直木賞のすべて
直木賞のすべて

第11回

=受賞者=
堤 千代
河内仙介

=候補者=
村上元三
久生十蘭
=予選候補=
大島修子
沙羅双樹
九谷桑樹

=参考候補=
南川 潤
中山徳重
木村荘十
戸伏太兵
谷川 早
沙羅双樹
野澤富美子
戸川静子
宇井無愁
笹本 寅
北町一郎

=社内候補=
堤 千代
岩下俊作

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Last Update[H21]2009/3/1

堤千代
Tsutsumi Chiyo
生没年月日【注】 大正6年/1917年9月20日〜昭和30年/1955年11月10日
受賞年齢 22歳10ヵ月
経歴 本名=福留文子、旧姓=堤。東京生まれ。
サイト内リンク 作品ダウンロード
小研究-記録(年少受賞)
子サイト
「余聞と余分」内
関連記事
2件/最新は平成21年/2009年10月18日記事(このページの下部にリンクあり)
備考 知る人ぞ知る、直木賞最年少受賞の記録保持者です。
22歳10ヵ月の記録は、いまだ破られる気配もありません。
芥川賞と比べたとき、大衆文芸を書くにふさわしい年齢の高さを、
あらためて思い知らされます。
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直木賞 10回候補  一覧へ

こゆび
小指」(『オール讀物』昭和14年/1939年12月号)
書誌
>>昭和15年/1940年10月・新潮社刊『小指』所収
>>昭和22年/1947年☆月・日本社刊『小指』所収
>>昭和23年/1948年1月・日本社/代表名作読物選『小指』所収
>>昭和48年/1973年10月・講談社刊『大衆文学大系30 短篇(下)』所収
>>昭和56年/1981年7月・集英社/集英社文庫『ロマンチックはお好き?』所収
>>『オール讀物』平成1年/1989年臨時増刊号<直木賞受賞傑作短篇35>[3月]
>>平成4年/1992年11月・文藝春秋/文春文庫『愛の迷宮 アンソロジー人間の情景3』所収
>>平成12年/2000年11月・ゆまに書房/近代女性作家精選集『小指』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
佐藤春夫 63 「相当に才能のある作者が偶よく纏ったものを書いたというのを認めるには吝でないまでも授賞が作者の将来まで見通さなければならないとすれば見合した方が適当らしい、と思われたものである。」
白井喬二 31 「人情の機微、人間味に委ねて、文学上の時局弄作の跡を、惜しいかな私は、根底に横わる欠陥と見ないでは居られ無かった。」
室生犀星 18 「たんにいやあな気持であればいいのだが、それ以上にふかく陰惨であることがらが書かれていることは文学の徳にもとるような気がした」
大佛次郎 0  
瀧井孝作 19 「手の届く限りくまくままで描いて、控え目なものがないから、読み乍ら余情のうつりが来ず、読んで頭を働かせるたのしさと云うものが全くないと思った。」
小島政二郎 148 「作者が花柳界の女性の心理を捉えて生かし切っているところに、喋っている人の呼吸まで聞えるくらい活写しているところに、僕は感服したのだ。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年10月号再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年4月号)
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文量
短篇
章立て
「一」〜「七」
時代設定 場所設定
昭和初期  東京
登場人物
私(語り手・芸妓)
染ちゃん(芸妓)
××少尉(若い傷痍軍人)




直木賞 11受賞  一覧へ

こゆび
小指」
(『オール讀物』昭和14年/1939年12月号)その他
書誌
>>書誌情報は上記(第10回候補)と同じ
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 5 「前回に於ける私の主張が通って今度改めて推薦されたことは、欣快至極である。」
白井喬二 5 「今度は僕も賛成。」「角度は狭けれど、才筆掬すべし。」
宇野浩二 41 「作品の主人公がこましゃくれているのとは違った意味で、やはりこましゃくれていると云う感があるだけでも、私は感心できないのである。」
佐佐木茂索 8 「最大傑作は「小指」である。「雛妓」の如きは凡庸に過ぎる。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年10月号再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
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直木賞 11回社内候補  一覧へ

おしゃく
雛妓」(『オール讀物』昭和15年/1940年4月号)
書誌
>>昭和15年/1940年10月・新潮社刊『小指』所収
>>平成12年/2000年11月・ゆまに書房/近代女性作家精選集『小指』所収
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選評の概要
選考委員 評価 行数 評言
小島政二郎 5 「前回に於ける私の主張が通って今度改めて推薦されたことは、欣快至極である。」
白井喬二 5 「今度は僕も賛成。」「角度は狭けれど、才筆掬すべし。」
宇野浩二 41 「作品の主人公がこましゃくれているのとは違った意味で、やはりこましゃくれていると云う感があるだけでも、私は感心できないのである。」
佐佐木茂索 8 「最大傑作は「小指」である。「雛妓」の如きは凡庸に過ぎる。」
選評出典:『オール讀物』平成14年/2002年10月号再録(初出:『文藝春秋』昭和15年/1940年9月号)
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文量
短篇
章立て
「一」〜「四」
時代設定 場所設定
[同時代]  東京
登場人物
私(語り手・芸妓)
ツウちゃん(身寄りのない雛妓)
兵隊さん(老中尉、慰問袋を介したツウちゃんの知り合い)




ブログ版 直木賞のすべて 余聞と余分
  [H21]2009/10/18 直木賞とは……受賞後に書きつづけることができないと、自嘲の対象になる。――岡田誠三『定年後』  
  [H20]2008/5/5 無法松、無法松って、もう言ってくれるな――いえ、言わせてください。 第10回・第11回候補 岩下俊作「富島松五郎伝」  
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