した。」「主として心理の綾で描く手法は、多少めりはりに欠けるものの、肌理こまやかな作風の確立には役立っている。収められた四篇のうち、とくに「心残して」が佳作である。」
黒岩重吾 21 「作者が懸命になっているのは分るが、読後に感動が伝わらない。登場人物の殆どが役者のせいか、狭い範囲での作り事と感じてしまう。ラストの「心残して」は優れている。川端の妾宅に長雨の水が溢れそうになる描写は素晴らしい。」
宮城谷昌光 9 「読んだあとに感じたことは、作者の立つ位置の悪さである。「耳塵集」にあるようなことを、正面に立って、本気になって書いてくれたほうが私は愉しい。」
北方謙三 6 「作者得意の世界であるが、それゆえに素人である私には、その深さが伝わってこない、というところがあった。小説の題材の難しさを、痛感する一冊であった。」
渡辺淳一 8 「各編が同工異曲で、登場人物の世界に入りかけようとすると、作者の芝居に関する知識が生硬なまま羅列されて興醒めする。」
林真理子 5 「短篇ですっきりまとまっていると思いきや、へんなくどさが凝縮され、実に読みづらかった。」
阿刀田高 10 「楽しく読んだ。」「〈狛犬〉と〈心残して〉に感動を覚えた。とくに後者は、この作家の一つの方向を示しているのではなかろうか。――あともう少し――学識豊かなこの作家が大輪の花を咲かせる日が遠くないことを信じている。」
田辺聖子 5 「「狛犬」と「心残して」がいい。文章のくどさがかなりうすれて読みやすくなった。」
津本陽 7 「あまりに成長しているのでびっくりした。「狛犬」と「心残して」は、見過ごせない佳作である。私はこの連作に心を残した。」
平岩弓枝 80 「最後の「心残して」のような作品がもう一つでも含まれていたら、自信を持って受賞作に推したと思う。何故、「心残して」がよいのかといえば、主人公こそ芝居の三味線弾きになっているが、他にいわゆる芝居者が殆んど出て来ない故である。」「かつて私の恩師である長谷川伸先生は、小説を書く上での心得として、調べるのは百パーセント、書く時はその八十パーセントを捨ててかかるように。また、自分の得意の分野、専門的な知識を十二分に持っている世界を書く時にはその九十パーセントを捨てないと良い作品は出来ないといわれた。」
五木寛之 4 「若干の欠点はあるにせよ私はとても興味をおぼえた。」
選評出典:『オール讀物』平成15年/2003年3月号
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文量
短篇集
似せ者
章立て
「一」〜「四」
時代設定 場所設定
江戸中期[宝永・正徳]  伏見〜京
登場人物
桑名屋長五郎(旅回り役者、藤十郎と瓜二つ)
坂田藤十郎(京の舞台の名優、故人)
与市(藤十郎の使用人)
初音(藤十郎の最後の妾)
狛犬
章立て
「一」〜「四」
時代設定 場所設定
江戸中期[寛延・宝暦]  江戸
登場人物
市村助五郎(市村座を根城とする役者)
大瀧広治(助五郎と仲のいい役者)
菊弥(助五郎の幼馴染、女芸者)
鶴亀
章立て
「一」〜「五」
時代設定 場所設定
江戸後期[寛政]  大坂〜箕面
登場人物
亀八(役者上がりのお仕打)
嵐鶴助(人気役者、亀八の師匠)
お寿賀(鶴助の妻)
心残して
章立て
「一」〜「四」
時代設定 場所設定
江戸末期〜明治  江戸[東京]
登場人物
杵屋巳三次(囃子方の三味線弾き)
神尾左京(旗本の次男坊、素人の長唄唄い)
吉乃(神尾の女)




直木賞 137受賞  一覧へ

よしわらてびきぐさ
吉原手引草』(平成19年/2007年3月・幻冬舎刊)
書誌
>>初出『星星峡』平成17年/2005年5月号〜平成18年/2006年10月号/単行本化にあたり加筆・修正
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
五木寛之 41 「私はことのほか面白く読んだ。」「生の人間ドラマを敬遠して、人形芝居の物語りをつむごうとする作者の姿勢には、大人びた無常感さえ漂う。構成としては、ヒロイン葛城の最後の行動にいささかの無理があるものの、随所にちりばめられた遊里文化の情報の多彩さは、それをおぎなうに十分である。」
浅田次郎 22 「これまでの作品には、類い稀なる古典的教養が小説としてうまく機能しない憾みがあったのだが、受賞作となった「吉原手引草」はそのあたりをついに克服した傑作である。謙虚かつ冷静な自己分析の成果であろうと思う。」「作品もさることながら、私は作者の、まるで背に旗竿を立てたような姿勢の正しさに敬意を抱いて強く推した次第である。」
渡辺淳一 20 「初回の選考から高得点で、本作の受賞はほぼ確実と思われた。」「作者の、かつて直木賞候補になった二作は、専門的知識が小説に融和せず浮いていたが、この作品によって、初めて小説と合体してたしかなリアリティーを支えている。吉原の内実や江戸弁の語りなども適確で、ようやく安心して推せる大人の作品を得て安堵した。」
平岩弓枝 62 「作者の得意業が存分に発揮された異色作で歌舞伎に精通している松井さんの遊び心が横溢している。」「成功の鍵は、江戸で幕府公認の唯一の遊里である吉原を全く知らないと称する人物がそこで暮す人々の間を訊ね歩いてさまざまのことを探るという形を取っている点で、吉原についてのノウハウがごく自然に描き出されたことかと思う。」
阿刀田高 28 「歌舞伎と江戸風俗に関して松井今朝子さんの造詣の深さは私が云々するレベルをはるかに超えているが、その学識のあまり、これまでは小説が説明過多になってしまうところがないでもなかった。今回はそれが薄れたこと、(引用者中略)その結果、しなやかな小説の世界を呈示することとなった。」「これまでの弱点が消えれば、あとはもともと評価されるにふさわしい実力者である。たっぷりと楽しめた。」
北方謙三 11 「重量感のある作品であった。物語を牽引する葛城の謎が、わかってしまえば仇討だったというところに、若干の構造的な問題を感じたが、力量に疑いを抱かせるものではなく、順当な受賞であったと思う。」
宮城谷昌光 53 「その構成力に作者の肚のすえかたがまざまざとみてとれる。とはいえ、読者に有無をいわせぬ語りの連続に、私は辟易した。」「作品と読者の距離がありすぎる。ただしその距離に、作者の自尊の高さがある、と感じられるが、それが志の大きさであろうとはいいにくい。」
林真理子 18 「むせるような極彩色の世界をかもし出している。」「まさにプロの技である。直木賞はこうでなくてはならない。今回も若い小説を決して否定するつもりはないが、こうしてプロの香気あふれる作品と並べられるとどうしても見劣りしてしまう。小説を書くという技と志において歴然と差がある。」
井上ひさし 38 「『吉原手引草』のおもしろさと、そのみごとな仕上がりに勇んで票を投じた。」「読者はやがて、「遊里は一から十までウソの拵えものだが、その拵えものが、自分を拵え上げた現実に一矢むくいる」という、その現場に立ち合うことになる。ウソで世界の筋目を正すというのだから、痛快である。」「読み手を興奮させる小説の構造と小説の言葉があった、それも飛び切り上等の。」
選評出典:『オール讀物』平成19年/2007年9月号
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文量
長篇
章立て
「引手茶屋 桔梗屋内儀 お延の弁」「舞鶴屋見世番 虎吉の弁」「舞鶴屋番頭 源六の弁」「舞鶴屋抱え番頭新造 袖菊の弁」「伊丹屋繁斎の弁」「信濃屋茂兵衛の弁」「舞鶴屋遣手 お辰の弁」「仙禽楼 舞鶴屋庄右衛門の弁」「舞鶴屋床廻し 定七の弁」「幇間 桜川阿善の弁」「女芸者 大黒屋鶴次の弁」「柳橋船宿 鶴清抱え船頭 富五郎の弁」「指切り屋 お種の弁」「女衒 地蔵の伝蔵の弁」「小千谷縮問屋 西之屋甚四郎の弁」「蔵前札差 田之倉屋平十郎の弁」
時代設定 場所設定
江戸後期  江戸
登場人物
あなた・お前さん等(聞き手、葛城花魁の一件を聞き回る男)
葛城(舞鶴屋の呼出しの花魁)
田之倉屋平十郎(札差、葛城の馴染み客)
庄右衛門(仙禽楼舞鶴屋の楼主)




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  [H19]2007/7/17 第137回直木賞(平成19年/2007年上半期)決定の夜に  
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